BLOG:さまざまなアーティストの日常を垣間見る。アーティストブログポータル!

ANTONY AND THE JOHNSONS "Thank You For Your Love"
[2010-08-30 10:13]

先日、ニュースでも取り上げましたが、ANTONY AND THE JOHNSONSが10月13日にニュー・アルバムとなる『Swanlights』をリリースします。Bjorkとのデュエット曲「Flétta」が収録されることでも話題の本作、本当に楽しみです。かのLou Reedに「いまオレの前に天使がいるのだと気付かされた」とまで言わしめたその"奇跡"のように素晴らしい声、そして人生における憂いや悲しみを含みながらも、身の毛もよだつほどに崇高で美しい楽曲。新作でもその魅力を存分に堪能できることは間違いありません。今回は先日も紹介した新曲の「Thank You For Your Love」に加えて、彼の屈指の名曲「You Are My Sister」もぜひ聴いていただいたく、改めてご紹介させていただきます。またここには掲載しませんが、YouTubeを探せば、彼によるTHE VELVET UNDERGROUNDの「Candy Says」のカヴァー(ライヴ・ヴァージョン)も公開されています。これがまた泣けるほどいいんです。ぜひこちらもチェックしてみてください。



Swanlights / ANTONY AND THE JOHNSONS
PCD-93357 2010.10.13 on sale

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LOCAL NATIVES 「World News」
[2010-07-26 22:35]

いや~、いいです! 夏にぴったりな何ともいえない突き抜けた爽快感、思わず口ずさみたくなる鼻歌っぽいメロディ、カリフォルニアの柔らかな陽光を思わせるトロピカル感とヴァカンスなムード、そしてドリーミーなコーラス!! かなり気持ちいいです! 夏のドライヴにはこれがピッタリですっ! というわけで、今回ご紹介するのはLAのシルヴァー・レーク地区を拠点に活動する大注目の5人組、LOCAL NATIVES(ローカル・ネイティヴス)。海外ですでにリリースされているデビュー・アルバム『Gorilla Manor』はすでに各メディア大絶賛の嵐ですが、なかでもこの「World News」は彼らのクラシックになるに違いない名曲。ブルーとホワイトの色味がとにかく美しいこのミュージック・ヴィデオもまた最高であります。そんな彼らは7月30日、フジロックのWHITE STAGEに出演、さらに『Gorilla Manor』の日本盤も8月4日にリリースされるので、ぜひそちらもチェック!!



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Gorilla Manor / LOCAL NATIVES
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Local  iconicon

HERE WE GO MAGIC 「Collector 」
[2010-07-21 19:02]

VAMPIRE WEEKENDの次はこいつら!! ここ数年、とにかく面白いバンドを輩出し続けているブルックリンから、またまた気になる連中が現れた。彼らの名はHERE WE GO MAGIC、男3人、女2人からなる5人編成のバンド。2009年の結成だというから、活動開始からまだ1年ちょっと……、であるにも関わらず、すでにDirty Projectorsなどを輩出したレーベルWESTERN VINYLよりデビュー・アルバム『HERE WE GO MAGIC』をリリースしており、(バンドの中心的存在のLukeがほぼひとりで作り上げたという)この作品が、じわじわと話題を呼び、GRIZZLY BEAR、THE WALKMAN、Department Of Eaglesなどこの地の人気バンドのフロント・アクトを次々と務め、いまやブルックリンで最も注目を集めるバンドのひとつにまで数えられるようになったという。鮮やかなポップ・チューンの中にも、どこか毒気を秘めた一筋縄ではいかないユニークな楽曲が、いかにもいまのブルックリンらしい。本日、7月21日にニュー・アルバム『PIGEONS』がリリースされているので、ぜひこの新たな才能をチェックしてみていただきたい! 前作に収録の「Fangela」のMVも面白いので、こちらもチェックを!!




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PIGEONS / HERE WE GO MAGIC
HSE-60046 2010.7.21 on sale

Pigeons  icon
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THIEVES LIKE US 「FORGET ME NOT」
[2010-07-13 19:35]

このバンド名を目にした時ピンときたかたもいるんじゃないでしょうか? 「THIEVES LIKE US」といえば、NEW ORDERが1984年に発表した楽曲で、その後、大ヒット映画『PRETTY IN PINK』にも使用された名曲! そこから彼らが影響を受けたかは定かではないのですが、マッドチェスター・サウンドを現代にアップデートしているのが彼らと言えるでしょう。ダンサブルなビートに乗るサイケデリックなシンセ音が不穏なムードを醸し出し、さらにメロディの切なさ、美しさを惹きたてています。メンバーが、それぞれスウェーデンやアメリカ出身の多国籍ユニットであることもあってか、アルバムを通して聴くと、様々な一面が見えてきてとても興味深い3人組です!
刹那で享楽的な世界観で紡がれているMVをぜひチェックしてみてください!



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THIEVES LIKE US / AGAIN AND AGAIN (CD)
FLAKES-027 2010.7.7 on sale

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PERFUME GENIUS 『LEARNING』
[2010-06-25 19:57]

むちゃくちゃいいー! この何とも言えないもの悲しさと美しさ! 先日リリースされたデビュー・アルバム『LEARNING』が、英国NME紙のアルバム・レヴューで10点中、9点(ちなみに10点はまず出ないので、9点って、相当な高得点です)を獲得し、いま日本でもじわじわと話題になりつつあるMike Hadreasによるプロジェクト、PERFUME GENIUSが、本気でヤバいです! しかもこの方、相当な美男子でもあります。なにはともあれ、むちゃくちゃローファイな質感ながらも、ときにSIGUR ROSのような荘厳な美しささえ漂わせてしまう、素晴らしいソングライティングのセンス。この3曲を聴いただけでも只者じゃないことは明白です。そのルックスも含めて、ぜひチェックしてみてください!



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LEARNING / PERFUME GENIUS 
OLE-9422 2010.6.22 on sale

Learning  icon
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DUM DUM GIRLS 「JAIL LA LA」
[2010-05-26 19:23]

今回紹介するのは2009年にデビューEPをリリースし、その完成された世界観と匿名性で、瞬く間にメディアの注目を浴びたDUM DUM GIRLS。当初、彼女たちはカリフォルニアのGRAND OLE PARTYというバンドで活躍したDee Deeのソロ・プロジェクトでしたが、その音楽性にあわせて、最近は4人編成のガレージ・ガールズ・バンドとなり、その勢いを加速させて、今年最も見逃せないアーティストのひとつとなりました。 打ちつけるように叩くドラムに、ゆらゆらと掻き鳴らすジャングリー・ギター、そしてDee Deeの時に物憂げなヴォーカルが、親しみやすいメロディにちょっぴり毒を与えて、なんとも言えない中毒性を醸し出しています。女性の牢獄をテーマにつくられたこのミュージック・ビデオは、彼女たちの少し不良っぽい雰囲気にとてもマッチしています! Dee Deeは現代に生きるRiot Grrrl? その動向に目が離せません!


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I Will Be / DUM DUM GIRLS
PCDT-16 2010.5.19 on sale

Dum Dum Girls - I Will Be  icon
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MATT AND KIM 「LESSONS LEARNED」
[2010-04-30 13:15]

今回紹介するのはフジロック出演が決定したブルックリンの男女デュオ、MATT AND KIM。NYの名門アートスクールで出会ったこの2人は楽器が弾けないまま音楽活動をスタート、その初期衝動の感覚で鳴らされるシンプルでダンサブルなサウンド、キャッチーなメロディですでに世界中の注目を集めています! アートワークにもこだわっており、このミュージック・ビデオ「LESSONS LEARNED」はNYの街頭をストリーキングし、ラスト・シーンで車にはねられるという衝撃の内容。このビデオはネットでたちまち話題になり、最近ではErykah Baduの新曲「WINDOW SEAT」のミュージック・ビデオが全く同じ流れで作られ、冒頭に"INSPIRED BY MATT AND KIM"とクレジットされるなど、全米では知名度人気ともにすごいことなってきている2人組です! 衝撃的でドラマチックでありながら強いメッセージ性を感じるこのビデオ、要チェックです!



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GRAND –Deluxe Edition- / MATT AND KIM
XNKC-10009 2010.5.5 on sale

Matt and Kim - Grand - Lessons Learned  icon
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YES GIANTESS 「THE RUINS」
[2010-04-02 16:40]

続々と夏フェスでの来日情報が発表されていますが、大御所よりも個人的にアガるのがブライテスト・ホープ枠! 夏フェスを契機にブレイクする新人勢が多いこともあって、毎年その枠のチェックは欠かせません。今回紹介するのは"SUMMER SONIC 2010"に出演するインディ・シンセ・ポップ4人組、YES GIANTESS! あのPASSION PITを輩出したUSのレーベル、NEON GOLDが送りだす期待の新人。80'sエレクトロ・ポップ・フレイヴァ―がかかった、まさに今のモードなバンドでLITTLE BOOTSやMSTRKRFT、LA ROUXらともツアーに回っているにも関わらず、音源は未だ7インチ・シングル2枚のみのリリース…。ですが、日本限定EPがTOWER RECORDS限定販売でリリースされることになりました! 待望のアルバムも7月にリリース予定とのことでサマソニに行かれる方は引き続き要チェックです!



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YES GIANTESS EP / YES GIANTESS
KCCD-403 2010.4.21 on sale

DARWIN DEEZ 「RADAR DETECTOR」
[2010-03-26 22:55]

"もうブルックリン・シーンも出尽くしたよね~"と決め込んでしまっている人たちに氷水を浴びせかけるような新人が登場! ほんと無尽蔵に才能あふれるアーティストが次々と出てきていますが、このDARWIN DEEZもそのうちの一人。宅録で完成させた音源をCD-Rに焼いて、透明なDVDケースに入れて販売するという、めちゃくちゃチープかつDIYなスタイルで活動していましたが、そのマジカルで中毒性の高いポップ感が口コミで伝わり、ついに2009年にUKのLucky Numberからデビュー! そして、この「RADAR DETECTOR」を先行シングルにしたアルバム『DARWIN DEEZ』も4月12日にリリースされます。アイデアの勝利! といった感じの「RADAR DETECTOR」ですが、聴けば聴くほどハマッてしまうことまちがいなし。この髪型も含めて、大注目です!!



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DARWIN DEEZ / DARWIN DEEZ
LUCKY039CD 2010.4.12 on sale

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TEENAGE COOL KIDS 「FOREIGN LANDS」
[2010-03-03 12:00]

現在のUSインディ・シーンに注目しているとブルックリン、アトランタのキーワードが自然と浮かんできますが、毎年世界最大規模の音楽フェスティヴァルSXSWが行われているテキサスにも要注目のインディ・バンドがいます。それはとびきりのガレージ・ポップを鳴らす4人組TEENAGE COOL KIDS! フロントマンのAndrew Savageはすでにカルト的人気を誇るレーベル、"WOODSIST"、"TRANSPARENT"、"Tic Tac Toe"でもリリースをしていて、インディ界隈で常に注目を集めている人物。彼のプロジェクトの中でも最もキャッチーかと思われるこのバンド、リード曲のミュージック・ビデオもよい感じにローファイ感とポップさがDIYに融合されています!



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FOREIGN LANDS / TEENAGE COOL KIDS
DQC-436 2010.3.3 on sale

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PRINCETON 「CALYPSO GOLD」
[2010-01-29 17:51]

VAMPIRE WEEKENDの全米1位には驚かされましたね~。難解そうでありながら、実は間口が広く、しかもその懐はまったく先が見えないというハードコアな音楽ファンもうならせ、インディ・ロック / ポップに無縁な人も惹き付けるという何年かに1枚出てくるような傑作だったので、納得ではありましたが。彼らの成功もあってか、アフリカやラテンのリズムをポップに昇華させたスタイルが定着しましたが、このカリフォルニアの4人組のアルバム『COCOON OF LOVE』からUKの新レーベルのためにカットされたニュー・シングルもそのひとつに数えてもいいでしょう。

タイトルがまさにといった感じですが、リズムに特徴があるというわけではなく、あくまで雰囲気を取り入れたという仕上がり。むしろ、メロディアスなインディ・ポップに近く、この流れるようなストリングスは大滝詠一を思い出したりも。この曲以外にも、よく練られたジェントルな曲ばかりなので、上質なポップ・ミュージックが聴きたいという人は、まず彼らのMySpaceをチェックしてみてください!


PRINCETONのオフィシャルMySpaceはコチラから!



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COCOON OF LOVE / PRINCETON
KR-462 2009.9.29 on sale


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BLACK LIPS 「BAD KIDS」
[2010-01-21 15:20]

多様なカルチャーやアートからインスパイアされた、独自色の強いアーティストが目立つ最近のUSインディ・シーンですが、今回はその中でもガレージ・ロックといえばこいつら! なBLACK LIPSを紹介します!

2000年に米国アトランタで結成されたBLACK LIPSは、デビュー7インチを自身のレーベルDie Slaughterhausからリリースしたところから、そのキャリアがスタートしました。カントリーや、パンク、60年代のサイケデリック・ロックまでもジャンクに飲み込んで掻き鳴らすそのガレージ・サウンドは、瞬く間に話題となり、各国のキッズ達が熱狂。なによりキッズの心をつかんだのは、その過激なライヴ・パフォーマンス。一言で言ってしまえば不良! の彼らにしか成し得ないそのヤンチャなパフォーマンスがアンダーグラウンド・シーンからコーチェラやグラストンベリーなど世界一のフェスティバル出演にまで押し上げたのです。

その不良っぷりがたたってか、まだ日本には来日したことがない彼らですが、結成10年目にして待望の初来日が実現! それに合わせ彼らが2007年に放った『GOOD BAD NOT EVIL』の日本盤が1月27日にリリースされます!

アルバムのリード・トラックでもあり、話題の映画『(500)日のサマー』の挿入歌にもなった「BAD KIDS」を今すぐチェック!!



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GOOD BAD NOT EVIL / BLACK LIPS
DQC-412 2010.1.27 on sale


 Black Lips - (500) Days of Summer (Music from the Motion Picture) icon
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初来日を祝して、New Audiogramでもお馴染みのあのアーティストも共演! チェック必須です!


ALPHAVILLE RECORDS presents BLACK LIPS JAPAN TOUR 2010

DATE : 2010.2.10 (wed)
VENUE : Kyoto METRO, Kyoto
OPEN / START : 22:00
ACTs : BLACK LIPS / The New House
DJs : HALFBY / HANDSOMEBOY TECHNIQUE / COLLETTE / 小山内信介... and More!!
INFO : METRO 075-752-2787

DATE : 2010.2.11 (thu)
VENUE : Nagoya TIGHT ROPE, Aichi
OPEN : 18:00 / START : 19:00
ACTs : BLACK LIPS / The New House / 6 EYES / SIKA SIKA
INFO : TIGHT ROPE 052-242-8557

DATE : 2010.2.12 (fri)
VENUE : Harajyuku ASTRO HALL, Tokyo
OPEN : 18:30 / START : 19:00
ACTs : BLACK LIPS / DMBQ / CUBISMO GRAFICO FIVE
DJs : ALPHAVILLE RECORDS DJs
INFO : ASTRO HALL 03-3402-3089

DATE : 2010.2.14 (sun)
VENUE : Sendai CLUB SHAFT, Miyagi
OPEN / START : 19:00
ACTs : BLACK LIPS / The New House / moja / -W-
DJs : KINK / 小山内信介 / APU
INFO : CLUB SHAFT 022-722-5651

詳しくはコチラ!

COLD CAVE 「LOVE COMES CLOSE」
[2009-11-26 01:42]

直訳すると"冷たい洞窟"……。

この季節にカンベンしてほしい名前ですが、音もいい感じに冷えてマス。80'sなプラスチックな感じのシンセに、洞窟の奥から響いてきそうな男性ヴォーカル。THE JESUS AND MARY CHAINが持つ暴力性をコートの中に忍ばせたような、冷徹なサウンド・タッチがたまりません。

COLD CAVEはフィラデルフィアを拠点にする3人組で、中心人物のWesley EisoldはSOME GIRLSやAMERICAN NIGHTMAREのメンバーとしても活躍。そう、彼らにはハードコアの背景があって、この凍てついたサウンドに接しているとなんだか理解できるような気が。

HEARTWORM PRESSというインディからリリースされたデビュー・アルバム『LOVE COMES CLOSE』は即ソールド・アウトになり、これに注目したMATADORは彼らと契約。デビュー作が再発されて、現在話題沸騰中! 暑い時期には熱いものをと言いますが、寒い時期に冷たいものもぜひ!!



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LOVE COMES CLOSE / COLD CAVE
OLE-913
2009.11.3 on sale

Cold Cave - Love Comes Close  
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THE DRUMS 「LET'S GO SURFING」
[2009-11-06 19:48]

文化系男子のひそかな憧れというか、ないものねだり(?)なのが、サーフィン! さんさんと照りつける太陽と白いビーチ、そして水着の女の子……自分とは無縁のものを欲しがってしまうのはどうしてなんでしょうか。このニューヨークはブルックリンの4人組、THE DRUMSも西海岸を夢見ているのか♪I wanna go surfing~と陽気に歌っています。

口笛とベースが生みだす軽快なフィーリングに、ハンドクラッピングも加わった最高のポップ・チューンで、ブルックリン・シーンの活気を伝えるかのよう。イギリスのMOSHI MOSHIとも契約し、次はイギリスの寒々しくてどんよりとした天気を、このカラっとしたサウンドで吹き飛ばします!



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SUMMERTIME! EP / THE DRUMS
MOSHI-89
2009.10.12 on sale

 
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THE PAINS OF BEING PURE AT HEART 「HIGHER THAN THE STARS」
[2009-10-22 16:27]

気の早いところではクリスマスのイルミネーションがスタートしているのだとか。New Audiogram編集部のあるオフィスでは、大半がTシャツなのですが。気分だけは高めていこうということですかね。ということで、ちょっと早めに冬気分を味あわせてくれるナンバーをご紹介します。

日本盤が今年4月にリリースされたブルックリンを拠点に活動する4人組、THE PAINS OF BEING PURE AT HEARTのニュー・シングルで、タイトルは 「HIGHER THAN THE STARS」。PRIMAL SCREAMの「HIGHER THAN THE SUN」を連想してしまいますが、どうやら関係なさそうです…。

さて、音の方はというと、これがモロに80年代のクリエイション・レーベルにいたバンドや、サラ・レーベルのバンドたちを思い浮かべてしまうほど、清冽なギター・サウンドとせつないメロディがあふれ出すナンバー。もはやシューゲイザーというよりは、80年代ネオ・アコースティックのリヴァイヴァルという感じに仕上がっています。

PVが作られていないようなので、ひとまずシアトルのFM番組で収録されたライヴ映像をお届けします。むしろライヴ映像の方がレアかもしれません。あ~観てるだけで、早く来日してくれ~という気分になってきますね。来年の夏フェスでもいいですが、ライヴハウスでがっつりと観てみたいもんです。



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THE PAINS OF BEING PURE AT HEART / HIGHER THAN THE STARS
SLR-105
2009.9.22 on sale

 
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HEARTSREVOLUTION 「薔薇と彼女の王子」
[2009-10-15 22:14]

「薔薇と彼女の王子」って洋楽じゃないじゃん! って声が聞こえてきそうですが、今回紹介するのは、間違いなくFROM NYなHEARTSREVOLUTION!

紅一点のキュートなヴォーカルのLOに、BEN、TERRYからなるオルタナティヴなエレクトロ・バンドの彼ら。CRYSTAL CASTLESとのスプリット・シングルや、『Kitsune Maison』に楽曲が収録されるだけでなく、サマソニで初来日も果たして着実に知名度を上げています。さらには"DIESEL:U:MUSIC"のWORLD WINNERとなり、現在は世界ツアー中と話題沸騰中!

エレクトロに、CHICKS ON SPEED直系のアート・パンクの要素をミックスして、サブ・カルチャーのユーモアを足したような、その音楽性はまさに最先端と言っていいもの。カルチャー誌や音楽雑誌に引っ張りだこの彼らが、10月7日についに日本デビュー!

その「薔薇と彼女の王子」は『KITSUNE MAISON : 7』に収録され、iTunes Storeエレクトロ・チャートで1位を獲得し、大きな反響を呼んだ話題のナンバー。サン=テグジュペリの小説『星の王子さま』へのアンサーとも思える世界観をエレクトロというフォーマットを通して、センチメンタルでキッチュに仕上げています。



彼ら自身マンガなどジャパニーズ・カルチャーが大好き!ということもあって、日本盤のタイトルは、なんと『ハーツ日本』。ジャケットのこのセンスもなかなか衝撃的です(笑)。11月18日に発売になる『KITSUNE MAISON : 8』にも収録される「DANCE TILL DAWN」は、80kidzやDEXPISTOLS、AMWEによる日本人エレクトロ・アーティストが手がけたリミックスを4ヴァージョン収録。さらには彼女たちの代表曲である「C.Y.O.A!」も収められています。「イラッシャイマセ、ドウゾヨロシク! 」とカタコトの日本語で歌うこの奇天烈エレクトロは一度聴いたら耳を離れません!


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HEARTSREVOLUTION / ハーツ日本
PCDT-1 1,890yen (tax in)
2009.10.7 on sale


Heartsrevolution - Hearts Nippon 
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FOOL'S GOLD 「SURPRISE HOTEL」
[2009-10-02 16:49]

秋雨前線の影響なのでしょうか、はっきりしない天気が続いていますが、そんなうっとおしい空気をスカッとしてくれるのが、このFOOL'S GOLD 「SURPRISE HOTEL」!

彼らはFOREIGN BORNのメンバーであるLewis Pesacovと、CASS MCCOMBSの作品などに参加しているLuke Topの2人を中心としたユニットで、アフリカ音楽やジャーマン・プログレ、80'sの要素を感じさせる、VAMPIRE WEEKENDやTHE VERY BEST、BLK JKSのラインに連なるようなサウンドが最高です!

この「SURPRISE HOTEL」はコンゴのリンガラ音楽をベースにしたトロピカルなナンバーで、80年代のファンカラティーナに通じるダンサンブルなテイストがさく裂! ちなみに彼らが所属するIAMSOUNDのオフィシャル・サイトでは、この曲を無料配信中です!!


FOOL'S GOLD 「SURPRISE HOTEL」のダウンロードはコチラから!


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FOOL'S GOLD / FOOL'S GOLD
IAM-029
2009.9.29 on sale

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HOCKEY 「TOO FAKE」
[2009-07-22 22:20]

ハイ、はじまりました!
New Audiogramのスタッフが今、気になってしかたがない洋楽新譜を紹介する新コーナー、


"New Audiogram 激スイセン盤! 週刊ヨーガク試聴機"


リリースほやほや、これからリリースされる、New Audiogram的なオルタナティヴなサウンドをどんどんピックアップしていきますので、よろしくお願いしマス!


さて、記念すべき第1回に登場するのは…


アメリカはオレゴン州出身の4人組、HOCKEY!!


THE STROKESとLCD SOUNDSYSTEMが引き合いに出される、なんとなくわかるような、わからないようなサウンドですが、試聴してみればすぐに納得するはず!


80年代のポップなフィーリングも、90年代のロック・テイストも、00年代のダンス・グルーヴも兼ね備えた、思わずズルイと言ってしまいそうなメロディ。6月リリースの2ndシングル「LEARN TO LOSE」も、3月にリリースしたデビュー・シングル「TOO FAKE」も今年を代表するアンセムになりそうな予感大です!


デビュー・アルバム『MIND CHAOS』は8月24日リリース予定!


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New Audiogramのスタッフが気になる洋楽新譜を毎週セレクト!! 海外のオルタナ・シーンの今を映像と共に伝えていきます!!


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