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本日、11月17日よりいよいよ配信限定で発売となる□□□の「ヒップホップの初期衝動~BROKEN HAZE × MACKDADDY remix」。えぇ!!! 「ヒップホップの初期衝動」のリミックスかぁ! 聴きてぇ! という声がその筋のわかってらっしゃる玄人たちを中心にわっさわっさ聴こえてきそうな熱過ぎる企画! 大人気ストリート・ブランドMACKDADDYの呼びかけのもと、実現した本コラボレーション。一体どのように実現したのか? MACKDADDYよりBingo氏、□□□より村田シゲ氏、そしてリミックスを担当したBROKEN HAZE氏の3人に集まっていただき、がっちりこのコラボについて語っていただきました!!

Interview:Hiroki Tachibana
Photo : Ryo Nakajima (SyncThings)
ヒップホップの初期衝動~BROKEN HAZE × MACKDADDY remix / □□□(クチロロ)
MDPP-0006 配信限定曲
2010.11.17 on sale
ヒップホップの初期衝動~BROKEN HAZE × MACKDADDY remix - Single - □□□(Kuchiroro)
  1. ヒップホップの初期衝動~BROKEN HAZE × MACKDADDY remix
  2. ヒップホップの初期衝動~BROKEN HAZE × MACKDADDY remix instrumental version
2010年11月24日より「レコチョク」にて着うた、着うたフル、RBTも配信開始!!
「レコチョク」 http://recochoku.com/gr/kuchiroro/
<Special Talk Session 村田シゲ(□□□)×Bingo(MACKDADDY)×BROKEN HAZE>
ふたり(Bingo氏とBROKEN HAZE氏)はどこで知り合ったの?
僕らはDEXPISTOLSを通してKAIKOOで知り合ったんですよ。DEXPISTOLSにはお世話になっていて、Eccyっていう奴がKAIKOOに出ていたので遊びに行って、その時にDEXPISTOLSも出ていて。以前DEXPISTOLSのREMIXをやらせてもらったことがあって、ちゃんと話した事はなかったのですが、その機会に初めて話をしし、近くにいたBingoさんともお話しをし。
そう。僕もちょうどそのDEXPISTOLSのREMIXを聴いて、これ誰? って聞いて出てきたのがこの人、という感じ。BROKEN HAZEのREMIXだったっていう。あれってBROKEN HAZE名義でしたっけ?
あれはBROKEN HAZEではなく、Nerdz Era名義ですね。
ちなみに、聴いた時、日本人じゃなくて外人がやったものと思っていたので、少しびっくりした。
どういう風に仕上げようか思いましたけどね。結構原曲がキャッチーだから、あんまりダークにしたくなかったというのもあって。
AC Slaterとかあそこら辺の人かと思っていましたよ。TROUBLE & BASSとか。
あまりこういう早いノリの曲って作っていなかったんですが、たまたまあの時作ったのがあんな感じになったんです。最初、思いっきりダブステップでいこうかなと思っていたんですけど、やってみたらなんかイマイチでそのままいろいろ変えていったらあのようになっちゃったんですよ。結構もう懐かしい感じですね。
ふたりは仕事絡みで会うのは今回初めて?
初めてですね。出会ったのも2010年の4月、5月くらいですよね?
そうですね。
でも今度moduleの終電までのイヴェントで一緒になりますよね。
そうだね。
(イイ感じに盛り上がった後、今日の本題なんだっけ? みたいな沈黙が……)えー、では、そろそろ本題に入りましょうか!
そうですね(笑)!
では、すでに結構おしゃべり頂いた後だとは思いますが、せっかくなんでそれぞれ自己紹介をお願いしてもいいでしょうか?
□□□とCUBISMO GRAFICO FIVEというバンドをやっている村田シゲです。どちらもニュー・アルバムを絶賛制作中です。
MACKDADDYのプレスとDJをしているBingoです。
BROKEN HAZEという名で音楽を作ったり、DJをやったり、RAID SYSTEMというレーベルも仲間とやっています。あとはNerdz EraというDJユニットをBlack Sebbathという奴とやっています。
ありがとうございます。さて、今回こうしてお集まり頂く事になった輪の中心にMACKDADDYというブランドがあると思うのですが、村田シゲさん、BROKEN HAZEさんのお二方にとって、MACKDADDYとはどのような存在ですか?
おおっと! まずは軽いジャブかと思いきや急に本題に入って来ましたね(笑)。語る程何も出来ないですが。そうですね、僕は□□□で関わる前にCUBISMO GRAFICO FIVEで皆繋がりがあって、紹介してもらって、というのが最初ですね。それ以外には□□□でも衣装を貸りたりと色々。僕は勝手にMACKDADDYのファンなんでね。あとは、事務所が原宿から代々木上原に移ってきて、俺自体もこの近辺に引っ越しきて、家が近いっていうのもあるので、ちょくちょくと遊びにお邪魔しているっていうのもあるね。
ちょっとした遊び場になっているのですかね?
いやいや、そこまで頻繁に来てないよ(笑)。
すみません、ちょっと広げようとしちゃいました(笑)。(若干前のめり気味に)よし、僕の番ですね! 僕はシゲさんとのエピソードとは違い、現実でスタッフのみなさんと会ったりする事はなく、雑誌やショップで見ていた立場ですよ。だから、今回まさか話を振ってもらえると思っていませんでしたし、大学の頃はMACKDADDYが売っている HEIGHTに行ったことも何度もありますし。ある意味ここに来ていきなり急接近させてもらった感じです。この話をもらえて嬉しかったです。
BROKEN HAZE君はいくつっすか?
僕、32です。
(見た目とのギャップで若干驚き気味に)今年32ですか? じゃあ同い年だ。
逆に、MACKDADDYにとっておふたりはどのような存在でしょうか? また今回のリミキサーにBROKEN HAZE氏が選ばれたのはどのような経緯でしょうか?
僕の存在はできるだけ壮大にお願いします。ここに至るまでに2、3人は屍を乗り越えたくらいのレベルで。
爆笑。
竹内君、どういう経緯だったけか?
一番初めは、ミュージックエアポートさんと話していた時に、音楽と一緒にブランドのアピールをしませんかという提案を受けてかな。で、ちょうどその時一緒に仕事をしていたシゲちゃんや、DJを本格的にやりはじめたBingo君に人選だったりを含め、この話をお任せしたら面白い事になるんじゃないか、っていうのが経緯ですね。
実は、ぶっちゃけて言うと、この話を竹内君から聞いた時点ではBROKEN HAZE君の事を知らなかったんですよ。さっきの通り、DEXPISTOLSのリミックスを聴いて、BROKEN HAZEを紹介してもらって、曲とか聴いて、あぁヤバいと引っかかり。それで声をかけたというのは今回の企画の始まりだったんですよ。でも、そもそも□□□のアルバムを聴いた時に、TWITTERでHUDSON MOHAWKEっぽいとかつぶやいていたのですが、そういう意味でもリミックスをやるなら、ああいう音と思っていた経緯があったので、だからBROKEN HAZEの音に反応したという。自分だったらこうしたいっていうものを具現化したのがこれだと思った感じですかね。何か、自然とタイミングが合った形です。
それなら、俺も実は自然な流れなんですよ。さっきBROKEN HAZE君が言っていたNerdz Eraのもうひとりと、久々に4年振り位に会ってNerdz EraがAVEXから出している、なんていう話しを聞いて、アルバムももらっていたから、そこのつながりで今回一緒になる前からBROKEN HAZE君の名前は知っていたんですよ。
 
なるほど。皆近いベクトルで活動をなさっていたので、ある意味必然の出会いとなった訳ですね。では、この辺りで今回リミックス音源と共にMACKDADDY×□□□のコラボレーションTシャツも作成しているようなのですが、そのTシャツを制作するにあたってのお話しをお伺いしてもいいですか? デザインはかなりインパクトありますね。
今回、□□□のアーティスト名にちなんで、□を三つ主体に、IRON MAIDENっぽく手書きで書きおろしてもらったんですよ。最初は、□を三つだけだったんですけど、もうちょっと振り切ってもっていう案が出ていて。
俺のワガママをだいぶ聞いてもらっていて。
IRON MAIDENの髪の毛をくっつけてみよう、みたいな発想の元、書いてもらっております。でですね、この対談時にあれなんですが、ここに入れる文字要素とか、もしネタがあれば皆様から募集します(笑)。
俺はとりあえず髪の毛くっついている感じ、好きっすわ~。
そうですね。僕もそう思います。
できるだけ□□□のファンの期待は度外視したものにしたいですね。俺の狙いはソコだけです(笑)。だからそういう意味で本当に見た目が恐いTシャツを作ってもらいたいです。
(絵に伴う文字は)どちらかと言うとスラッシュ・メタル、ヘヴィ・メタルって感じのにはなると思います。
なんか個人的にぐっとくる会話っすね。あんまりMACKDADDYの社内では出て来ないような話なんで。
ちなみに血は出ません。
MAYHEMではないと。死人は出ない方向だと。
はい。
(笑)で、今はイラストに伴うワード募集タイムだよね。
いいですかね(笑)。(今の)Network Ofで行きますか?
いやいや、そこは流石にそっちに任せるよー(笑)。まあ、ニュアンスが合うメタルの名盤のタイトルがあれば上手くはめたいなあ。
あ、ちょうどジャケがバーッと載っているメタル本があるんですよ。
最近のやつですか?
いや、3、4年前に出た奴ですね。
日本のやつですか?
そうです。伊藤政則さんとかが文章を書いていて、帯に「メタルを恥じるな」って書いてあるんですよ(笑)。
政則さんかあ。大阪で政則さんがやっているラジオ番組があるんですけど、そこで「ヒップホップの初期衝動」をかけてくれたらしい。
へえ。あ、俺もこの本持っていたかも。帯しかり全体的にパンチラインがハンパない言葉が多いので、よく覚えています。
この締りの無いメロイック・サインとかもポイント高いね。
(しばし、この本を中心に、収拾が付かないほど、メタル話しが盛り上がる。また、結局Tシャツの文字を決める目的で閲覧をはじめたものの、それが決まる事はなかった……)。えー、そろそろ本題に戻りたいんですが(笑)、ちなみにこのTシャツ、通常のラインとは違った価格設定にするって聞きましたが。
その希望はあったんですが……。
お?
ちょっと、実際制作に取り掛かったら、少し無理かもとなって来まして。本当は3000円ぐらいで、出来るだけ安く、バンドTっぽく売れたら最高だったんですけど、結構(Tシャツを作る)判に、多く色を使っちゃっていて。白黒だったらいけるんですけど。この判があがって来た時点で、デザイン的には白黒よりも色を使った方がいいなって思ったんですよ。でもまあ、なんとか安くは抑えようと思っているので頑張ります。
楽しみにしています! さて、そろそろ今回の楽曲に関してお聞きしようと思いますが、まずBROKEN HAZE氏から今回のリミックスについてお話し頂けますか?
いや、難しかったですよ。本当に。僕、正直ポップなものを作れないので。リミックスって難しいのは、オリジナルを知っていたりして、例えば何回も聴いているとそのイメージが残っちゃうじゃないですか。だから、どうしようかなと思い。まず結構早いテンポのものにしようか考えたんですが、調べたらそういうアレンジがすでにあって。確か、AVEXから出ているHOUSE NATION名義のリミックスかな。それを聴いて、どっちにしろ自分にはこういう感じの早いピッチのものは作れないし、と思って。で、まあ、僕がアブストラクトだったり、ヒップホップ寄りのエレクトロニカだったり、ダブステップとかも好きというのがあったりしたので、そういう自分らしい要素を出来るだけ入れて、無茶させてもらおうかなという感じで今回やりました。細かく言うと、シンセの入れ方がオリジナルとは使い方が全然違います。どちらかというと今回の僕の使い方はこっち(メタル)寄りだったのかな。最近自分のアルバムも作っているんですけど、そちらはグリッチホップ寄りというか、レーザー・シンセとかの音を使う機会が多かったので、この機会に僕の音として紹介もさせてもらう意気込みの元、このリミックスにもそれらを反映しました。次に、オリジナルがポップなぶん、切ない感じを出してみようかなと。でも、いとうせいこうさんのラップが結構ポップなので、そこをうまく生かしつつ中和させるのが凄い難しかったです。出来上がった時、一瞬これ大丈夫かなと思って聴いていたんですが、徐々に自分でも気に入って来たんで、これで行こうと。そんな感じでした。結構、最初描いたものとは違って来たけど、今の自分の中の要素をふんだんに入れさせてもらえたかなと。後ですね、僕、元々ヒップホップで、バトルDJもやっていたんですけど、ヒップホップのテンポはどちらかというと馴染みのあるものだったんで、90から110位のBPMって比較的自分の中では消化し易いBPMでした。
(一聴した時)こう来たか! と思いましたよ。すごい良かったですよ。
そういえば、そもそも□□□の楽曲をREMIXする話しになった時、楽曲を選んだのはBingo氏だと思うのですが、なぜ「ヒップホップの初期衝動」を選んだんですか?
最初からこういう企画やるならば「ヒップホップの初期衝動」が良いって思っていたんですよ。なので、シゲさんから□□□のアルバムをもらった時に、直ぐに希望を出しましたよね。他にも好きな曲はあったんですけど、わりともう完成されちゃっているというか、そこからREMIXするっていうのは難しいのかなと思って。
ネタ的にもこれはやり易いよね。
そうですね、リリックがすごい強いというか。
でも、実はあのトラック、凄い適当なんですよ。まあ俺は何もしてないんですけど。あれで使っているシンセはiPhoneアプリのもので、皆ちょうどiPhoneを買ったばかりで気分が上がっていて、これで作れるんじゃないって流れで作ったんで。多少エフェクトは使ってはいると思うけど。
へえー!
それであれが作れちゃうんですね。
ああいう風にポップにするって、僕は今までそういうことをして来なかったので、僕にとってはすごい恐いことなんですよ。だからそれが平気で出来ちゃって、しかも良い感じのものが出来ると、まあ無いものねだりというか、羨ましいなと思います。□□□ってそこが上手いというか、ずるいなと思います。なんか、多分他のことをやっても出来るんだけど、あえてちょっとしたレトロ感というか、本人たちは狙っていないのかも知れないけど、チープさを格好良さに変えていけるのが羨ましいなと思います。
あざーっす! 今の絶対書いてくださいね。
爆笑
 
─BROKEN HAZE氏の熱い思いを聞いてから、改めてこのリミックスに関してシゲさんとBingoさんはどう思いましたか?
ちなみに、何もやっていないシゲさんに聞くのも何なんですが、そんな「ヒップホップの初期衝動」に関するエピソードって何かあったりしますか?
俺、本当何もやってないですよ。俺は□□□では立ち位置的に曲を作るわけではないし、どちらかというと、ああだこうだ言うタイプなんですよ。で、せいこうさんがメンバーに入って来たタイミングで、ヒップホップやりたいんで良いっすか? って言われたんで、「ウム」って(笑)。そこから早かったですよ。2人で作ったんだと思います。だからiPhoneだったんだと思います。
俺は今の彼の話を聞いていて思ったのは、本人的には紆余曲折したと思うんですけど、すごいストレートな感じなのかなと思いました。俺がイメージするもの全部が入っている気がしますよ。逆にそこまで良くキレイにできたなと思いますよ。アレってコードなんかを考えながらやりました?
いや、僕、あんまり鍵盤とか弾けないんで。
えー!どういうこと? MIDIでやっていったってこと?
そうなんですか!?
基本MIDIですね。
マジっすか??
MIDIでこんな感じかなってやっていました。僕、楽器全然出来なくて。
コード進行から入って行ったのかと思っていましたよ。
俺も最初にまず当てたのかなと思っていたけど。
いや、最初はキックばかり作っていましたね(笑)。抜け悪いな~とか言いながら。
あれだけメロウさが原曲よりも強調されていて。ビックリします。
いや、本当に楽器は全然ダメなんですよ。むしろ基本を教えて欲しいっすよ。ギターとかって格好良いじゃないですか。わかり易いし。それが羨ましいんですよ
今は楽器の代わりにiPadだよね?
今はそうですね。
でも、楽器できなくても、あれだけメロウなメロディにできるんならいらないじゃん。
いや、パソコンでちまちまじゃなくて、楽器でガーンとやってみたいですね。なので、今、実は鍵盤を勉強中ですよ。
ピアノとか超上手いんだろうなって思ってましたよ。
いやいや、本気でできないです。弾ける人が羨ましいです。
驚きです。本当にそんなことを感じさせない楽曲でした。
じゃあ、昔から鍵盤やっていてとか言えば良かった(笑)。DJから入った人って結構楽器弾けない人多くないですか?僕も元々そっちからだったんで、いきなりパソコンを買って作りはじめちゃったっていう。
すごいわ~。
ヒップホップを中心に聴いてきたんですけど、中学生の時とかは、グランジとか、メタルとか好きで、その辺りのメロディのところには触れているから、っていうのがあるのかも知れないですね。それと、最近は単純なループものとかだと、昔は大丈夫だったんですけど、最近はちょっとキツイというか、展開があったりメロディがしっかりしていないとキツイって思うようになっていた事もありますね。
俺はバンド上がりっていうのもあって、昔からそうなんだけど結構メロディが出ていないとね。メロウなのとか、暗いのが好きなんで。
それじゃ、今回のばっちりですね。
良かったです。ここに来る時に、一体何言われるんだろ、なんだよ、この暗いのとか言われたらどうしようとか考えていたんで(笑)。
(Bingo氏に向かって)どうですか、プロデューサー? ここでまさかのダメ出しとかやりませんか?
今の話を聞いて、さらにすごいなって思いましたよ。ヒップホップとかダンス・ミュージックで最後まで聴くものってあまりないじゃないですか。それが、展開がちゃんとあって、後半にかけてガーッと盛り上がりがあって、バッと終わるから、ダンス・ミュージックなんだけど、ロックとかメタルのような展開だなと思いました。
そう感じてもらえると嬉しいです。
要素が沢山入っていますよね。色んなジャンルの要素。それが今はこうなんですって感じで出ているよね。
雑種なので。でも昔はもうちょっと頭が堅かった気がしないでもないです。僕がDJをはじめたきっかけがDJ KRUSHさんとか、アブストラクト寄りの方の影響で。若い頃ってなんかもうそれ以外は認めないって時ってあるじゃないですか。今思うとその時間はだいぶ損したなとは思います(笑)。DJにどっぷりだった頃は、家で6時間位スクラッチしているとか、何やっていたんだろうと思いますよ。本当に修行みたいでした。その反動か、今は全くターンテーブルを触らなくなりましたね。パソコンとiPadでやっています。
iPadかっこいいですよね。iPad打ちが。
MIDIコンみたいなノリで使っているんですよ。
動画あげていたりしますよね? それは見たことあります。
やっていることが少しでもわかるようにと思って客の方に傾けてプレイしています。これまで、ラップトップとかを使ってライブをやって来たんですけど、お客さんからすると何をやっているのかわからないんですよね。特に昔って皆マウス使ってプレイしているから何をやっているのかわからないし、それだったらQuickTimeでも良いわけじゃないですか。それを少しでも打破したいなって思ったんですよ。小難しい感じをできるだけ、見せられる形に変えていきたくて。できるだけアクションとライヴ感を大事にしたいなと思っています。
それがこうなったってことね。
いやいや、BROKEN HAZE氏、とても熱いですね。家で6時間スクラッチは中々できないですよ。話しは変わりますが、今回のコラボってTシャツもあって、音楽もあるっていうファッションとミュージックのコラボだと思うのですが、その辺で皆さま何かあれば。
僕Beastie Boysが凄い好きだったんで、真似しましたね。チャンピオンのパーカー買ったりとか。Beastie Boys本当好きで、高校の時にLAにいたんですけど、たまたまMike Dと会う機会があって、好き過ぎたんで血迷ってBeastie Boysのメンバーに入れてくれってお願いしたんですよ(笑)。まあ、即断られたました。俺らは3人でBeastie Boysだからって言われて、さらに格好良いなって思ったりなんかして。その時、XLARGEのお店だったんですけど、そこで同じ服を買ったり。中高時代って憧れている人が身につけているものを着たいって気持ちってありますよね。自分もその一員になれる気がするし、そういうのって特に若い頃って大事かなと。
僕も基本そういう感じでした。
バンドTとかもそうでしたもんね。なんかこう、自分のアイデンティティをヴィジュアルで伝えるというか。そういうの、僕は若い頃、凄い大事だったな。
わかり易いですよね。あ、そのバンド好きなんだって話になるじゃん。ワンクッション、そこでコミュニケーションが楽になるっていう。だから自分が好きなバンドには、出来るだけオシャレなTシャツを作っていただきたい。
(笑)、そうですね。着れるTシャツをね。
俺もGuns N' Rosesが好きだった頃は、それこそあのハットってどこで売ってるんだよ、丸いサングラスどこであるんだよってなってたからね。決してそれ程SLASHに憧れていた訳ではないんですけどね(笑)。とか、あるじゃないですか。爪を黒に塗ってみたり。そういうのってベタにありますから。
ちなみにブランド側としても、アーティストに着てもらう事はとても大切ですよね?
僕らはもともと皆音楽をやっていた人たちが集まってきて、いつ間にかブランドをやっているって感じなので、さっき言っていたみたいに、憧れている人達が着ているものを自分たちが着ていたように、若い子達がアーティストさん達に着ているのを見て、あれ格好良いって思ってもらいたい。そこは根本的な部分として存在するのかなって感じがしますね。ファッションブランドですけど、ファッションだけじゃない部分が大きいですからね。ストリート・ブランドは特に。
ちなみに、逆もありますよね。ファッションから入っていって、その後、その音楽との繋がりだったりとかを知ることになって、じゃあ聴いてみようっていう。結構日本ってそのパターンが多くないですか?
今はというか、僕らの世代はアーティストに憧れてって人が多いと思うんですけど、確かに若い子はファッションから先行ですね。だからお店に行って、お店でかかっている曲が欲しいとかいうパターンだったりするかも。
服って絶対着ますしね。
俺も気になるアーティストだったら、まず最初に物販見ますね。サマソニ行った時も全然時間なくて、ただ南アフリカの、なんて読むかわからないんですけど、Die Antwoordとかっていう3人組知らないですか? なんかNinjaっていう細身の銀髪の刺青だらけの奴と、ロリータみたいな女の子と、完全にギークの多分こいつ本当何もしてないんだろうなっていう3人組がいて、もう完全におかしいんですよ、曲とかも気持ち悪いし。で、気になるんで、とりあえず物販だけ見に行こうって行ったら、Tシャツが山積みに余っていて、俺も大して情報知らないし、物販の子も読み方知らなそうなんで、そのあれでって指差して買って。多分そのTシャツを買ったのって、俺とBACK DROP BOMBのタカさんくらいかも(笑)。
すごい気持ち悪い人たちですよね。変なタトゥーしていて。
案外向こうの人たちって、日本のみたいに物販で売ったりとかしないですよね。DJとかってどうなんですか? あんま、ないですよね。
ないですね。フェス・レベルじゃないとないのかな。
もしくは、デザインとかも興味があって、そこも含めて自分で作り込んでいたり、デザインをやっている人がDJもやっているとかね。むこう行っても、売る気ないもんな。Tシャツないの? って聞いて初めて2枚くらい出してくるとか。ゆるいですよね。
本人が売っているとか多いですよね。
なので、ぜひMACKDADDYで色んな(音楽)Tシャツを出してもらいたいです。
MACKDADDYがアーティストとコラボする時、心がけている点とかあったりするんですか?
基本、横のつながりです。逆に繋がっている人としかやっていないです。格好良いけど、全く知らない人っていうのは行かないですね。段階を踏んでだと思います。やっぱり、繋がっている人だと、お互いにわかっているので、良いものが出来るんですよ。
波長が一緒の人って、繋がって来ますよね。なんかしらの知り合いだったり。
仕事であって、仕事じゃない部分が、こういう音楽とファッションでは多いんで。
ありがとうございます。では最後の質問ですが、今回のリリースってパッケージはなくて、配信だけなんです。最近だとHMVの渋谷店がつぶれたりとありますが、音楽業界の状況について、どうお考えかなと。
俺はそれに関しては、ネガはないです。僕は、それこそふたり程、アナログというものに対して固執してないので。俺の周りにも多いんですよ、7インチが好きな人とかこだわっている人が。でも俺は、多分いつ位だろう、CDが出始めたのって小4とかじゃないですか、だから自分のお小遣いで買い始めたのってCDが最初だったろうし、そうするともっと前から買っている人に比べて思い入れは少ないというか。媒体は変わっていくものって捉えていれば、それは仕方がないんだろうなと思います。もちろん、俺自身はいまだにCDが好きで、邦盤買ってライナーノーツ見て情報仕入れてっていうのも好きだし。だけども、それに関してそれをどうしても守れって思っているかと言えば、それはまた別の問題な気もしていて。変わっていくのは、仕方がないというか、それが普通だし、時代だと思うし、それをいかにポジティヴにしていけるかってことじゃないですかね。
実は僕もそこまで思い入れがないんですよ。僕はどちらかというとユーザー体質なんで、CDだから良い曲が生まれるってわけじゃないじゃないですか。そこがゴッチャになっている気がします。僕、本格的にDJはじめたのって、言ってもつい最近なので、もうセラートが出て来て、曲も買い易くなるんでっていう所から本格的に入り込んだので、あまり、そこまで悲観も未練もそんなにないですね。ただ、フリーで落ちているものとかに関しては、それはどうかなとは思いますけど、正規でデジタルで配信しているものに関しては、むしろありがたいというか。
僕、多分ひと通りやったタイプだと思うんですけど、CDも買って、アナログも凄い買って、デジタルも今凄い買っているんですけど、確かに物があるっていうのが買った時、手に取った時に嬉しいし、自分が仲間とレーベルやってアナログ出してるし、それでアナログ買ってないのはどうなんだって思いますけど(笑)。デジタルの良いところは、僕は凄い感じたのは、日本の人だけじゃないんですよね、聴いてくれている人が。特に僕の場合、インストのものとかが多いので、海外の人が聴いて、MySpaceで、買ったよっていうメッセージをくれたりとか、向こうで今まで繋がることのなかったアーティストとかが、それをたまたま聴いていてくれたりして、繋がってお互いにリミックスをやろうかって話になったり、デジタルというかネットによって届けやすくなったというか、国とか関係なくなったのが良いことかなと思いますし、逆にその届けやすくなった中で、物を売るとなるとCDが今までのCDじゃダメなんですよね。ユーザーにとって、付加価値のあるものじゃないと、リスナーにとっては良い物でもなんでもないので、出す側としては、今後考えていかないといけないことなんじゃないかなとは思います。それが今CDと呼んでいるフォーマットが今後どうなるかわからないですけど、それこそTシャツやDVDをつけてとか、そういう話ができてたりして、色んな工夫がなされているんですけど、そういった形で、僕らも新しい価値というのを提案していかないと、リスナーというのはついて来てくれないだろうし、そういうことに努力していくべきなのかなと思います。多分、恐らく数年後なると思うんですけど、海外って今、結構アーティストがフリーで配りはじめて、それを届ける、出来るだけ多くの人に届けることに意味があるんだってことで、アーティスト活動そのものが変化しているんですよ。もちろん、それを気に入った人はライヴに来てくれて、そこで体感ってところでお金を払ってくれたりするんですよね。アーティスト、特に僕のような、インディでやっている人間、プロモーションにかける資金力の少ない人たちは、活動の仕方として、ひとつあるのかなとは思います。特にアンダーグラウンドな音楽をやっていればやっている程、そういうところっていうのは大事になって来るかなと。出し惜しみしても意味ないし、出しても届いているのかわからないんだったら、出来るだけ届けたいなと思いますし。フォーマットが変わってきているというよりかは、活動自体が変わって来ている。シーンが大きく変わってきているのかなと思います。っていうのが最近ちょっと感じていることでした。
俺もそんなにメジャーの恩恵を経験していない人なんで、□□□は名義上メジャーですけど、それも俺は途中から入って来たっていうのもあるし、そんなにその、生活は変わっていないから、面白いことの方が今は多い気がしますね。こういう企画で、こんなのを見てくれているんだとか、まさに知らない奴から急にリアクションが届いたりとか、個の繋がりが多いから。
昨日、ロシアから連絡がありまして。そういうのって面白いなって思います。こういうのって今までCDだけだったらなかったと思うんですよ。MySpaceが出来て、サウンドクラウドが出来て、それがすごい面白いなって。海外に行って活動をして、日本に帰って来るっていうのもあると思うんですけど。逆輸入的なやり方としてね。でも日本から音楽を発信したくないですか。日本にいながら。そういう環境が出来てくればいいなって思います。これから多分それがやり易くなると思うんですけど、海外にも呼んでもらえてっていうのが出来たら面白いですね。日本人はなかなか向こうに行けないっていうのがあったりするんで、そこを突破出来ないかなと。GOTH-TRAD君とかは結構そうじゃないですか、向こうでリリースしているっていうのもあると思いますけど、向こうで人気ありますよね。なんかそういうのがもっといっぱいあるとなと思うんです。逆に海外の人に、日本語のラップとか聴いてもらいたいんですよ。僕らが100%向こうの文化は理解していないにしても、フロウとか雰囲気を楽しんでるじゃないですか。そういうのと一緒で、日本語のラップとかも聴いてもらったりしたいです。それは音楽もそうですけど、ファッションもそうだし、日本発信っていうことをしていきたいです。
オリジナリティじゃないですかね。もう和物とかっていう時代じゃないというか、個が持っているオリジナリティが強烈なものであれば、世界でも認められるというか。
ですね。日本とかUSとかUKとか関係なしに、普通に出て来る感じになればなと。
色んな国で天才と呼ばれている人って結構何人なのかわからない人が多くて、その国代表なんだけど、全然別に違う国に行ってもその国の代表になれるだろうし。
確かに!
満場一致の結論が出たところで、今日は長々とありがとうございました!
MACKDADDY
1997年10月に日下部司によって設立された人気アパレル・ブランド。こだわり抜いた縫製、加工、仕上げをベースに、デザインでデコレートするのではなく、シンプルさの中にも飽きのこないクオリティの高いデザイン性を追及し、ストリート・ブランドというイメージや概念を打ち砕く唯一無二のブランドを目指す。90年代末に世界的にも有名な日本のトイ・ショップ、BOUNTY HUNTERにウェアを展開したことを契機に一躍注目を集め、フラッグ・ストアとなるHEIGHTとオープンさせる。WAGGER、EMPIREを中心としたブランドをセレクトし日本のストリート・シーンに絶大な影響を与える。以後、京都、大阪にもHEIGHTをオープンさせ、いま正規取扱店は日本全国で40店舗を超えるほど。名実ともにこの国を代表するアパレル・ブランドのひとつ。また現在、渋谷PARCO PART3にてMACKDADDYのオンリー・ショップ、MDY STOREを期間限定開催中。ぜひ足を運んでいただきたい!

MDY STORE
東京都渋谷区宇田川町14-5渋谷PARCO PART3 B1F
03-3477-8898


http://www.mackdaddy.jp/
http://www.parkerclothing.com/
□□□
1998年に三浦康嗣を中心にブレイクビーツ・ユニットとして結成。以降、ターンテーブル、サンプラーを含む様々な楽器演奏者を交えながらライヴ/レコーディングの試行錯誤を繰り返し、じょじょにポップス中心のスタイルへと移行。2004年にWEATHER / HEADZよりリリースされたデビュー・アルバム『□□□』が各メディアから高い評価を獲得し、続く同年に発表した素晴らしいポップ・アルバム『ファンファーレ』でその評価を決定づけた。その後、commmonsに移籍し、話題作を次々と送り出している。またCUBISMO GRAFICO FIVEのメンバーであり、LOW IQ 01、NONA REEVESなどのサポート・メンバーとしても活躍していた村田シゲ氏が2007年の年末より正式に加入。さらに2009年7月にはいとうせいこう氏も加入し、現在のメンバー編成となる。その雑食性に溢れる独創的な音楽性のみならず、演劇、アートなどとも積極的にコラボしていく、彼らの存在、活動の姿勢そのものも大きな注目を集めている!!

http://www.10do.jp/kuchiroro/
http://www.myspace.com/kuchiroro
BROKEN HAZE (RAID SYSTEM)
叙情的なメロディとグリッチ・ビートを融合した独創的なサウンドでエレクトロニック・ミュージック・シーンの最前線を突っ走るKeisuke Itoによるソロ・プロジェクト。machinedrum、Richard Devin、COM.Aなど気鋭のアーティストが多数参加したアルバム『raid system』では、エレクトロニカ、ヒップホップ、ブレイクビーツの微妙な交点を見事に付き、様々なジャンルのリスナーから大きな支持を得る。その先鋭的なサウンドがアンダーグランドを中心に評価されるいっぽうで、ダンス・フロアをターゲットとしたNERDZ ERA名義では、DEXPISTOLS、M-FLO、CROOKERS、LAZEE、ディズニー・オフィシャル・カヴァーなど数多くのリミックス・ワークも手掛け、そのプロデュース・ワークにも大きな注目が集まっている。さらにUKの人気Podcast"RHYTHM INCURSIONS"でもミックス&パーソナリティを担当、USTREAMを使ったRAID SYSTEM RADIOなど、活動の幅は広い。今回の□□□のリミックスでは、大胆なシンセ・サウンドを取り入れた斬新なヒップホップ・スタイルを提示している。

http://www.brokenhaze.net/
http://www.myspace.com/brokenhaze