今回ご紹介するのは、かの悪童にして稀有なる天才THE LIBERTINESのPeter Dohertyが「この10年でこの国が生み出した、最も優れたソングライターのうちのひとり」と賛辞を惜しまないソングライター、John Bramwell率いるマンチェスターの3ピース、I AM KLOOT(アイ・アム・クルート)の新曲「Northern Skies」!! アコースティックを基調としたシンプルなサウンド、じんわりと心に沁みわたるような穏やかなメロディ、そしてJohn Bramwellの渋くも温かなヴォーカル……、その素晴らしき歌詞の意味をすぐに理解できなくとも、その楽曲の良さは十分に伝わるはず。この「Northern Skies」も収録した彼らの最新作『Sky at Night』は、なんと現在UK最大の音楽賞マーキュリー・プライズに絶賛ノミネート中とのこと! 9月8日に日本でも発売が決定しているので、ぜひチェックしてみてください!!
Sky At Night / I AM KLOOT
2010.9.8 on sale
今回ご紹介するのは、いよいよ来週9月8日に待望の来日公演を控えるKLAXONSであります! このミュージック・ヴィデオは、8月25日にリリースされたばかりのニュー・アルバム『SURFING THE VOID』の1曲目を飾る「Echoes」!! イントロを一聴しただけで、全身の血が沸騰し爆発するようなKLAXONSの新たなキラー・チューンと呼べる素晴らしい1曲。もちろん今回の来日公演でもとっておきのタイミングで披露されることでしょう。それにしてもこのミュージック・ヴィデオが最高にかっこいい。美しい砂漠の夕暮れの中で、嵐のような楽器を掻き鳴らす4人。激しくも抒情的な楽曲とその雄大な風景がばっちりハマっていて、最高にロマンティックです。ニュー・アルバム『SURFING THE VOID』も待った甲斐ありの素晴らしい内容なので、ぜひチェックしてみてください!!
SURFING THE VOID / KLAXONS
UICP-9041 2010.8.25 on sale
リリースは6月半ばだったので、ちょっと前に遡るのですが、今回は、世界的なトップ・モデルとしても活躍し、かのJack Whiteの奥さんとしても知られる、Karen Elsonを紹介しましょう。なにが良いかって、そりゃご覧の通り、その妖艶過ぎるルックスが思いっきり僕の好みなんです。……というお粗末な情報はさておいて、まるでDavid Lynchの映画から飛び出してきたかのような何とも怪しげで、そしてエロティックなこのミュージック・ヴィデオ、最高過ぎます!! きっとJack Whiteの趣味でしょうね。前述の6月にリリースされたアルバム『The Ghost Who Walks』は、夫のJack Whiteが全面プロデュースとドラムで参加する他、Patti Smithの息子をはじめ、THE DEAD WEATHERやMY MORNING JACKETのメンバーなど超豪華メンバーが参加しており、こちらもなかなか良いのであります。もし来日公演が実現したら、ライヴはぜひ場末のキャバレーとか、サーカス小屋で観てみたい。そんなミステリアスなオーラを放つKaren Elson、その今後にも注目していきたいです。
The Ghost Who Walks / Karen Elson
BGJ-10083 2010.6.16 on sale
エモとカテゴライズされることはなさそうですが、しかしこのこみ上げてくる感情が一気にあふれるようなメロディは、まさにエモの高揚感や切なさに通じるところがあるロンドン出身の3人組による2ndシングル。THE CARSやJAPANに影響を受けた80's感あふれる陰影に富んだ繊細なメロディとサウンドは、とても2枚目のシングルをリリースした新人とは思えないほどのもの。WHITE LIESのような大ブレイクが期待できそうな新星です! 夏フェスで観てみたい!!
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NIGHTTIME DIAMOND / LUNAR YOUTH
FVSR-019 2010.5.17 on sale
う~ん、コレはスゴイ! まさに完コピというか、まるで現代にタイムスリップしてきたかのような80'sぶり。その音楽はもちろん、ルックスまでもが80年代の匂いがプンプンなのです(笑)。このHURTSはマンチェスターを拠点にするシンセ・ポップ2人組で、今年1月にシングル「WONDERFUL LIFE」でデビュー。このリミックスを80年代を代表するリミキサー / プロデューサーのArthur Bakerが手がけていたり、よく指摘されているようですがモノクロームのアーティスト写真もAnton Corbijnっぽかったりと、かなり本気度を感じさせます。今年のサマソニ出演も決定しているので、その姿を生で拝めるまたとない機会になりそう! まずはこの2ndシングルのミュージック・ビデオで、彼らの魅力を確認してみてください!!
BETTER THAN LOVE / HURTS
88697704372 2010.5.24 on sale
アメリカでは80年代のインディ・ポップを思わせるバンドが続々と出てきていますが、本家であるイギリスからもじわじわと良質なバンドが登場しています! 2008年にシェフィールドで結成されたTHE CROOKESもそのひとつで、MySpaceの"影響を受けた音楽"のところにAZTEC CAMERA、THE SMITHSとあるように、まさに胸を焦がすような旋律にたちまち夢中になるはず。この「BLOODSHOT DAYS」は彼らにとって2枚目となるシングルで、50年代のロックンロールや60年代のガールズ・ポップからの影響もうかがわせるナンバー。元OASISのNoel Gallagherもお気に入りで、アルバムが今か今かと待たれる期待の新星なので、ぜひチェックしてみてください!
BLOODSHOT DAYS / THE CROOKES
HEIST-017VL 2010.4.9 on sale
東京では満開を過ぎて、そろそろ葉桜になりかけていますが、季節を先取りし過ぎ(?)な2人組を紹介! SUMMER CAMPはTransgressive Recordsからリリースされたアルバム『THE ART OF FICTION』が高く評価され、来日経験もあるJeremy Warmsleyと、女性シンガーのElizabeth Sankeyによるユニット。この「GHOST TRAIN」はロンドンを拠点にするふたりが、Moshi Moshi Recordsから4月12日にリリースするシングルで、過ぎ去りゆく夏を惜しむかのようなメランコリックなナンバーです。
どことなく、DOLLY MIXTUREが参加したCaptain Sensibleの「HAPPY TALK」に似ているような(Billy Idolの「EYES WITHOUT A FACE」にも!)。THE DRUMSに続いて、Moshi Moshiから全世界にブレイクするかも!?
GHOST TRAIN / SUMMER CAMP
MOMO-28 2010.4.12 on sale
フジロックの第1弾出演アーティストも発表になり、そろそろあのバンドが出ればいいのになと夢想するシーズンになりましたね。そんな自分だけのラインアップにぜひ加えてもらいたいのが、このGENERAL FIASCO! 北アイルランド出身の3人組で、2008年にデビュー。小気味よくカッティングされるギターとシンガロング必至のサビがガッチリと手を組んだ曲ばかりで、今年2月にリリースされたばかりのシングル「EVER SO SHY」もフェスで聴けたら最高に盛り上がりそうなナンバー。まるでTHE ENEMYの弟分のようで、実際にサポート・アクトも務めたことがあるそう。今月下旬には待望の1stアルバム『BUILDINGS』もリリースと、今年の夏フェス出演を熱望したいバンドです!
BUILDINGS / GENERAL FIASCO
INFECT 110 2010.3.16 on sale
花粉の季節到来ですね~。スカっと吹き飛ばしたいところですが、こういう時に限って、そんなサウンドは見つからず…。でも、このタイトなロックンロールを聴けば、少しは気が紛れるかも!? PLAN BはLITTLE BOOTSやTHE STREETSらが所属する679 Recordingsから2006年にデビューしたラッパーで、この「STAY TOO LONG」は4月5日にリリースされる2ndアルバム『THE DEFAMATION OF STRICKLAND BANKS』からの1stシングル。自分が最も得意とするヒップホップと、ソウルフルなロックンロールをうまくマッチさせた仕上がりで、ライヴでの盛り上がりが目に浮かぶよう。
それにしてもドラマ仕立てで、やたらと凝ったつくりのミュージック・ビデオですが、実はこのPLAN Bは俳優としても活躍していて、映画にもちょい役じゃなくて、重要な役柄で出演しています。なので、演技はお手のものという感じで、この次のシングル「SHE SAID」でも、すっかり板に付いた役者ぶりを見せてくれますので、そちらもぜひチェックしてみてください!
STAY TOO LONG / PLAN B
679L171T 2010.1.11 on sale
OWL CITYの「FIREFLIES」が全世界を席巻していますが、そのジェントルなメロディにノックアウトされた人ならば、きっとお気に入りになるはず! スコットランド、カナダ、ブラジル出身のメンバーによって構成されたGUILLEMOTSのフロントマン、Fyfe Dangerfieldによるソロ・デビュー・シングルで、バンドよりもさらにメロディアス、ドラマチックになった仕上がりで、思わず時間を忘れて聴き惚れてしまいそう。この大げさ一歩手前のストリングスは、そうBernard Butlerによるもの。彼が以前やっていたMcAlmont & Butlerに通じるものがありますね。後半の盛り上がりに感涙必至の劇的なナンバーです!
FLY YELLOW MOON / Fyfe Dangerfield
Polydor 2727699 2010.1.22 on sale
THE DRUMSやSHRAG、DUM DUM GIRLSなど、80年代のインディ・ポップを思い出させるバンドが今年はより注目を集めそうですが、その一歩先(?)を行くバンドを紹介します!
直訳すれば"のぞき魔の日本人たち"というビミョーなバンド名のJAPANESE VOYEURSはロンドンを拠点に活動する5人組。音を聴いてもらえればすぐにわかりますが、けっこうノイジー。でも、紅一点、ROMILYのヴォーカルはキュートという、まるでNO DOUBTのような感じですが、このサウンドを聴いて思い出すのがグランジ! ジャケットもモロにそんな感じです。そう、80年代のイギリスではインディ・ポップが衰退していくのと同時にアメリカからグランジが押し寄せたのでした。なので、"一歩先"と書いてしまいましたが、果たして本当にグランジ・リヴァイヴァルが巻き起こるのか!? デビュー曲「DUMB」に続いて、2ndシングル「THAT LOVED SOUND」も好評なので、もしかするともしかするかも!
ちなみに、この「DUMB」は現在、無料配信中! ダウンロードはコチラから!!
SICKING AND CREAMING / JAPANESE VOYEURS
SLIMEBALL-1 2009.10.12 on sale
エレクトロの熱波がそろそろ落ち着きを見せ始めてきましたが、その一方で手作り感覚というか、かつての80年代のインディ・ポップ / ロックを思い出せるジャングリーなバンドがちょこちょこ出てきています。そんなバンドたちをROUGH TRADEがコンパイルした『ROUGH TRADE SHOPS - INDIEPOP 2009』というコンピもリリースされていて、ちょっとしたムーヴメントになりつつあるのかも。残念ながら、そこには収められていませんが、入っていてもおかしくないロンドンを拠点にする5人組、EXLOVERSをご紹介!
う~ん、青い。思春期の屈折した想いをそのまま引きずっているような(笑)。大人になると余計に胸に突き刺さってきますね。これまでシングルを3枚リリースしているので、そろそろアルバムのリリースに期待したいところです。
YOU FORGET SO EASILY / EXLOVERS
CC-021 2009.9.15 on sale
もう今年も残すところ1か月。つまり、2000年代ももう終わりですね。
ミュージック・シーンはダンスとロックがリアルにクロスオーヴァーした近年の布石をもって、2010年代に突入!
そして早くも2010年を代表するアーティストになるんじゃないかと言われているのが、マンチェスター出身の3人組、DELPHIC.! 名前にドットがついているので要注意。
テクノの名門レーベル、R&S Recordsからリリースされたデビュー・シングル「COUNTERPOINT」が爆発的に売れ、すでに本国イギリスでは大人気。日本でもすでに2度も来日を果たしている彼らのデビュー・アルバムが来年1月についにリリースされます! 瑞々しく美しいメロディに、めくるめくシンセのリフレイン、駆り立てられるかのようなビートで紡ぐ、ドラマティックなDELPHIC.の世界。じわじわと浸透してくる彼らの中毒性に要注意です!
ACOLYTE / DELPHIC.
HSE-70093 2,200yen (tax in)
2010.1.27 on sale
"コマネチ"といえば、日本人の私たちにとってはとても馴染みの深いギャグ。今回はそんな語感からすべてにおいてインパクトがあるバンドを紹介します!
ロンドンをベースに活動するCOMANECHIは、ヴォーカル&ドラムのジャパニーズ・ガールAkikoとギターのロンドン・ボーイSimonによる2ピース・パンク・バンド。ドラムを叩きつつ歌うAkikoはTHE BIG PINKのドラマーとしても活動する多忙なパンキッシュ・ガール。高速でバーストする「DEATH OF YOU」はまさに彼女にしか表現できないDIY・アート・パンクです!
CRIME OF LOVE / COMANECHI
DDCF-8006 2,300yen (tax in)
2009.12.2 on sale
ロンドンではKLAXONSやCRYSTAL CASTLESなどを輩出したMEROK RECORDSからリリースを続け、加えてPREというエッジの効いたハードコア・バンドでも活動。COMANECHIとして今夏にはYEAH YEAH YEAHSとのヨーロッパ・ツアーも成功を収め、THE BIG PINKではMUSEのサポート・アクトをつとめあげたばかりのAkiko嬢にメール・インタヴューを敢行しました!
New Audiogram :
Akikoは今ロンドンを本拠地として活動していますが、日本をではなく、そこを選んだ理由はなんですか?
AKIKO :
まずは日本を出た理由として、自分のやりたいことをやりたかったので家族にまったく干渉されない環境で自由になりたかった。だからほぼゼロからのスタート、ロンドンはたまたま。
New Audiogram :
渡英してから現在まで、どんな経緯でしたか?
AKIKO :
COMANECHIは私が曲作ってドラム、ギター、ベース、ヴォーカル、全部宅録で自分で録って色んなクラブにデモを送ったら、色んなプロモーターからオファーがかかってきたので、友達のSimonにギターを頼んで、ミニマムで私がドラムも歌もやってライヴしたのが始まり。
New Audiogram :
MEROK RECORDSのリリースが決まったのは?
AKIKO :
MEROKは2006年まだKLAXONSがまだブレイクする前、その時私もKLAXONSは目を付けていて、2枚目のシングルがMEROKで出ると知って、「このレーベルヤバイ!」って思って、COMANECHIのデモをMEROKに送った事が始まり。そのころはレーベルボスのMILO (THE BIG PINKのシンセサイザー) のことすら知らんかったけど、MILOからメールの返事でCOMANECHIのことは前から知ってて大好きや。って言ってくれて、COMANECHIとPREのライヴを毎回見に来てくれた、それからリリースが決まった。
New Audiogram :
THE BIG PINKに参加することになったのはどうして?
AKIKO :
それからMILOとはベストフレンドで、いつも一緒にパーティーとか他のバンドとか一緒に見に行っていて、MILOが「俺もバンド始めた」って、THE BIG PINKの最初のデモCDを私にくれて、私もすごい気に入ったの。ライヴしだした頃、THE BIG PINKはまだドラマーがいなく、周りからはドラマーが必要って言われていたみたいで、密かに私にドラムやって欲しかったのは何となく私も分かってたけど、私は自分からやってあげるってオファーはしなかった。だって、COMANECHIとPREですでに私めちゃめちゃ忙しかったし、MILOもそれを分かってたから…。でも、ある日ROBBY (THE BIG PINKのギター&ヴォーカル)から電話がかかって来て、ROBBYとは見ず知らずやってんけど、 「MILOの友達でTHE BIG PINKでバンド一緒にやってるROBBYやけど、MILOからアキコの電話番号もらった。今度ライヴがいくつかあって、もし良かったら今度のリハーサルに来て欲しい 」って言われて…。 「なんでMILOお前が自分で電話して頼んでこんねん? 」って思ったの覚えてる。大きな転機とかそういうの余り感じないし、自分で自分の人生を変えていってるとも感じないけど、自然に機会がきて自分が歩みたい道に進んでいってるかな。
New Audiogram :
今回のアルバムの自分たちなりのテーマは?
AKIKO :
恋愛。
New Audiogram :
今回のCOMANECHIのアルバムの制作にはどれくらいの期間がかかりましたか? レコーディング中のエピソードあれば教えてください。
AKIKO :
めちゃ時間かかった。レコーディング費用が全然なかったから、友達のスタジオで友達にレコーディングしてもらったけど、その友達はKLAXONSとかTHE BIG PINKとかちゃんと費用のでるレコーディングの仕事が絶えず、もちろん私らはいつも後回しになってたので、空いてる時間を見て数曲づつ録って私が続きをコンピューターでヴォーカルを宅録したり、ノイズやレイヤーを加えたりとか、ミキシングも数曲づつ終わらせて最終までたどり着いた。その過程が一番フラストレーションやった。でもその分満足度も大きいけど。
New Audiogram :
ブログをみていると最近はいつも世界中を飛び回っているようにみえるけど、オフは何していますか?
AKIKO :
尊敬するアーティストやミュージシャンのバイオグラフィーを読むのが好き。岡本太郎の『自分に毒を持て』やブルース・リーの『ジークンドーへの道』とか、おとぎ話より実話で歴史に偉績を残した人たちのことを読むのが好き。
New Audiogram :
COMANECHIの音楽を表すキーワードを教えてください。
AKIKO :
SEX・DEATH・LIFE・LOVE・HONESTY
New Audiogram :
2010年に向けて成し遂げたい目標を教えてください。
AKIKO :
次のアルバム作り、将来の音楽のシーンを腐らせないように。私にはその使命があるから。
ハロウィンって行事は日本に根付くことはないのでしょうか? もうコンビニではハロウィンを飛び越えて、クリスマスケーキの予約が始まっています。すぐ年末がやってくるのでしょうね…はやいっ! そんな忙しない世相ですが、ハロウィンらしくちょっとミステリアスなバンドをご紹介します!!
サウス・ロンドン出身の4人組、THE XX。今注目を浴びてるXL傘下のレーベルYOUNG TURKSが見出した彼らはまだ20歳そこそこの若者というのが、まず驚き。ザ・エックス・エックスとよむバンド名のXXというのは性染色体からきているそう。そんな洗練されたコンセプトを掲げ男女ツイン・ヴォーカルで歌うのは、若い恋愛における倦怠感や憂鬱。とてもシンプルでありながらも、洗練された音の選びや配置のセンスはまだ若いバンドとはとうてい思えません。
メランコリックなメロディが印象的なこの曲以外にも、アルバムを通してミニマルやアンビエント、UKガラージ / ファンキーなど最新のビート・ミュージックの影響が垣間見えながらも、アルバム全体は静謐で実に甘美なアーバン・ミュージックに仕上がっています。この若さにして、これだけ洗練されている彼らのデビューアルバムはチェック必須です!
THE XX / XX
BGJ-10012 2,490yen (tax in)
2009.11.25 on sale
海外では絶大な人気を誇っていても、遠く離れた日本では無風。逆に向こうではまったくウケてなくても、日本では支持されているというケースが多々ありますが、今回紹介するBIFFY CLYROは昨年サマソニに出演したものの、残念ながら日本での知名度はイマイチ。でも、本国イギリスでは熱く盛り上がっています!
95年にスコットランドで結成された彼らのサウンドはハードロックやグランジの流れをくむ、アグレッシヴな音楽性が特徴。時にプログレ的な要素も加わったりと、スケール感のあるロックを展開しています。THE WHOやTHE ROLLING STONES、RED HOT CHILI PEPPERSらのオープニング・アクトに起用されるのも大いにナットク。
そんな彼らの真骨頂とも言うべきシングル「THAT GOLDEN RULE」が8月末にリリース。ハードな展開とダイナミックなアレンジがぶつかりあったハイテンションなナンバーで、11月リリース予定の新作『ONLY REVOLUTIONS』への期待を大いに高めてくれます!
昨年の2度目のフジロック・フェスティバル出演を果たし、同年、元THE SMITHSのギタリスト、Johnny Marrが加入。
一見地味ながらも、ロック・ファンの手堅い支持を集め続けてきたJarman3兄弟によるTHE CRIBS。
4人編成になってから初の4thアルバム 『IGNORE THE IGNORANT』が9月2日に日本先行リリースされました!
過去にはMODEST MOUSEに加入し、全米1位に登り詰めることに貢献したMarr先生、今回彼が加わることでなにか大きな変化があるのかと思いきや、ビデオをみる限り、相変わらずなローファイ志向。
というかこれ本当に2009年の映像ですか!? と思わず突っ込みを入れたくなるような、古き良きフィルムの感触がにじみ出てるビデオですね。
夏の甲子園も終わり、夜風に秋を感じるようになってきましたが、まだまだ夏気分でアゲていきましょう!
今回紹介するのは、9月7日に2ndアルバム『KINGS AND QUEENS』をリリースする、テニスの聖地・ウィンブルドン出身のJAMIE Tによる「CHAKA DEMUS」。
レゲエ・アーティストの名前をそのまま曲名にしてしまっていますが、その関連性はわかりません。ゴメンなさい。。。
でも、このクセになりそうなウォ~ウォ~ウォ~というかけ声と、JAMIE Tのユル~いラップの前では、そんなことはどーでもよくなるはず。
とにかくこの軽快なグルーヴを楽しみ倒しましょう!!
それにしても、この日本のタクシー、どこから持ってきたんだろう??
明日からサマソニ! と心が弾むところで思い出したのが、昨年のFRIENDLY FIRESのパフォーマンス。
2008年を象徴するアンセム「PARIS」を筆頭に、CDよりも格段に勝った躍動感と高揚感が伴ったステージで、DANCE STAGEにつめかけたオーディエンスを踊らせまくっていた光景がよみがえっていたのですが、ちょうどナイスなタイミングで彼らの新曲が到着しました!
8月31日に本国UKでシングルとしてリリースされる、この「KISS OF LIFE」は扇情的なトライバルなビートと、彼ららしいクールなヴォーカルが絡み合ったサマー・トラック。
徐々にピークへと達していく展開がたまらない!
またしてもアンセム化まちがいなしです!!