2011.11.17 (thu) @ LIQUIDROOM Ebisu, Tokyo
ACTs : ATARI TEENAGE RIOT / 9mm Parabellum Bullet
終わって1週間以上が経つ今も、思い出すたび笑いが止まらない。まったくもって痛快そのもの。これを嫌いだなんて言う奴とは友だちになれそうもないな! などと中2的な感想がわき上がってくる。そう、ロック・ファンの中2マインドを刺激しまくりというか、見るものすべてをロック初心者の中坊に引き戻すというか。ああ、オレってこういうのが好きでロックを聴きはじめたんだよなあ、とか、かっこつけていろいろ賢くみえそうな音楽を聴くようになったけど、本来オレが好きなのはこういうのだよなあ、とか、そんなことを考えながら、立錐の余地もないフロアで、アホみたいに暴れまくっていたのだった。
オープニング・アクトは9mm Parabellum Bullet。ATARI TEENAGE RIOTのべスト盤を監修するほどアタリ好きで、韓国のフェスで顔を合わせたときは、いずれ対バンしようと意気投合したというが、そうはいっても完全アウェーな場。しかし9ミリは媚びることなく、しかし対バン相手にも客席にも十分な敬意を払いながら、堂々と自分たちの音楽を、極度にメロディアスな楽曲と比類なく激しく速い演奏を融合した9ミリらしい曲を真正面から投げ込んでくる。その清々しい直球勝負に、若々しくふてぶてしい自信のほどに、嬉しくなってしまう。




そして21時を過ぎたあたりで場内が暗転。怒号のような歓声があがり、ATARI TEENAGE RIOTの3人が登場すると、場内の空気は一気に沸点に達した。発狂したようなブレイクビーツとラウドなデジタル・ノイズが間断なくたたき付けられ、絶叫と怒号のアジテーションが突き刺さり、ダイブとモシュに沸き返るフロアは、蜂の巣をつついたような大騒ぎだ。「ANTI原発RIOT」、「原発反対! 責任トレ!」といったプラカードや応援団のような旗が振りかざされ、まるで革命前夜のような騒然とした空気。何がが起こる、いや起こすべきだ、今の世の中が気に入らないなら、手前たち自身が立ち上がり、拳を振るって闘ってみろ、と彼らはアジリまくる。言葉ではなく音で、ふるまいで。すさまじい爆音と熱気が渦巻く会場は、1曲ごとにヴォルテージがあがっていく。地獄のようなバースト・ノイズと、暴れるしかないデジタル・ハードコア・サウンドと。どっちつかずの曖昧な曲はひとつもない。最後までそのテンションは落ちなかった。





すべての高校生バンドは、学園祭でアタリをやるべきだ。物わかりのいい良い子ばかりやってるんじゃねえぞ。Alec Empire先生は、そんなふうに客席を挑発していたのである。あー楽しかった。
Text : Dai Onojima
Photo : TEPPEI
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