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Predawnは23歳のシンガー・ソングライター、清水美和子のソロ・ユニット。2008年より活動を始め、昨年は自主制作盤『10 minutes with Predawn』をライヴ会場と手売りのみで1000枚以上売り上げ、フジロックやap bank fesにも出演。その清楚でアンニュイな歌声にハマる人が続出している。そんな彼女が6月2日にリリースする『手のなかの鳥』は、作詞作曲からアレンジ、演奏までをひとりでこなした7曲入りのミニ・アルバム。手作り感と遊び心にあふれたサウンドから、内気であまのじゃく、そして心に小さなトゲを持った女の子像が浮かび上がる。

Interview & Text : Reiko Tsuzura
手のなかの鳥 / Predawn
RDCA-1015 1,600yen (tax in)
2010.6.2 on sale
Predawn - 手のなかの鳥 icon icon
  1. Lullaby from Street Lights
  2. What does it mean?
  3. Suddenly
  4. Custard Pie
  5. Little Green
  6. Apple Tree
  7. Insomniac
<Predawn インタヴュー>
――音楽との出会いはいつ頃ですか?
Predawn :
ほんとに小さな子供の頃ですね。歳の離れた兄と姉がいて、家にあるリコーダーを触ってみたりとか(笑)。3、4歳の頃には近くのピアノ教室に通い始めました。
――練習、好きでした?
Predawn :
うん、好きだったと思います。ちょっと英才教育チックなコースで、6歳になった頃、先生にいきなり"曲を作ってきて"って宿題を出されたんです。そのとき、作曲なんてできるのかなと不安になると同時に、"ああそっか、曲って人が創るものなんだな"って感動して。
――6歳で作曲かあ……。初めて曲を作った感覚って覚えてますか?
Predawn :
なんとなく、自分で作ったという喜びがありましたね。それから思いついたときにメロディや言葉を書き留めるようになって。ずっとピアノで作ってたけど、中学生になってからいろんな楽器を始めて、ギターで作曲するようにもなりました。
――ギターを始めたきっかけは?
Predawn :
姉と兄がギターを買って、ひとしきり弾いて、飽きて(笑)、家に置いてあったんです。それを内緒でいじるようになったのがギターとの出会い。ちょうどそのころ、ピアノを弾くことに窮屈さを感じてたんですよね。お兄ちゃんの話を聞くに、ギターはすごく自由な楽器だなと思って。軽くて、すぐ持って行けるし。
――確かにピアノは持ち運べないですからね。
Predawn :
ピアノも機会があれば、ちょいちょい弾きたかったんですけど、いざ弾くとなるとたいへんじゃないですか。重い蓋を開けなきゃいけないし(笑)、音を出すとなれば周りにも気をつかわなきゃいけないし。ギターはちょっと空いた時間にパッと取って弾けるのがよかった。
――それが作曲のはずみにもなりました?
Predawn :
今考えると、そうかもしれないですね。高校の部活でギターを弾いてて、そしたらどんどんいろんなフレーズを思いつくようになって。弾き方もいろいろ試しました。
――そのころ、よく聴いたり、弾いたりした曲は?
Predawn :
お姉ちゃんが聴いてたLisa LoebやTHE CARDIGANSの曲をよく歌ってましたね。それからJesse HarrisやRADIOHEAD、SPARKLEHORSEを聴くようになって。ちょっとざらっとした触感があって、その人自身が透けて見えるような音楽が好きですね。
――あとみんな、宅禄魂を感じるミュージシャンというか。
Predawn :
そうかもしれない。部活でも、みんなバンドを組んだりしてたけど、私はひとり黙々と弾いてるタイプだったし(笑)。
――でも人に聴かせるようになったら、いろんな反応が返ってくるでしょう。
Predawn :
そうですね……。大学3、4年の頃に人前で歌うようになったんですけど……じつはいまだに"人に聴かせるぞ"っていう感覚はないんです。引っ込み思案な性格なので、あんまり自信が持てなくて。
――「いいね」って言われても?
Predawn :
なんか……みんな、お世辞を言うんだなあって思います(笑)。最初のほうは嬉しかった記憶もあるんですけど、あまのじゃくな性格なので、だんだん疑わしくなってきて……(笑)。
――そんな、もったいない(笑)。じゃあできれば、ひとりでひっそり好きな音楽を作っていたいという感じ?
Predawn :
自分のためにやってるので、そういう気持ちもありますね。だけどライヴに同年代の内気っぽい女の子が来てくれると、うれしかったりもします(笑)。そういう子たちと同じ時間をライヴで共有してるのかなと思えば、ちょっと自分のなかで腑に落ちるというか。
――ただ誰でも、ひとりになりたい瞬間ってあると思うんです。Predawnの音楽はそこに光を当てたものだから、気になる人が多いんじゃないかと。
Predawn :
そうかもしれない。私自身も、ライヴでいいなと思っても、部屋では聴きたくないと思う音楽もあるし(笑)。
――曲は何から生まれることが多いんですか?
Predawn :
いろんな場合がありますけど、メロディと言葉がふっと沸いてくることが多いですね。
――歌詞は英語ですが、それも自然と?
Predawn :
そうですね。(英語詞の曲を)聴き慣れてるからだと思うんですけど。メロディの響きから、ここはどんな言葉の響きが合うのかなって候補をいくつか出して、パズルのように当てはめていく感じです。そういう作業を通して何かを見つけたり、問題を解決する……まではいかないけど、曲ができるとスッキリしたり、なにかを諦められたりするので、そのために作ってるのかな。
――1曲1曲から物語を感じるというか、絵が浮かんでくるんですよね。
Predawn :
確かに、パズルみたいに曲を作っていく作業は、キャンバスにちょっとずつ色を乗せていく作業に近いかも。できあがったものを見ると、そのとき悩んでたことだったり、考えてたことが映ってたりするので、潜在意識が反映されてるんだなあと思って。
――どういう自分が映ってると思いますか?
Predawn :
そうですね……私、思ってることを言葉にするのが苦手なんですけど、言葉にできないけど考えてたことや、悩んでる自分が映ってますね。
――何に悩んでる?
Predawn :
人の考えてることがわかんないなあと思ったり、なんとなく世界がいやだなあと思ったり……(笑)。
――そういう感情を、歌で打開したいという感じ?
Predawn :
うーん、壊すまではいかないですね。それを自分で弾いて歌うことによって、ふっと心が軽くなる。
――ギターの音色が歪んだりするのも、そういう心境が映ってるんでしょうか。
Predawn :
サウンドは、また違う感じかも。曲ができたとき、頭のなかに音のイメージがあって、それを形にしたいんです。最終ミックスを人に頼んだんですけど、ギターの歪みとかはよくわからないので、"THE VELVET UNDERGROUNDみたいな感じで"とか"SPARKLEHORSEの雰囲気で"と伝えました。
――そこはストレートに好みが反映されていると。
Predawn :
そうですね。あと、絵も浮かんでるかな。たとえば「Custard Pie」はコルネットを入れたんですけど、コルネット吹きが遠くからやってきて、左から右へフラフラ歩きながら行くイメージがありました。
――なんだか外国の童話みたい。読書はお好きですか?
Predawn :
好きですね。Paul Austerとかいしいしんじさんの小説が好きです。あと、Predawnの名前の由来でもあるんですけど、小川未明さんの本が大好き。"未明"を英語にして"Predawn"なんです。
――あ、なるほど!
Predawn :
小川未明さんは童話作家なんですけど、その視線や世界観に、自分と通じるものがあるなあと思います。ファンタジックで、ちょっとシビアで、どこかおどろどろしい感じもあって、不思議な作風なんですよね。子供向けのお話だけど大人も楽しめるし、けっこう怖いんですよ(笑)。
――Predawnの音楽も、そういうトゲがあると思います。
Predawn :
そうなんですかね。不条理な何かを抱えて、矛盾は矛盾のままで……それでもきれいなものを見つけたり、確かなものを探したり……私にとって音楽を作るのは、そういう作業ですね。"こういう音楽を作ろう"っていう感じじゃなくて、"このなかで生活してます"っていう感じ(笑)。
――そこにはささやかだけど、いろんな音が鳴ってますよね。「What does it mean?」で鳴ってる小さな音は、カリンバですか?
Predawn :
あ、そうです。この曲を作るにあたって買いました。見た目かわいいし、手頃な値段だったので(笑)。使ってる楽器はすべて等身大というか、自分の手に届くものばかり。カホンとかブルースハープとか、音のイメージと予算が兼ね合うものを買い足してます。
――そんなところがすごく宅禄っぽい(笑)。
Predawn :
めっちゃ宅禄ですよ(笑)。だから、よくこんなににぎやかなサウンドになったなあと思って。
――『手のなかの鳥』っていうアルバムのタイトルは、最後に付けたんですか?
Predawn :
そうですね、歌詞の中に鳥がちょいちょい出てくるんです。だから、なにか鳥のことわざはないかなと思って調べてたら、「A bird in the hand(is worth two in the bush.)」――"手の中の一羽の鳥は、外にいる二羽の鳥より確かで、価値のあるものだ"ということわざがあって。それを日本語にしてみたら、その鳥を見ようとした瞬間、飛んで逃げてしまうイメージが浮かんで……。確かなものなんて、そんなものかなあって(笑)。
――その"確かなもの"っていうのは、音楽を通して見えるもの?
Predawn :
瞬間のきらめきというか、私が光だと思ってるもの……それが音楽の中にあると思ったり、思わなかったり、です(笑)。
――なるほど、わかりました(笑)。では最後に、これからの予定を教えてください。
Predawn :
また落ち着いたら、ひとりで宅禄しようかなと思ってます。自分で聴いていいと思えるもの、何回も聴きたいと思うものを作りたいなと思います。
NATV : 「Suddenly」 Music Video
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Predawn : LIVE SCHEDULE
DATE : 2010.6.4 (fri)
VENUE : Minami Horie FLAKE RECORDS, Osaka
START : 20:00
INFO : FLAKE RECORDS http://www.flakerecords.com/
※インストア・ライヴ
DATE : 2010.6.5 (sat)
VENUE : TOWER RECORDS Namba, Osaka
START : 13:00
INFO : TOWER RECORDS NAMBA http://tower.jp/store/Nanba/
※インストア・ライヴ
DATE : 2010.6.5 (sat)
VENUE : Kyoto NANO, Kyoto
OPEN / START : 18:00
ACTs : Predawn
DJs : 田中亮太 / 横地順一 ... and More!!
INFO : NANO 075-254-1930
DATE : 2010.6.6 (sun)
VENUE : Nagoya BLUE NOTE, Aichi
START : 16:00
INFO : SAKAE SP-RING 2010 http://sakaespring.com/
DATE : 2010.6.20 (sun)
VENUE : Mito CLUB SONIC, Ibaraki
OPEN / START : 17:00
ACTs : QUATTRO / the chef cocks me / Predawn
DJs : 弦先誠人 (puke!) / 神啓文 (Getting Better) / タイラダイスケ (soultoday / DAMNGOOD)
INFO : CLUB SONIC 0246-35-1199
DATE : 2010.7.11 (sun)
VENUE : Nagano J, Nagano
OPEN / START : 17:30
ACTs : Silent Sound / inco / Predawn ... and More!!
INFO : J 026-225-6068
"Predawn「手のなかの鳥」release party"
DATE : 2010.7.14 (wed)
VENUE : Shinjuku MARZ, Tokyo
OPEN : 18:00 / START : 19:00
ACTs : Predawn... and More!!
INFO : MARZ 03-3202-8248
Predawn Official Website
http://www.predawnmusic.com/
Predawn Official MySpace
http://www.myspace.com/tartetatin