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2003年にデビューした4人の男たちはブルーズに恋焦がれ、その想いを音に託していた。レトロなフィーリングをまとっていたのと同時にみずみずしさも振りまいていた彼らのサウンドは瞬く間にイギリス全土で話題となり、ここ日本でも熱いに支持を持って迎えられたが2006年に突如解散。しかし、彼らの音楽にかける気持ちは燃え尽きることなく、ここに2枚目となるアルバムが完成した。解散から再結成、そしてアルバムへと至った経緯と彼らのあくなき音楽の情熱をフロントマンであるMartin Trimbleが語ってくれた。

Interview & Text : Nami Sezawa

SHAKE/SHIVER/MOAN / 22-20's
YRCG-90039 2,300yen (tax in)
2010.5.19 on sale
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  1. HEART ON A STRING
  2. BITTER PILLS
  3. TALK TO ME
  4. OCEAN
  5. LATEST HEARTBREAK
  6. SHAKE, SHIVER AND MOAN
  7. 4TH FLOOR
  8. 96 TO 4
  9. LET IT GO
  10. MORNING TRAIN
  11. LATEST HEARTBREAK (LIVE) (日本盤ボーナス・トラック)
  12. HEART ON A STRING (LIVE) (日本盤ボーナス・トラック)
  13. OCEAN (LIVE) (日本盤ボーナス・トラック)
  14. SHAKE, SHIVER AND MOAN (LIVE) (日本盤ボーナス・トラック)
22-20's :
LIVE SCHEDULE
FUJI ROCK FESTIVAL '10
DATE : 2010.7.30 (fri) 31 (sat) 8.1 (sun)
PLACE : Naeba Ski Resort, Yuzawa-machi, Niigata, JAPAN
INFO : FUJI ROCK FESTIVAL OFFICIAL WEBSITE
INFO : http://www.fujirockfestival.com/
「LATEST HEARTBREAK - LIVE STUDIO VERSION」
Music Video
<22-20's インタヴュー>
――2006年1月、休止ではなく解散を選んだ時のあなたたちは、見るからに疲れ果てていました。
Martin Trimble :
あの頃はとにかく、ツアーのしすぎだったと思う。組み合わせの変なツアーもあった。もちろん、それは自分たちにも責任がある。だけど、THE BLACK CROWESとのツアーが俺たちの終わりの始まりだったな。
――というと?
Martin :
俺は、俺たちの観客層が40〜50代のギター・ファンだとは思っていない。失礼な意味で言っているつもりはないんだよ。でも、結果的にはそういう観客の前で演奏をする羽目になった。若い観客の前でのステージじゃなかった。そもそもツアーが多すぎたんだよ。2年間の大半をツアーに費やし、スタジオやリハーサル室での時間が少なすぎた。そうなってくると、"何でこんなことをしているんだ?"ってなる。俺たちは何も、アメリカで大々的に成功したかったわけじゃない。だから、だんだんつまらなくなってくる。毎晩同じ曲を演奏するのが退屈になって、結局、そこからすべてが崩れていった。実際に解散する1年も前からその予兆はあったよ。もちろん、解散してもメンバー同士の仲たがいはなかったんだよ。だけど俺たちはすべてに追い詰められていた。本当は楽しんでいなきゃ意味がないのに。バンドをやってツアーで回ることこそが喜びじゃなきゃいけないのにさ。それが、今ならわかるよ。楽しんでやるというのは重要だ。楽しんでいないってことはどこかの歯車が狂いだした証拠だ。
――そして2008年9月に、かつて所属していたHeavenly Recordsの記念イヴェントでライヴでの再結成を果たしました。その半年前からこのアルバムを作り始めていたそうですが、自分たちが新たに向かっている方向は間違っていない、と思えたきっかけになる曲といえばどれになりますか?
Martin :
「4TH FLOOR」のCREEDENCE CLEARWATER REVIVALっぽいギターのスウィングが気に入っていたし、良質な曲が次々とできてきたけど、果たしてアルバムの特徴的なサウンドが捉えられているのかって疑問に思った時期があったんだ。だけど「SHAKE, SHIVER AND MOAN」を作り始めて、"これだ!"と思えた。歌詞はすでに出来上がっていたけど曲はまだ何もなかったところから、ギターのDanと2人でリフを弾き合い、ユニゾンでコードを演奏していたら、できちゃったんだ。曲が完全に出来上がるまで、プロデューサーのIan Davenportは部屋から出してくれなかった。ライヴ感が重要だ、と言ってね。
――(笑)。「SHAKE, SHIVER AND MOAN」は軽やかにスタートするのに、展開が進むにつれて胸にズシッとくる曲ですね。
Martin :
あの曲はメチャクチャだよね(笑)。テンポがやたらめったら変わるけど、どこかチャーミングでリアルな曲だ。基本的にはライヴ一発録りで、あまり編集はしなかった。レコーディングが終わり、演奏を聴きなおしたときに、"これだ。この曲は本当に価値がある"と全員で思ったよ。良質な曲は揃っていたし、「TALK TO ME」のようなエネルギッシュな曲もあった。だけど録り終わった「SHAKE, SHIVER AND MOAN」を聴いて、これこそオレたちが進むべき道だと確信できた。この曲がアルバムのターニング・ポイントになったよ。
――「4TH FLOOR」や「96 TO 4」など、これまでになく柔らかなメロディやソフトな側面を持っている曲は、レコーディングの際に演奏などで気をつける部分もやはり、前とは違いますか?
Martin :
それは、特にないかな。前作にもどちらかと言えばソフトな曲もあったよ。目立ってよい曲って訳じゃないけど例えば「BABY BRINGS BAD NEWS」とかさ。ソフトな曲はあえてアプローチを変えているかは……わからないなぁ。ライヴで演奏するときはそもそも(アルバムとは)弾き方を変えているし。
――一方で、「HEART ON A STRING」のようなブルーズは、以前よりもさらに精神的な深みを帯びた音色で響いてきます。ブルーズというサウンドそのものに対する意識も、やはりあなたは休止期間中により深めていたのではないですか? 今なら改めてわかるブルーズの良さ、といえば?
Martin :
以前からMuddy Watersみたいなスウィングのあるブルーズが好きで、ここ半年間はHowlin' Wolfにはまっていたんだ。「Smoke Stack Lightening」、「Spoonful」や「Goin' Down Slow」などを聴いていると、いかに曲構成がしっかりしているかに気付く。素晴らしい曲だし、ユニークで、ありきたりの12小節のフォーマットに頼っていない。そして、曲にはスピリッツが込められている。だから……ブルーズに対して自分の理解が変わったとは特に思えないかな。昔からCharley Patton、Robert Johnson、Skip James的なブルーズを好んできた。つまりヴォーカル重視で、ギターはヴォーカルの伴奏っていうね。それは俺がかねてから描いてきた、自分たちのブルーズ像でもある。
――なるほど。
Martin :
たとえばTHE WHITE STRIPESは大好きだし、彼らのブルーズはおもしろいし、独創的だ。だけど、彼らがきっかけとなった第二次ブルーズ旋風から生まれたその後のバンドは、クラシック・ロック寄りで、THE STOOGESというよりはAC/DCに近かった。俺にとってのブルーズはそれなんかよりももっと深く、ダークな音楽なんだよ。なんて説明したらわからないけれど……もっと価値のあるものだと、思ってる。
――今や再結成を果たし、新作を完成させ、この夏にはフジ・ロックにも来ます。今、幸せですか? もしそうならば、その幸福感はデビューが決まった時のそれとどういう違いがありますか?
Martin :
18、19歳の時にレーベル契約を初めて結んだら、それはもう有頂天になるさ。でも今は、また違う。最初は気付かなかったけど、実は当時のオレたちには相当なプレッシャーがかけられていたんだよね。イギリスではプレスが騒ぎ立てたし。ただ、数か月経つと騒ぎ立てられることにも次第に新鮮味を失い、窮屈に感じるようになった。そういう意味でも、今回は状況が以前と正反対だ。今では大物バンド以外はレコード契約どころかバンドとして存続すること自体が大変な時代だろ? 多くのバンド同様に、金がなくて厳しい状態でも、成功させたいならやることはしっかりやってツアーもしなきゃいけない。だけどオレたちは実は、こういう逆境に強いんだ。以前のようなプレッシャーはなくなったし、俺たちの今後はプレスうんぬんではなく、自分たち自身の手に全てがかかっているからね。そう、だからデビュー当時よりも今のほうが、ずっと心地いい状況だよ。
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