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80KIDZとNew Audiogramがタッグを組んだライヴ・イヴェント"80KIDZ× New Audiogram presents SPECTACLE"が、いよいよ開催まで1ヶ月を切った。今回80KIDZが自ら共演者に選んだのは、LEO今井と向井秀徳のユニットであるKIMONOS、"YMO第4のメンバー"と言われたLOGIC SYSTEM、そしてKidz Rec.の新星KIDO YOJIと、世代も音楽性も多種多様。この興味深い人選の意図はどこにあるのか?また、80KIDZ自身は今回どんなライヴを見せようと思っているのか?そこに迫った以下のインタヴューでは、現在のシーンに対するふたりの問題意識や音楽的なモードも浮き彫りになっている。

Text : Yoshiharu Kobayashi
Photo : Ryo Nakajima (SyncThings)
Special Thanks : Daikanyama UNIT
NATV : Special Talk Session コメント・ムーヴィー
Information
今回の首謀者、80KIDZのふたりに今回のイヴェントの魅力や
ゲストへの想いを開催地の代官山UNITにて語っていただきました!!
80KIDZ× New Audiogram presents SPECTACLE

DATE : 2011.6.24 (fri)
VENUE : Daikanyama UNIT, Tokyo
ACTs : 80KIDZ / KIMONOS / LOGIC SYSTEM
OPENING DJ : KIDO YOJI
OPEN : 17:30 / START : 18:00 ※変更になりました。
LIVEは19時頃からスタート予定。※変更になりました。
TICKET : 前売り : 3,500yen (tax in) / 当日 : 4,000yen (tax in)
※別途ドリンク代500円を頂戴します。
※各プレイガイドにてチケット一般販売中!!
チケットぴあ 0570-02-9999 (P コード:137-666)
ローソンチケット 0570-08-4006 (L コード:76122)
e+ http://eplus.jp/
岩盤 : 03-3477-5701 (http://www.ganban.net)

80KIDZ× New Audiogram presents SPECTACLE 特設ページ

< 80KIDZ Special Interview >
今回みたいに自分達で共演者を選ぶライヴは珍しいよね。話が来たときはどう思ったの?
なんか今、中学生とか高校生ってエレクトロ聴いてるらしいんです。中田(ヤスタカ)くんとか80KIDZとか。ただ、僕達を経由してそういうのを聴くのもいいと思うけど、もっと昔からいるかっこいいロックの人達とか聴いてもいいと思ってて。今の日本のロックって、日本独特のロック・カルチャーから出てきたバンドがいっぱいいるでしょ。僕達が中学生の頃からいた先人達の、その後の人達?先人たちの方は普通に洋楽を聴いてロック・バンドをはじめているけれど、今のロック・バンドはそういう日本の先人たちを聴いてはじめてるから、ちょっと独特だよね。もちろん、かっこいいバンドはいっぱいいるんで、それはそれでいいんだけど。けど、僕が中学校とか高校の歳でも、「あっ、このバンドすごくかっこいいな」と思えるようなバンドと対バンしたいと思ったの。
今回の共演者は、そういう視点から選んだと。
そう。僕、久しぶりですよ。KIMONOSとか、(日本のバンドで)ワーワーなったの。
JUNくんはKIMONOSに対する印象はどうですか?
(Ali&に対して)僕が最初いいって言ったんだよね? JET SETで、「これ向井さんとLEOさんがやってるプロジェクトで、結構売れてるみたい」ってなって。試聴してみたらファンク感もあるし、かっこいいなと。それで、みんなに「これよくない?」って聴かせてて
たぶん80KIDZとKIMONOSはリスナー層がそれほど被らないと思うんだけど、自分たちから見て、彼らとの共通点とか共感できる部分はどのへんにあると思う?
国内で売れたいっていうのをそんなに強く出さないで、しかもかっこいいことをやってるっていうのがいいんじゃないかな。
あと、たぶん自分達のプロダクトについて、全部自分たちで考えてると思うの。ロゴだったりMVだったりっていうのも。そういうアウトプットの仕方も考えてるのが共感出来る。
ジャケットもかっこいいしね。トータルの見せ方がかっこいいと思う。
もう一組のライヴ・アクト、LOGIC SYSTEMについては?
とにかく大先輩だよね。このジャンルの大先輩であり先駆者であるわけで。
最初にLOGIC SYSTEMの音を聴いたのはいつだったの?
なんか、そういう人がいるっていうのは知ってたけど。シンセの本とかで、よく出てくるんだよ。でも音源自体は聴いたことなかったから。で、リミックス(*リリースされたばかりの『RMXLOGIX(with special tracks)』に収録されている「Clash(80KIDZ Remix)」のこと)の時に音を聴かせてもらって、「すごいかっこいいんだけど、どういうこと?!」みたいな(笑)。あれ、81年の音源なんだけど、最初はいつ作られたものか知らなくて。95年くらいかなって思ってたんだけど、もっと全然古くてびっくりした。そうだ、LOGIC SYSTEMのリミックスも、(今回の80KIDZの)ライヴでやるよね。
うん、やる。このライヴで演奏する。
それは楽しみ。あのリミックスは、どんなイメージで仕上げたの?
あれを聴いたら、一瞬ニュー・ディスコっぽい感じで作ろうかなとも思ったんだけど。どちらかと言ったら、僕はテッキーな部分をちょっと入れたいなと。テック・ディスコみたいな感じ、僕の解釈では。
あれは今回ちょっと変わった素材提供だったんだよ。
そうだね。
あれ、バラのデータがないらしくて、フル・トラックのやつがステレオの状態で来て、そこからスタートだったの。普通に曲のデータが来ただけっていうので始めてるから、まず弾き直したりとかして。音を変えたかったから、弾き直してMIDIとかに変えたやつを使って。だから、曲を解読する作業から始めたんだよ。で、やっぱりすごくよく出来てるんですよ(笑)、マジで。アンサンブルが複雑って言うか、上手い掛け合いになってて、すごいなと思った。だから、その良さを生かしたいと思ってやったね。
オープニングDJを務めるKIDO YOJIくんについても訊かせて下さい。彼はKidz Rec.のメンバーだよね。
若手で僕らの後輩。KIDOくんはまだ現場であんまりやってもらったことないし、凄い才能あるアーティストなんで。
具体的に、彼の音楽的な魅力はどこにあると思う?
今の海外の20代の男の子たちって、ああいう感じの音楽好きだと思う。
 
ああ、それはわかる。
ね。ちょっと音楽知ってる人たちは、今ああいう感じのが好きだと思うの。80年代の感覚もちょっとありながら、少し渋めのもの? リアルタイムだったら、40代の人たちが好きなような音楽が、今20代の子たちは好きなんで。その海外の感覚と同じような感覚で彼も出してるから。だから、彼が世界中にいる若い世代のトラックメーカーの普通の形、っていう。エレクトロなり何なりに変に影響を受けていないで、自分なりの解釈でアウトプット出来ている人だなって思ってる。なかなか今の20代で、あの感覚を持ってやれる人は……この周りだと、俺らとかDEXPISTOLSとかがいることによって、なかなかやりづらいと思うんだよ。いろんなの意識しちゃうから。でも、そういうのじゃなくて、ちゃんとやってるから凄いと思う。
こうして聞いてみると、それぞれ違った個性を持った共演者が揃ってるけど、イベント全体の人選のバランスはどう考えた?
シンセサイザーの人とロック・バンドっぽい人がいて、僕らはちょうど、その中間くらいかなと。
なるほど。そう考えると、自然なラインナップに思えるね。
自然だよ。次は多分もうちょっと変わるんで。まずはここから。ジャンルはそんなクロスオーヴァーしてないし、今回の人選は。
いや、周りから見たら結構してるように思えるんじゃないのかな?それぞれの現在のファン層がそれほど被っているわけでもないし。
被ってない。っていうか、基本的に今のロック・バンドは、ある世代に出てきたバンドと他の世代に出てきたバンドとで、ファン層が被らないらしいね。全部違うんだよね?
たぶん、そんな感じじゃないかな。
あまりオープンではないよね。
同じロックの中でもそんなに別れてるっていうのが、面白いなと思って。やっぱり、「あれを聴いたら、これに似てる」とか思ったりするよね。だから、絶対(他の世代の音楽も)聴けるはずじゃない?
まあ、けど海外と較べるとシーンの流れみたいなのがないからね。
でも、俺、それはすごいマーケット・チャンスだと思うんだよね。傍から見たら、みんな同じような音楽なのに、実際は細かく分かれてるっていうことでしょ。それが全部繋がったら、すごいマーケットになるってことじゃん。
そこらへんが全部グチャッと混ざった方が楽しいことにはなると思う。
そうだよね。俺らぐらいの世代だと、「なんで今の若い子たちはそんなバラバラなの?」って思うじゃない?
今回の人選は、そういう分断されてるものを意識的に混ぜている部分がある?
全然そうだよ。なんか村過ぎて面白くないなって。わかるけどね、気持ちは。自分の村に収まっている方が楽だしね。気を使わなくていいし。でも、それじゃつまらないから。
うん、じゃあ、今回の80KIDZのライヴはどんな感じにしようと思ってる?1月のワンマン・ツアーの時とかと較べてどう?
まず、メンバーが俺ら二人になってからは、サポートでベースとドラムを入れてるスタイルなんだけど、それがよりチームとしてまとまってきた。
バンド感が強くなったね。
(ワンマンの時と較べて)尺は若干短くなるけど、今度のライヴもフル・セットでやるし。(自分たちの)照明さんにやってもらうんだよ。
 
つまり、ワンマンの時と同じように、今回もサウンドと照明が綺麗にリンクしてるステージが観られると。
そう、パソコンで俺らがいじってるんじゃないかってよく言われるくらい、(フル・セットの時は)音と照明が合ってるんだよ。
照明さんも僕らの現場だと色々試したりとか、新しい機材取り入れたりして、楽しんでやってもらえてるから。結構、普通のライヴの照明とは違う感じで。
80KIDZのチームがいるんだよ。音響さんとか照明さんとか。そのチームがいるライヴとそうじゃないライヴじゃ、かなり違うの。でも、今回はそのチームでやれるんで、それは楽しいね。ワンマンとかフジロックとかと同じような感じなんで。そう、その照明さんは外タレでいっぱいやってるっぽくて。この間はシザー・シスターズもやってたみたいだし。フジではWHITE STAGEの照明を大体やってる人らしい。
あと、アーティスト写真のコンセプトを反映して、顔がよくわからないようにしてもらってるんだよね。逆光っていうか、後ろから照らしてもらって。だから、一番前から見てても僕らの顔が見えないっていう。
逆に俺らはお客さん全員の顔が見えるんだけど。でも、いつか人が倒れるんじゃないかって、ピカチュウ現象で(笑)。それくらい眩しい。あと、今回のライヴを機に新しい機材も使ってみようかなって。新しいシンセサイザーを使ってみながら、MS10も入れて、ギターもピックアップを新しくして……まあ、そんなサンレコ(『サウンド・アンド・レコーディング』」誌)みたいなことを言ってもね(笑)。
いやいや(笑)。新しい音色も楽しんでくださいと。でも、ライヴの尺とか関係なく、今後パフォーマンスをもっとこうしていきたいっていうのはあるの?
もうちょっとギターを使おうかなと思ってる、僕個人としては。ギターの音がもっと入ることで、ライヴの出音がドンッとロックっぽくというか、ライヴっぽさが出るので。
ただ、『Weekend Warrior』作った時って、ロックっぽい感じとはちょっと距離を置きたいっていうモードだったじゃない? 特にAli&くんは。そこは変わってきた?
もうフラットだね。いや、でもエレクトロ本のイヴェント(*筆者監修のディスクガイド『Electro Book 2010』の出版記念イヴェント。5月に開催され、80KIDZはDJで出演した。)の影響は相当あるよ! 2005年くらいのやつだったかな? (DJのセットリストを考えるために)エレクトロ本の趣旨の時期の音楽をもう一回ちゃんと聴いたんだよね。そしたら、かっこよかったんで。すっごいちゃんと、よくできてるんで。だから、そこらへん(の影響)だよ。
本当にそう。ダンス・ミュージックのDJって常に新しいものってなるから、過去のものをあんまり掘り返したりしないじゃん?でも、改めて聴いたらいいわけよ、やっぱり。だから、やっぱり次はそういうの作りたい、アルバム。
おっ、ほんとに?
マジで。下手に気張って今っぽいのじゃなくてね。
回帰中。
だから、ライヴもそういう方向に変わるかも。それがまた、いいサードへの流れになるかもしれないからね。
80KIDZ (Kidz Rec. / KSR)
2007年1月に結成。自主制作で2枚のミックスCDをリリースした後、数々の海外アーティストとの共演を経て楽曲制作を開始。Myspaceを中心に発信されたヘヴィかつメロディックな楽曲群は瞬く間に世界中で話題となり、初期作品集の12インチ・シングル「DISDRIVE EP」(2008年4月)は即完売を記録。続く初のオリジナルCD作品『Life Begins at Eighty』(2008年8月)はEPとしては異例のビッグ・セールスを記録。年間ベスト・アルバムのひとつとして高い評価を獲得したファースト・フル・アルバム『This Is My Shit』(2009年4月)をリリース後、フランス、イギリス、国内で敢行されたライヴ・ツアーで成功を収め、ライヴ・アクトとしての注目と評価が高まっていく中、国内最大級の音楽フェスFUJI ROCK FESTIVAL '09に出演。入場規制がかかる程の超満員と大歓声で迎えられ、深夜のレッドマーキーを熱狂の渦に巻き込んだ。またautoKratz 『Stay The Same (80kidz Remix)』がUKのラジオ各局でヘヴィ・プレイされ、『This Is My Shit』収録曲の『Miss Mars』がKitsuneの大人気コンピレーション『Kitsune Maison 7』に収録されるなど、海外での評価もより確実なものに。2010年2月にデジタルEP『Voice』で再始動、6月にはCSSのLovefoxxxをフィーチャーした表題曲を含むミニ・アルバム『SPOILED BOY』をリリースし、共に大ヒットを記録。10月には待望の2ndアルバム『Weekend Warrior』をリリース。iTunesの総合ランキングで1位を獲得するなど、話題を集めている。
80KIDZ OFFICIAL MySpace
http://www.myspace.com/80kidz
80KIDZ OFFICIAL BLOG
http://discokidz.blogspot.com/