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メランコリックな旋律を轟音で奏でながら、壮大なサウンドスケープを描き出していくイギリスはシェフィールド出身の4人組、65DAYSOFSTATIC。5月19日にリリースされるニュー・アルバム『WE WERE EXPLODING ANYWAY』はシンセサイザーなどの電子音に、ギターやベース、ドラムといった有機的なサウンドが一つとなってアグレッシヴに迫ってくる会心の仕上がりとなった。その新作の魅力はもちろん、バンドの素顔も明らかにすべく、来日公演直前のメンバーに直撃インタヴューを実施!

Q&A : Joe Shrewsbury (Guitar) / Paul Wolinski (Guitar)
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Release Information
WE WERE EXPLODING ANYWAY / 65DAYSOFSTATIC
ZNR-088 2,100yen (tax in)
2010.5.19 on sale
  1. MOUNTAINHEAD
  2. CRASH TACTICS
  3. DANCE DANCE DANCE
  4. PIANO FIGHTS
  5. WEAK4
  6. COME TO ME
  7. GO COMPLEX
  8. DEBUTANTE
  9. TIGER GIRL
  10. SAWTOOTH RISING (6月16日発売の日本限定盤のみ収録)
 
01. 初めて買ったCD(レコード)は?
SIMON & GARFUNKELの『SOUNDS OF SILENCE』だね。ぼくらの音楽とはまったく関係がなさそうだけど、まあ、これが真実ってやつだよ(笑)。   最初に買ったアルバムは思い出せないんだけど、THE KLFの「3 A.M. ETERNAL」だね。エレクトロニック・ミュージックの中では、これを超えるものはない。当時はあまりわからなかったけどね(笑)。
02. 初めて楽器を買ったのはいつでしょう?
小学校の頃にチェロを弾くようにと無理やり与えられたのが楽器に触れた最初だけど、そのチェロをギターみたいに弾いていたんだ。そうしたら、チェロの先生からギターを弾いてみたらとすすめられて、バイトしたお金で近所の知り合いからクズみたいなギターを買ったんだ。最初のアルバムのレコーディングが終わった時にみんなでぶっ壊したんだけど(笑)。   14歳の時にKORGの中古シンセサイザーをお母さんに買ってもらったのが最初だね。立てると、ぼくの背丈くらいあって、持ち運ぶのに苦労したよ。
03. 初めてのライヴの思い出は?
初めて観たのはTHE LEVELLERS。サウンドはフォークだけど、精神はパンクで政治的なことを歌に乗せていたので、若いから心を打たれたんだ。あと、印象に残っているのはTHE FOO FIGHTERSのライヴで、当時学校で一番かわいかったと評判の女の子と4日間だけ付き合っていて(笑)、そのうちの1日にデートで行ったんだ。最近、結婚するって聞いてさ。ちょっとせつないエピソードだろ(笑)?   8歳の時に初めて観たのが、STATUS QUO。すごく印象に残っていて、今も忘れられない。ぶっちゃけ、そんなにいいバンドじゃないんだけど(笑)。次に観たのがTom Pettyで、それまた次がMEAT LOAFだったね。
04. カラオケは行きますか?
行ったことがないんだ。スタッフでめちゃくちゃ好きなヤツがいて、SEALの「KISS FROM A ROSE」がうまいと言うんだけど半信半疑でさ。ベルリンでヤツのカラオケを聴く機会があったんだけど、マジでヒドかった(笑)。   行ったことはないんだよね。
05. 子どものころの夢は?
う~ん、思い出せない。何になりたかったんだろう…。   バンドで演奏することが夢だったので、かなったと言えるかな。クリエイティヴなことをやりたいと思っていたよ。
06. ミュージシャンになっていなかったら何になっていたと思いますか?
ウェイターになってたかもね(笑)。   現実的な仕事をしてみたかったから、教師か警察、消防士とか。人を助けるような仕事をね。
07. 影響を受けたアーティストは?
特定の人物を挙げるのは難しいけど、ギタリストの観点からだと、作品の好き嫌いは別にしてRADIOHEADやSONIC YOUTH、Tom Waits、Neil Youngとかが気になるかな。音楽だけに限らず、彫刻や絵画などの美術からも影響を受けているので、限定するのはやっぱり難しいね。   MEAT LOAFを手がけたJim Steinmanもそうだけど、80年代に育ったのでNEW ORDERはハズせないかな。ギターとエレクトロニカを斬新なスタイルで、それもポップなアプローチでないのにポップに聴かせたところがスゴイと思う。
08. 目標にしているアーティストはいますか?
THE CUREのように長い間活動をしていて、昔と変わらない音を作り続けているバンドかな。実際、彼らと共演もしたんだけど、そうして実際に接することができたバンドやアーティストには何かしら感じることはあるね。   個々のアーティストではなく、ムーヴメントを作り上げたようなアーティストたちに惹かれるんだ。常に進化するRADIOHEADもそうだね。
09. 今、一番好きなアーティストは?
特にはいないけど、Nick Caveは作品ごとに良くなっているので気になる存在かな。彼の別ユニットであるGRINDERMANの次作も期待しているんだ。   今までの作曲スタイルを変えるために、これまであまり縁のなかったジャンルを聴いていたんだ。クラシックやジャズで、その中ではラフマニノフかな。
10. 最近一番聴いているアルバムは?
最近のはあまり聴かないんだけど、その中でもJoanna Newsomの『HAVE ONE ON ME』はお気に入りだよ。あとはYEAH YEAH YEAHSの『Show Your Bones』とかかな。   オウテカの新作『OVERSTEPS』にハマっているんだけど、今までよりも難解なタッチだから4、5回は繰り返して聴いた。
11. 共演してみたいアーティストは?
Joss Stoneとか、プロデューサーがしっかりついているポップ・スターのバックバンドになって、日本で今まで聴いたことがないような奇妙なアレンジで彼女に歌わせてみたいね(笑)   THE BLOODY BEETROOTSだね。ぼくらのやってる音楽ともリンクしそうで、ライヴァル的な感じもするんだけど、一緒にツアーしてみたいね。
12. 新作を制作するにあたって、テーマなどはありましたか?
メランコリックだとかスケール感のあるサウンドはこれまでにもやってきたので、今回は怒りだとかを内に秘めたアグレッシヴなサウンドを作りたかったんだ。一度聴いて、これは良い、これは悪いと感じられるようなものをね。   テクニックとかはさておき、聴いてダンスして、楽しめるようなものを作りたかった。キャッチーだけど斬新さも同居したものを目指したよ。
13. 新作は、自分たちにとってどんな作品になりましたか?
ものすごく良くできたと思うよ。   完成して聴き直した時、まさか自分たちがここまでのものを作れるとは思ってもみなかったことに気が付いたんだ。自分たちにとって新しい音楽を作れたと思うし、誰に何を言われようと満足がいくものだよ。
14. レコーディングでの思い出、エピソードなどありましたら教えてください。
う~ん、マジメにやったのが思い出かな。曲作りも最長だったしね。14か月もかかった。ご近所からもうるさすぎると苦情の連続で、そのたびにリハーサルの場所を移ったのも、いい思い出かな(笑)。   半年後くらいに同じ質問をされたら、ぱっと口にできるかもしれないけれど、今は一瞬の出来事のようでなかなか思い出せないね。
15. 新作の中で好きな1曲を選ぶとしたらどの曲ですか?
1曲目も大好きだし、最後の曲も捨てがたいな。もちろん、その間の曲も最高だ(笑)。   ムリだよ~、全部(笑)。。
16. 新作の一番の聴きどころはどんなところだと思いますか?
今回は音作りが楽しくて、無駄が少ないアルバムになったと思う。本当に必要なところだけが残った作品なので、そこを気にしながら聴いてほしいな。   それぞれが独立した曲であると同時に、その1曲1曲が大きな1曲を構成しているところかな。
17. 結成してからこの新作が完成するまでの期間は、どんな時間だったと感じますか?
始めたときは18歳とか20歳くらいだったんだけど、それから10年くらいが経つんだけど、まさに充実した期間と言えるね。   長かったね。でも、バーに行くたびに身分証明書を見せろと言われるようになったので、若返りしているのかな(笑)。
18. 音楽活動を始めてから現在まで、一番よかったと思うことはどんなことですか?
日本に来て演奏することができたことで、まったく見たことがない新しい世界でライヴが行えたことが自分にとっては大きな出来事だったね。   アメリカもそれなりに良かったけど、日本は西洋の文化にはない別世界に感じたね。まさにアメイジングな経験だったよ。
19. 逆に一番大変だったと思えることはどんなことですか?
朝、起きるのが大変。寝る時間が足りないんだよね…。   いっぱいあったけど、時間がなくて大切な友人を失ったことかな。
20. 最近一番バンド内で盛り上がった出来事はどんなことですか?
リズム隊の2人がバンドをやっていなかったらお笑いをやってたくらいのおちゃらけぶりで、2人から無限に笑い話が出てくることかな(笑)。   リズム隊のRobとSimonがぼくとJoeを笑わせること。
21. 自分以外のメンバーをひと言で表現するなら?
みんな疲れてる。   疲労。
22. 自分のことをひと言で表現するなら?
理解不能。   困惑。
23. 自分のパート以外でやってみたいパートがあったら教えてください。
ピアノがうまくなれればいいけど、それよりもやっぱりギターを極めたいね。   全部やってみたいけど、特にドラムかな。
24. 自分たちの音楽で一番表現されていると思う感情は喜怒哀楽のうち、どれにあたりますか?
聴いた人の心の中で生まれる感情だと思うな。   その時点で必要とされる感情かな。
25. 音楽をやっているときの自分は、普段の自分とは違っていると思いますか?
ステージに立って、バンドと観客の関係が築けている時が自分らしく思えるよ。   音楽をやっている時の方が自分らしいかな。
26. また、音楽をやっているときの自分は周りから見てどんな人に見えていると想像しますか?
実際、違うと捉えられるけれど、そのことについて考え始めると良くないことばかりが出てきそうなので、考えないようにしているんだ。ひどいやつだと思われなければいいよ(笑)。   みんなが考えることについては、触れないようにしているんだ。でも、いいヤツだと思ってもらえたらいいね。
27. プレイヤーとしてこれから新しく挑戦したいと思っていることがあったら教えてください。
志を一歩先に置いていれば、いくらでも目標が生まれる。そうした気持ちでライヴをやっていければと思うよ。   映画のサウンドトラックを作ること。
28. バンドにとってもっとも大切だと思う要素(モノ、出来事、人、なんでも)はなんですか?
自分たち自身かな。人生をつぎ込んできたからね。   バンドそのものだね。もともとは存在しなかったものだから。
29. 自分自身の将来の夢は?
とりあえず、このままバンドをやっていきたいね。   できるだけ世界中をまわって、この新作を聴いてもらうこと。
30. バンドの将来の夢は?
このままツアーをして、曲を書いて、作品を出し続けること。10年以上にわたってね。   日本で東京、大阪以外の都市でライヴをやってみたいね。
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65DAYSOFSTATIC
2001年にイギリスのシェフィールドで結成。2003年にEP「STUMBLE.STOP.REPEAT」でデビュー。翌2004年には1stアルバム『THE FALL OF MATH』をリリースし、本国だけでなく日本でも話題に。2006年にはSUMMER SONICで初来日も果たした。美しいピアノの旋律にブレイクビーツと、轟音ギターを融合させたサウンドは"MOGWAI meets APHEX TWIN"と絶賛されている。
65DAYSOFSTATIC OFFICIAL WEBSITE
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