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LIVE REVIEW

PASSION PIT "JAPAN TOUR 2010"

2010.2.5 (fri) @ Shibuya DUO MUSIC EXCHANGE, Tokyo

新人ながら世界中を圧巻しているエレクトロ・ポップ・バンド、PASSION PIT。マサチューセッツ州を拠点にするこの5人組は一昨年発表した「SLEEPYHEAD」をきっかけに、インディ・シーン、クラブ・シーンを分け隔てなく巻き込み世界的ヒットを起こした。まさに待望の初来日といったこの日の会場はなんだかキラキラとした期待感に溢れていた。

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そんな期待感があふれる中、メンバーはなんとも飄々と登場! どのメンバーも期待通りのナードな見た目でありながらもオーディエンスはたちまち大興奮! ゆるいBPMの「I'VE GOT YOUR NUMBER」でスタート、ヴォーカル、Michael Angelakosのファルセット・ヴォイスが会場中を綺麗に抜けていくと、オーディエンスの期待感が確信に変わったかのようなハッピーな空気に包まれた。徐々に上げていくBPMに比例して高まる会場の熱気が「THE REELING」で爆発。無機質なシンセサイザーがカットアップされてビートと交じり合う様がなんとも切なく、そんな中どんどん煽っていくビートとベースライン、ハンドマイクでMichaelが立ち回ると、オーディエンスは激しくシンガロングする。ドラムにアサインしてあるシーケンスが鳴っただけなのに、まるで魔法を使ったかのような多幸感につつまれ、ブレイクでは激しく打ち鳴らす。エレクトリックとフィジカルなパートが実に完璧な配分で彼らの切ないダンス・トラックに存在しているのだ。

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音のデュレーションまでもが綺麗にそろえられ、さらに盛り上げるアレンジが施してある楽曲陣に、オーディエンスは歓喜の声を上げながら踊り続ける。そして内省的な世界を打ち破るかのような切なくもソウルフルなメロディが様々な感情を冒していく。それはまさにPASSION PITという彼らの名前を体現していると言えるだろう。

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アンコールではTHE CRANBERRIESの「DREAMS」をカヴァー。Michaelは女性ヴォーカルの楽曲というのを感じさせないぐらいに完璧に歌い上げ、エンターテイナーとして高いポッシビリティを見せつけると、最後に「こんなにシンガロングしてくれて、ありがとう。じゃあいくよ!」といった調子でヒット・ソング「SLEEPYHEAD」へ。イントロをかき消すほどのオーディエンスの歓声がキラキラとしたシンセと彼らが打ち鳴らすハンドベルの音と一緒に会場中に弾け飛んだ、それがあたかもこの楽曲の一部だったかのような一体感を会場中に与えていく。音楽オタク5人組が織りなす多面的で魔法のような音楽に誰もが酔いしれた夜だった。

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Text : Chihiro Onodera (New Audiogram)
Photo : TEPPEI

SET LIST
01. I'VE GOT YOUR NUMBER
02. MAKE LIGHT
03. BETTER THINGS
04. THE REELING
05. MOTH'S WINGS
06. SWIMMING IN THE FLOOD
07. TO KINGDOM COME
08. LET YOUR LOVE GROW TALL
09. FOLDS IN YOUR HANDS
10. SMILE UPON ME
11. LITTLE SECRETS
-ENCORE-
12. EYES AS CANDLES
13. DREAMS
14. SLEEPYHEAD




LIVE REVIEW : PASSION PIT "JAPAN TOUR 2010"



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