2010.2.19 (fri) @ Akasaka BLITZ, Tokyo
ストリングスを全面的に導入しての突き抜けたナンバーをめいっぱい聴かせてくれた3rdアルバム『Days Lead』は、Riddim Saunterの音楽性を大きく広げた作品だ。その世界観をライヴでも再現すべく、ストリングス勢を連れてのRiddim Saunter Orchestraとして全国ツアーを敢行。そのツアー・ファイナルが赤坂BLITZで行われた。


フォーマルな衣装のストリングス勢が調弦し、バンドの管楽器担当HOMMAがタクトを手にして指揮をする優雅なイントロダクションから、ステージ上の演奏者が一丸となってキラー・チューン「Sweet & Still」をプレイ! 疾走感あふれるバンド・サウンドと弦の音色が溶け合っての絶妙ハーモニーに、超満員の会場のテンションは一気にヒートアップ。この日は、パーカッションでCUBISMO GRAFICOこと松田 "CHABE" 岳二も加わり、音の躍動感がさらに増していた。「Oh Baby, Why?」での、CHABEの叩くスティールパンの音色もかなり心地いい。


「Out You Go」からは素の5人編成となり、勢い全開の楽曲で飛ばしていくとフロアはあっという間にモッシュ大会。そして、ドラムのTAICHIの弟もメンバーのホーン隊が加わり、「Color Of Daytime」などで温かく爽快な空間を作る。さらにはサンバ・ニューウェイヴ・エレクトロのような「Bad Is...」、CHABEが加わってのアコースティック・タイムなど、彼らは様々なサウンド・ワールドを披露。ヴォーカルのKEISHIは動きっぱなしで歌い続け、TAICHIもスタンディングドラム状態からシンセベースに移動したりと、飽きさせないステージングはおみごと。


さて、ライヴの後半は再びストリングス勢が加わり、『Days Lead』の明るく楽しく激しいサウンドを聴かせていく。改めて、バンドの勢いと生の弦の柔らかさの調和が、メロディ・ラインをグッと引き立たせてるなというのがよく分かる。ムーディでドリーミーな「Waltz Of The Twins」のあと、KEISHIがフロアのど真ん中に立ち、会場が一体となっての「What Comes After The Parade」で本編は感動的に終了。アンコールは、メンバーがビールをイッキしてからの「MUSIC BY.」で締めの大暴れ!

クラシカルなムード、ネオアコ的な爽快感を、ライヴを重ねて完全に昇華し自分たちの強力な武器にしてしまったRiddim Saunterは、かなり強靭なバンドとなっていた。変に上品にならず荒々しさもたっぷりな感じもかなりいい。彼らの成長ぶりを存分に味わえる痛快なライヴだったのは間違いなし。この勢いで、さらなるネクスト・ステージへと突っ走っていくに違いない、なんていい予感も伝わってくる最高のライヴだった。

Text : Keisuke Tsuchiya
Photo : Tetsuya Yamakawa
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