このバンド名を目にした時ピンときたかたもいるんじゃないでしょうか? 「THIEVES LIKE US」といえば、NEW ORDERが1984年に発表した楽曲で、その後、大ヒット映画『PRETTY IN PINK』にも使用された名曲! そこから彼らが影響を受けたかは定かではないのですが、マッドチェスター・サウンドを現代にアップデートしているのが彼らと言えるでしょう。ダンサブルなビートに乗るサイケデリックなシンセ音が不穏なムードを醸し出し、さらにメロディの切なさ、美しさを惹きたてています。メンバーが、それぞれスウェーデンやアメリカ出身の多国籍ユニットであることもあってか、アルバムを通して聴くと、様々な一面が見えてきてとても興味深い3人組です!
刹那で享楽的な世界観で紡がれているMVをぜひチェックしてみてください!
THIEVES LIKE US / AGAIN AND AGAIN (CD)
FLAKES-027 2010.7.7 on sale
スペインはヴァレンシア出身の5人組、POLOCKはMTV SPAINのイベントでFranz Ferdinandoの前座に抜擢されるなど既に本国では注目を集めている若手バンドです。PHOENIX直系の甘いメロディと郷愁感をキラキラとした電子音で彩ったかのような楽曲達は、どれも胸に迫るものがあります! 以前紹介し、今や世界中で大人気アーティストの仲間入りを果たしたTHE XXと一緒にイヴェントにでたり、DELOREANと同じレーベルだったりと、日本での知名度はまだまだですがチェックしといて損はないですよ! 彼らのMyspaceに貼ってある海岸でのライヴの様子もいなたくて良いのでぜひチェックしてみてください!!
GETTING DOWN FROM THE TREES / POLOCK
PDIP-6510 2010.6.17 on sale
DELOREAN 「STAY CLOSE」
この"デロリアン"というバンド名を見て、ピンときた人はまちがいなく20世紀の人。そう、すぐにあの映画を思い出してしまったはず。Michael J. Fox主演で85年に公開された『BACK TO THE FUTURE』で、過去・未来へと行き来した自動車型のタイムマシーンの名前で、実際に北アイルランドの自動車会社が販売していたスポーツカーの名称になります。その名前をいただいた、このスペインの4人組は2000年にデビュー。これまでに3枚のアルバムを発表し、6月8日には4枚目のアルバム『SUBIZA』をリリース(日本盤は6月23日予定)します。紹介する「STAY CLOSE」は新作からの1stシングルで、ダブステップのリズムを取り入れた夏らしいダンス・チューンに仕上がっています。どこかUNDERWORLDにも通じるアンセミックな感じで、ダンスフロアでの受けも良さそう。夏フェスの深夜あたりで踊りたいですね~。
SUBIZA / DELOREAN
BGJ-19269 2010.6.23 on sale
先日ご招待企画でもご紹介したスペインのバンドTHE RIGHT ONS、その来日公演を見に行ってきたんですが、ヤツら凄いです! 圧巻のライヴ・パフォーマンス、ほとばしるソウルを見事くらってきました。最近加熱するロックンロール・リヴァイヴァルの中でもこのバンドは世界的に頭ひとつぬきんでること間違いなしのバンドです! 最新作となる2nd アルバム『LOOK INSIDE, NOW』とデビュー・アルバム『80.81』をコンパイルした日本デビュー盤が6月にリリースされるのも決定している彼ら。今からチェックしといて損はないですよ!
LOOK INSIDE, NOW! + 80.81 / THE RIGHT ONS
FLAKES-025/026 2010.6.16 on sale
先週に引き続き今回も2人組を紹介です! ノルウェーのアコースティック・ポップ・デュオ、JEREMY。
軽快なビートと人懐っこいメロディがTHE SMITHやTHE HOUSEMARTINSといった80'sのバンドを彷彿とさせつつも、みずみずしいソングライティングや甘く心地よく広がるハーモニー・ワークに北欧ならでは雰囲気を漂わせています。
日本盤特別ボーナストラックとして、2007年に発表されたミニ・アルバムのリード曲 「YOU'RE ALLRIGHT」のリミックスを収録! さわやかに広がるアコースティックの音色とはじけるメロディ、まさにエヴァ―グリーンな名曲と言えるでしょう! ノルウェーのフレッシュな空気をたくさん含んだミュージック・ヴィデオをチェック!
SMELLS LIKE RAIN, FEELS LIKE THE SUN / JEREMY
RIMO-016 2010.4.14 on sale
前回ご紹介したGENERAL FIASCOはアイルランド出身ですが、今回はスイス出身の4人組SCHNITZERを紹介します! バンド名は、ドイツ語(スイスの公用語)で彫刻家を意味するそう。このバンドはメンバー全員がミュージシャンであると共に、映像やグラフィックなどの分野でも活躍するアート集団でもあります。音の方も甘酸っぱいネオアコ・サウンドやヴォコーダーと多用したディスコ・モードな曲など様々な面がありますが、統一して感じられるのが彼らのインテリジェンスな雰囲気。日本の熱心なリスナーにも響きそうな彼らのライヴの様子を今すぐチェックしてみてください!
THE DEBUT OF THE QUARTET / SCHNITZER
FIFO-0013 2010.3.17 on sale
初来日も決定! 詳しくはコチラをチェック!!
コンスタントに良質なアーティストが輩出されているスウェーデン、共通されるノスタルジックで繊細な音作りにはスウェーデンのお国柄を感じずにはいられません。今回紹介するのもまさに! な男女デュオ、THE DEER TRACKSです!
彼らは北欧ですでに別々のバンドで成功を収めながらも、2007年にTHE DEER TRACKSを結成。ポスト・ロック / エレクトロニカで、冷ややかになりがちなサウンドを男女デュオという特性を活かし暖かい叙情的な北欧の世界を表現。キラキラしたギターやブレイク・ビーツ的な生ドラム、男女のヴォーカルがのる甘いメロディがたまりません!
そんな彼らのデビューから現在までの作品をまとめた日本盤『EGGEGRUND & AURORA -SPECIAL EDITION-』が3月10日に発売決定! まずは絵本のような世界で表現されたオーケストラルな「SLOW COLLISION」を今すぐチェック!!
EGGEGRUND & AURORA -SPECIAL EDITION- / THE DEER TRACKS
DQC-412 2010.3.10 on sale
初来日も決定! 詳しくはコチラをチェック!!
最近よくアーリー90'sの波がきていると耳にするのですが、ロック・シーンにおける90年代はTORTOISE、SIGUR ROS、MOGWAIなど良質のポスト・ロックが多数輩出された年代でもありました。リヴァイヴァルが起きるかはまだわかりませんが、まちがいなく2010年代のポスト・ロックを代表するバンドAERIALを紹介します!
AERIALはスウェーデンのサンドビーケン出身の5人組、2006年にデビューした当時、彼らはまだ平均年齢20歳の新星ポスト・ロック・バンドとして話題を集めました。そこからエモーショナルに傾倒した2ndを経て、メンバーも1人増え、待望の3rdアルバムを完成させました!
デビュー当初の疾走感をぐっとメロウにおさえながらも、煌めくアルペジオのリフや轟音に佇むセンチメンタルは健在。さらに存在感を増したエモーショナルなメロディに胸が締め付けられます。また3分に満たないとは思えない悠久感。聴き終わると、どうか終わらないで…といった余韻がホワイトアウトしていきます。
アルバムを通して聴くと、ぐっとポップにメロディを押し出した曲や1stを思わせる組曲的な構成の曲、轟音インスト・ポストロックといったヴァラエティにとんだ楽曲が並び、彼らの広くもっと多くの人にといった意図が感じられます。是非彼らのMySpaceページでアルバム全曲をチェックしてみてください!
AERIALのオフィシャルMySpaceはコチラから!
PUT IT THIS WAY IN HEADLINES / AERIAL
FLAKES-022 2010.3.17 on sale
今にも雪が降りだしそうに冷え込んできましたが、そんな時はアコースティックな音が聴きたくなりませんか? 今回紹介するのは4年ぶりの来日が決まったノルウェー出身の奇跡のアコースティック・デュオ、KINGS OF CONVENIENCE。
温かみのある、クリアなギター・カッティングでリズムを刻みながら、広がる爽やかなコーラス・ワーク、なんといってもノスタルジックで牧歌的なメロディ・ラインが染みますね。北欧ノルウェーの穏やかな空気たくさん含んだ、心温まるヴィデオに仕上がっています。
BOAT BEHIND / KINGS OF CONVENIENCE
TOCP-66917 2009.10.7 on sale
ヴィデオの曲を含む『DECLARATION OF DEPENDENCE』を5年ぶりに今年の10月にリリースした彼らの4年ぶりの来日が決定しました!
DATE : 2010.4.6 (tue)
VENUE : Shinsaibashi CLUB QUATTRO, Osaka
OPEN : 18:00 / START : 19:00
INFO : SMASH WEST 06-6535-5569
DATE : 2010.4.7 (wed)
VENUE : Shibuya O-EAST, Tokyo
OPEN : 18:00 / START : 19:00
INFO : SMASH 03-3444-6751
コーネリアスとも親交があり、多くのミュージシャンからも支持されている彼らの来日公演は絶対見逃し厳禁です!
洋楽はUK/USだけじゃない!
ってことで、今回はポーランドのTHE CAR IS ON FIREをお届けします!
1stアルバムではアッパーなガレージサウンドを聞かせ、2ndではボサノヴァ的アコースティック要素を取り入れたハイセンスなポップサウンドでネクスト・TAHITI 80とも謳われた彼ら。
気になる3rdはパーカッショナブル2009年の流れを汲みとったアート・ロックの方向へ!
THE SEA AND CAKEやTORTOISEのドラムで知られるJOHN McENTIREのスタジオで録った新作は、元々彼らがあわせもっていたポスト・ロックの要素がさらに際立ち、ネクスト・レヴェルへ彼らが登り詰めたことを知らしめる作品となっている。
10月7日リリースの3rd『OMBARROPS!』は発売元のThistime RecordsとFlake Recordsで先行販売中!
アルバム名でもあり、先行シングルでもある「OMBARROPS!」を今すぐチェック!!
イントロでたまるドラムと、ギロの使い方が個人的にツボです。
そんな彼らが、今回初来日決定! 共演者も豪華なので合わせてチェックです!
DATE : 2009.9.27 (sun)
VENUE : Shindaita FEVER, Tokyo
ACTs : MATIAS TELLEZ (from NORWAY) / SISSY WISH (from NORWAY) / THE CAR IS ON FIRE (from POLAND)
DJs : Soccer Boy
INFO : FEVER 03-6304-7899 / FLAKE RECORDS 06-6534-7411
DATE : 2009.9.28 (mon)
VENUE : Shinjuku MARZ, Tokyo
ACTs : THE CAR IS ON FIRE (from POLAND)
DJs : 星原喜一郎
INFO : MARZ 03-3202-8248
DATE : 2009.9.29 (tue)
VENUE : Kannai DRAGON CLUB, Kanagawa
ACTs : THE CAR IS ON FIRE (from POLAND) / MATIAS TELLEZ (from NORWAY) / SISSY WISH (from NORWAY) / THE NEW HOUSE
DJs : TWEE GRRRLS CLUB / WSZ80 & reclash DJ's
INFO : FLAKE RECORDS 06-6534-7411
DATE : 2009.10.1 (thu)
VENUE : Higashiyama WHOOPEE'S, Kyoto
ACTs : MATIAS TELLEZ (from NORWAY) / SISSY WISH (from NORWAY) / THE CAR IS ON FIRE (from POLAND) / CUBISMO GRAFICO FIVE
DJs : HALFBY / HANDSOMEBOY TECHNIQUE
INFO : FLAKE RECORDS 06-6534-7411
DATE : 2009.10.2 (fri)
VENUE : Nagoya Ikeshita UPSET, Aichi
ACTs : MATIAS TELLEZ (from NORWAY) / THE CAR IS ON FIRE (from POLAND) / CUBISMO GRAFICO FIVE / rega
INFO : UPSET 052-763-5439 / FLAKE RECORDS 06-6534-7411
DATE : 2009.10.3 (sat)
VENUE : Shinsaibashi SUNHALL, Osaka
ACTs : MATIAS TELLEZ (from NORWAY) / THE CAR IS ON FIRE (from POLAND) / CUBISMO GRAFICO FIVE / SPREAD / WEDNESDAY / LOVE AND HATES
DJs : TWEE GRRRLS CLUB
INFO : FLAKE RECORDS 06-6534-7411
DATE : 2009.10.4 (sun)
VENUE : Kobe ZINK, Hyougo
ACTs : MATIAS TELLEZ (from NORWAY) / THE CAR IS ON FIRE (from POLAND) / YOUR SONG IS GOOD / THE BAWDIES / LOVE AND HATES
DJs : 80Kidz / TWEE GRRRLS CLUB
INFO : FLAKE RECORDS 06-6534-7411
DATE : 2009.10.6 (tue)
VENUE : Nishi shinsaibashi CLAPPER, Osaka
ACTs : MATIAS TELLEZ (from NORWAY) / THE CAR IS ON FIRE (from POLAND) / THE CHEF COOKS ME
INFO : CLAPPER 06-6535-5569 / FLAKE RECORDS 06-6534-7411
DATE : 2009.10.7 (wed)
VENUE : Shimokitazawa ERA, Tokyo
ACTs : THE CAR IS ON FIRE (from POLAND) / THE CHEF COOKS ME
INFO : ERA 03-5465-6568
ツアー詳細はコチラ!
夏フェスシーズンもおちつき、いよいよ夏も折り返しですね!
今回はそんな過ぎゆく夏を惜しむかのようにトロピカルなバンドを紹介します!!
南アフリカの白人ヤング・4ピース・バンド、DESMOND & THE TUTUS!
アフロ・ビートのようにパーカッショナブルなビートとベースで構成されたはねるグルーヴ、どこかクセがあるけどポップなボーカル、温かみのあるフォーキーなギターに加えて、気持ちが良いほどに疾走するブルースハープの音色がたまりません!
昨年12インチのリリースでインディ・ファンの心をつかみクラブ・ヒットとなった「KISS YOU ON THE CHEEK」はもちろんのこと、そのあとに7インチでリリースされた「PETER」も本当にトロピカルな夏にぴったりの曲です!
またその楽曲たちを加えた、11曲入りの彼らのデビュー・アルバム『TUCKSHOP』がすでに発売されていますが、なんと本国南アフリカのみ! という暴挙っぷり。
大阪の名物レコードショップのFLAKE RECORDSが気合いの南アフリカ直輸入をしましたが、即完売という耳の早いリスナーには大人気の彼ら。
その絶賛ぷりを受けて、また再輸入! しかも彼らの南アフリカツアーでのみ販売される限定500枚のニューEP「_______ & The _____」も一緒に入荷したそうです!
欲しい方はFLAKE RECORDS WEBSITEまで!
ちなみに『TUCKSHOP』はiTunes Music Storeでも販売されています。
その南アフリカツアーでのみ販売される限定500枚のニューEP「_______ & The _____」は、南アフリカから遠く離れた私たちのようなリスナーのために、期間限定でフリーダウンロードができます!
ニューEP「_______ & The _____」プロモーション・サイト
あわせてアップされた新曲デモ版のPVも要チェック!
このように、すごくいろいろなところに手が込んでる感じがまたまらなく、インディ・ファンの心をつかむのでしょうね。
音源はダウンロードできたものの、プロダクトも欲しくてたまらないですもん。
こいつら粋です!!