Q : | あなたとスキャフル・キングの音楽(もしくはメンバー)との最初の出会いを教えてください。 |
A : | 初めて見たのは1994年で場所は確か下北沢251だったはず。オリジナル・スキャフル・キングですね。トイレの前で超一方的に「最高でした」とキッズのり全開で伝えた覚えがあります。 |
Q : | そのときの印象はどんなものでしたか? |
A : | 「ここ日本にFISHBONEがいた!」ですね。これは自分にとってOPERATION IVYを初めて聴いた時の第一声「スペシャルズより速い!」と同様に赤面モノでありながらも、凄いモノに初めて触れた時のリアルな心の叫びなのであります。 |
Q : | 彼らのアルバム、もしくは曲で一番思い出深いものがあれば教えてください。また、その理由もお願いします。 |
A : | アルバム、または曲タイトル:『COSTELLO』 その理由:初めてライブで聴いた時、「え?こんなメロディーやこんなコード進行の曲もやるの!いや、やっていいんですね!わかりました、オレもやります!」というような気持ちを、ものすごい高揚感とともに与えてくれたからです。 |
Q : | 同じく、一番好きなアルバム、または曲を教えてください。その理由もお願いします。 |
A : | アルバム、または曲タイトル:『SCAFULLKING』 その理由:彼らの歩んだ豊かな音楽的変遷が顕著に現れており、同じ時代に音楽をやっていた者として非常に興味深く、感慨深く、またそのオリジナリティ溢れる音に改めて衝撃を受けることができたからです。「こんなバンド、余所にはいてまへんで!」と大声で叫びたいものです。 |
Q : | 今回カヴァーされた曲に関して伺います。この曲を選ばれた理由は?また、その曲の魅力を教えてください。 |
A : | 彼らと同様にVA『SKAViLL JAPAN』に参加していた者としては『LUNCH IN THE JAIL』以外は考えられなかったのです。一緒のバスに乗って生駒山を目指した者としては! ちなみにこの楽曲の魅力は'80年代中盤~'90年代中盤にかけてのSKAの魅力、つまり「向こう見ずなファスト感」、「容赦ないテンポチェンジ」、「どキャッチーなホーンフレーズ」、「何はともあれハイテンションなVo」等が余すところなくガッツリ入っているということ。そしてそれをスキャフル・キングが演奏しているというところにつきると思ってます。 |
Q : | カヴァーされるにあたって、気をつけたこと、心がけたことなどありましたら教えてください。 |
A : | 我々、カヴァーに関しては原曲に対してどこまで自分たちのスタイルで肉薄できるのか?そしてその曲に対して新たなる魅力を生み出すためならば、大胆なアイデアも容赦なく導入していくという姿勢でした。が、この場合、原曲がシンプルなほうが効果的なわけです。で、今回どうだったのか?って話になるんですが、皆さんご承知のとおり、スキャフル・キングの魅力!といえばシンプルの正反対、「激トリッキーなアレンヂ」ですよね。ここに異常な興奮を憶えたわけです。ならば!ということで構成ほぼ原曲ママ。むしろリスペクトを込めて、テンション、ソウル、ガッツ、スピード感猛烈アップの中学生向けなアレンジで正面衝突してみました。メチャンコオモロカッタデス。 |
Q : | 今回、トリビュート盤に参加しようと思われたきっかけなどありましたら教えてください。 |
A : | やらなければ、一生後悔すると思ったからです。 |
Q : | 昨年の活動再開を、どんなふうに受け止められましたか? |
A : | もちろんビックリしましたが、素直に嬉しかったですね。酒が超すすみました。 |
Q : | スキャフル・キングの音楽(もしくはメンバー)は、あなたにとってどんな存在ですか? |
A : | 音楽はとってもユニーク!そしてアイデアの宝庫!!メムバーは1コ上の先輩を中心に、スゴい曲を書くミュージシャンであり、あっという間でしたが同時代を生きたバンドマンであり(一緒に長楽も泊まったし)、飲んでる姿もオモシロく、最近では共に戦う同志みたいな気持ちも芽生えつつあります。とても貴重な存在です。YSIGを始めて数年して久しぶりに会った時、メチャンコ嬉しかったもんな! |
Q : | 最後に、スキャフル・キングのメンバーに、ひと言メッセージをお願いします。 |
A : | オルガンを入れたかったら、いつでも言ってください。という生々しいメッセージを送りつつ、本当にすばらしい時間をありがとうございます。まだまだ遊びましょう!で締めさせてください。 |