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LIVE REVIEW

point presents enjoy?

2009.5.2 (sun) @ Ebisu THE GARDEN HALL, Tokyo

ACTs : SOIL&"PIMP"SESSIONS / MEG / JUNKIE XL / サカナクション / the band apart
DJs : Gildas & Masaya (Kitsune) / BENI (Kitsune / Bang Gang djs) / 80kidz / DJ KYOKO

ゴールデンウィークの真っ只中、LOWRYS FARMやGLOBAL WORKなど、さまざまなファッション・ブランドをプロデュースする"point"が主催する音楽イベント"point presents enjoy?"が開催された。
そのラインナップは、プログレッシヴ・シーンの第一人者のJUNKIE XL、ミュージック・レーベルとして、ファッション・ブランドとして、アート集団として世界中から注目を浴びるKitsuneからGildas & Masayaといった海外勢をはじめ、"デス・ジャズ"バンド・SOIL&"PIMP"SESSIONS、ダンス・ロック・シーンの新鋭・サカナクションなどなど、豪華かつボーダーレスな顔ぶれたちだ。

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DJ KYOKO

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the band apart

DJ KYOKOがフロアをあたためた後、まず登場したのは、先日全国ツアーを終了させたばかりのthe band apart。それまでのDJタイムから一転、彼らが現れるとフロアは一気にロック・モードにチェンジして、最新アルバム『Adze of Penguin』から初夏らしいセットリストを披露。観客の女の子たちが「気持ちいいね」と話していたように、なんともいえず爽快でグルーヴあふれる演奏を展開しながらも、本人たちはじつに淡々と演奏している(ように見える)。そのギャップがまた彼ららしいのかもしれないけれど、流麗なメロディと繊細なフレーズ、その構成の巧みさを満喫したステージだった。

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サカナクション

続いてはサカナクションが登場。和モノなメロディをダンス・ミュージックのリズムに乗せ、時に分厚いコーラスを聴かせる彼らのサウンドは、この日のクロスオーヴァーなイベントにぴったりだ。ライヴが進むにつれ、サカナクションの音楽を個性的なものにしている、叙情的な歌詞ときらびやかなシンセといった、まったく趣の違う要素が重なり合ってフロアを埋めていく。そんな中、曲ごとにオーディエンスを煽るヴォーカル&ギター・山口のパフォーマンスも(意外にも?)とてもフィジカルで、新たな一面に感じられた。

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80kidz

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JUNKIE XL

80kidzによるDJの後、さらに大きな歓声があがったのがJUNKIE XL。日本でもリミキサー、CM音楽やゲーム音楽クリエイターなど幅広い分野で知られるクラブ・ミュージック界のビッグ・ネームの登場だけに、オーディエンスたちはこぞってフロアの最前に押し寄せていく。ライヴではそんなフロアを煽りつつ、昨年5月にリリースされた最新作『BOOMING BACK AT YOU』同様、ロックかつエレクトロな、"今"を感じさせるライヴを展開していく。近作には必ず収録されているヴォーカル入りのトラックが、会場のテンションを最高潮に上げてライヴを終え、DJ BENIにバトンを渡した。

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DJ BENI

ここまで、かなり男くさかったステージは、デザイナー兼モデルとしても活躍するMEGの登場でようやくファッション・ブランドのイヴェントらしい雰囲気に(笑)。これまでクラブ・シーンを代表するクリエイターたちとコラボを繰り広げてきた彼女のステージは、重低音の効いた電子音とヴォコーダーを多用したフロア・チューンの応酬。途中からは、かわいい猫の着ぐるみが登場し、ステージ&フロアはダンス・タイムに突入! それまでのシンプルかつストイックなムードだったイベントは、ショウアップされたムードに彩られ、観客にとってもかなり新鮮だったはずだ。フロアとのやりとりで進むMCも楽しかった。

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Gildas & Masaya

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SOIL&"PIMP"SESSIONS

DJのメインアクトと言っていいGildas & Masayaに続いて、最後に登場するのは、今年に入ってすでにインドネシアとシンガポールで行われたジャズ・イヴェントへの出演をはじめ、7月からヨーロッパ・ツアー、国内でも東名阪ツアーやフジロック、RSRへの出演も決定するなど話題に事欠かないSOIL&"PIMP"SESSIONS。社長による、このイヴェントを総括するかのような「ボーダレスなこの空間」というひと言で幕を開けたステージは、迫力と刺激にあふれ、同時に品格すら感じさせるスタイリッシュさもある。暴力的なまでの爆音の向こうに感じられるキャッチーさも含めて、彼らの魅力を50分に濃縮したようなパフォーマンスは、フロアに残った観客を心の底から踊らせ、歓喜させるに十分。楽曲や演奏はもちろん、SOIL&"PIMP"SESSIONSというバンド自身の持つ懐の深さまでも感じられるライヴで、じつにトリにふさわしかったと思う。

Text : Ayumi Tsuchizawa
Photo : Ryo Nakajima (SyncThings)




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