YOUR SONG IS GOOD『B.A.N.D.』 Special Talk Session
with TGMX from FRONTIER BACKYARD
今回のリリース・タイミングでは唯一となるメンバー全員によるアルバム座談会!! しかも、聞き手にはYSIGの前身バンドの頃から、メンバーをよく知るFRONTIER BACKYARDのTGMXを迎え、彼にしか聞けない質問をメンバーにぶつけてもらった。前編・後編、2回にわたってお届け!!
 
ニュー・アルバムが完成しましたが、各自、率直な感想は?
完成してから通して聴いて、やっとウチららしいアルバムになったんじゃないかな、と。
今やりたいことと、今のバンドの状況や雰囲気をそのまま入れられたアルバムになりました。
まず、できあがって良かったね。毎回、どうなるのかがわからないから。できた〜! っていうのが、一番最初の感想。曲順が収まるように収まったというのが、良かったね。バチっとキマって、最後にアルバムの全体像がようやく見えた。毎回なんだけど、そのドキドキ感を味わえたのがおもしろくて、また次も作りたいなという気持ちになる瞬間なんだよね。
まあ、リーダーのおっしゃる通りで(笑)。今回、本当にこれまでで一番アルバムのイメージが見えてこなかった。1曲1曲できた曲に対して、自分のやりたいことを前面に出して、それをぶつけて…。
俺と一緒のこと言ってない?
言ってないじゃん(笑)。 やりたいことをやらしてもった結果が、このアルバム『B.A.N.D.』にみごとになった。まあ、ホッとしています。
できて良かったな。
それだけ?(笑)!
それと、やって楽しかった。その結果、できてホッとした。
箇条書き…(笑)。
やってる最中もワクワクできたんで、それが良かったです、ハイ。
そうですね、みんなが言ったのと同じ感じなんですけど、まずはホッとしましたね。あとは、この新作の曲をこれまでのライヴ・レパートリーの中に入れてやってみたら、どんな風になるのかなというのが、すごく楽しみですね。
 
まず、(YSIGに)入れてほしいなって、思ったもん。最初、聴いてさ。どの曲も良かったんだけど、このアルバムの後に『THE ACTION』を聴いてみたら、意外に違うものになっていることに気が付いたんだよね。『THE ACTION』って、思ったより激しかったんだなって。戻っているような、今作はまた違った方向に行っているような感じがしていて、例えばオルガンじゃなくてシンセの音が増えたなとか。ところでなんで、アナログっぽい録り方をしたの?
『THE ACTION』とかはきっかけの曲があって、そこからヒントを得て、例えば「MOVE OR DIE」ができて、こっち方向でやるのはおもしろいなと感じて答えが出たりしたんですよ。パンク的なフォーマットを導入するのは新しいんじゃないかなって、自分たち的にね。そこに向かって、みんなでワッ〜って走り出した。それまではルーツ・ミュージックの枠組みが比較的あるほうだったけど、『THE ACTION』以降はそういうのもなくなって、何でもアリになったんですよね。とは言え、実はその何でもアリって、実は難しくて。
そうそう、自由なほどね。
まさに。行動すれば答えは出るんだろうけど、その行動前がすごく「北斗の拳」の199X年の雰囲気ってわかってもらえるかな〜、あの荒れ果てた土地で何をやってもおかまいなしという状況で。難しいんですよね、これが。さあ、どうしたもんかと考えていたときに、ハットリくんが「アナログで録らない?」って言ってくれたんですよね。ハットリくんの意図はバンドの雰囲気を出すには、そっちの方がいいんじゃないのということだったんですけど、実は『THE ACTION』以降メンバーそれぞれがやりたいことが噴出しちゃったんですよね。で、まとめ役としてプロデューサーを立てようという意見もあったけど、それはどうかな? とか、おもしろいとか、色んな意見が出て、逆にそこで意見がまとまらなくなってきて。そういったなかで、それぞれ勝手に向いちゃった方向をダーッとひとつの雰囲気にまとめてくれるのが、そのアナログ・レコーディングなんじゃないかと思ったわけなんです。だから、アナログ・テープはプロデューサーのような立ち位置でしたね、今回は。
なるほど、アナログ・テープさんが良しとすればOKと。
そう、色んな曲がそのムードで録れていけばいいんじゃないかなと気づいたわけなんです。
ハットリくんはまた何でアナログで録ろうと思ったの?
バンドっぽい感じを生かせたらなと思って。
 
それでタイトルもそうなった? Bが何か意味するとか、何かの略だったりするの?
最終的にそうなったんですよ。バンドっていうのは色んな要素から成り立っているということで、ピリオドで区切ってみました。何でもいいんですけど、何を当てはめても。あいうえお作文みたいに。
では、Bはなんだろう。B-BOY(笑)?
B-BOY・・・、B-BOYでいいです(笑)。
(笑)。じゃあ、Aは何?
A-BOY(笑)。
まさか、その先のNは…。
いや、Nはいるのかな〜、Nは?(笑)。
Dを先に言ってみて(笑)。
Dは、ダ〜タカですよ(一同爆笑)。
Nはロックンロールの'N'? B-BOY、A-BOY、'N'に…。
ダ〜タカ(笑)。
もうなんでもいいです(笑)。
好きに当てはめてほしいです。
やっちゃえばいいんじゃない、Twitterとかで。
『B.A.N.D.』あいうえお作文大会。実に昨今のTwitter向きなネタですね〜。
脱線しちゃうけど、YOUR SONG IS GOODでTwitterのIDは取れなかったって聞いたんだけど。
それはTwitterをさり気なく始めていたときに、ガミさん(TGMX)とかがやっていて。ちょっとこれはついていってみようかな今回は、って気分になって、つぶやき始めたら、これはすごいおもしろいことだと気付いたんですよね。で、バンドでちゃんとやったほうがいいなと思って、個人だけでやってる場合じゃないと思って、名前を取りに行ったら、YOUR SONG IS GOODもYSIGもすでに使われていて。YOUR SONG IS GOODに至っては半年以上も前から「パソコンしてます」って1回つぶやいたきり、まったく更新されてない人だったんですよ。YSIGの人は3つくらい。それでライヴのMCで「もし、その人の友達がここにいたら、本人に言っておいてくださーい」と言っていたら、なんと御本人につながりまして。さらに良かったら譲りますよと申し出てくれて、しかもタダで(笑)。いや〜そのときはありがとうございました。
 
で、またスタジオの話に戻るけど、1stアルバムをレコーディングしたところを使ったのは原点回帰とかだったりするの?
原点回帰ではないんだよね。
うん、そう。バンド感を出すというテーマが一つできて、で、その時にエンジニアはどうしようという話になりまして。これは最近の自分達のことを一番わかっている人にやってもらうのがいいなということで、ライヴのPAをやっている柳田くんにお願いしたんですよ。僕らがステージでウワっ〜ってやってる姿をわかっている人だから。彼はその1stを録音したスタジオ、GOK SOUND出身なので、そこでアナログでレコーディングするのが最適だろうと思って決めたんです。これまで色んなスタジオを使ってきて経験を積んでいるから、1stの頃よりやりこめるんじゃないかなとも考えてしたね。受け身じゃなくて、攻め込むような気分でやりましたよね。
じゃあ、ライヴも楽しみだね。レコーディングにも立ちあっていたんだから。
うん、どこのフレーズが重要だとか、わかってもらってますからね。僕らはライヴからやりたいことが生まれてくることも多いんで、そのことも理解していてくれているから、彼以外には考えられなかったですね。
みんなで顔を見てやれるスタジオだからね、そこも良かった。
ちなみに、一発録りだったりするの?
基本的に。ギターも二人同時にとか。
そう、だからかぶっているところもありますね。
え〜、そうなんだ。演奏ほんとうまいね!
やっぱりこのかぶりってのがおもしろくて、間違いなく音が太くなるというかね。
たまんないよね、せーので録るドキドキ感は。直すのがもったいないくらい。弾き直してもノリが出ないんですよね。
 
俺もそうだけど、みんな元々そうやって録ってたのにね。でっかいブースに全部楽器を入れてやったの?
曲によって色々で、たとえばこの曲はモーリスのギターはかぶってない方がおもしろいなという時はモーリスだけブースに入ったりとか。この曲のオルガンはライヴがいいなと思ったときはレズリーで同じ部屋で一緒に鳴らしたり、実はラインのほうがいいなとか、用途にあわせてですね。その場プリプロとかを、けっこうやるんですよ。そこに時間をかけて、テイクは重ねない。だいたい3テイクくらいかな。
え〜、3テイクは驚きだね。また脱線かもだけど、トランペットが入っている曲ってない?
ああ、「OUR LIFE」ですね。
ハットリくんが吹いてるの?
いや、これね、シンセホーンなんですよ、これはあえてなんですよ。シンセホーンとちゃんとしたホーンの合わさった、なんだかしょうもない感じを入れちゃおうかって話で。
なんで誘ってくれなかったんだろうって思ったよ(笑)。これだったら、俺にも入れられたかもしれないなぁ!
(爆笑)
 … 2nd Sessionにつづく …
 
YOUR SONG IS GOOD『B.A.N.D.』 Special Talk Session with TGMX from FRONTIER BACKYARD