8年前っていうとかなり前に感じるなあ。
2002年の夏に初めてフジロックにきた。
今思えばちょうど20歳だったんだね。
東京に出てきて、バンドメンバーみんなで暮らし始めた年。
見るもの触るもの全部が新鮮な年頃。
そんなときにフジロックに来たものだから、「なんだこの世界はッ」っていう感じだった。
なんでみんなこんないっぱい音楽知ってるんだろう。って思って、その楽しんでる姿を見て、俺も楽しみたいと思った。それで今まで聴かなかったようなジャンルとか割と幅広く聞くようになった。
その頃は吸収する事に凄いどん欲だったから、綿密にどれを見るかって計画をたててステージからステージをダッシュは基本だったなぁ。
曲を作ってて、曲調が変わるところを作るとき、「ここで、観客がワーってわく訳よ」ってメンバーに説明したりするんだけど、この観客って俺の中でフジロックの、それもグリーンステージの大観衆のことなんだったりします。
フジロックのお客さんがわくような曲を作りたいっていう根本があったりもする。
つまり初めてのフジロックは俺の中でカルチャーショックだったんだなぁって思う。
間違いなく、フジロックは俺の音楽人生の重大事件だった。
いつも思うんだけど音楽って出会いが肝心だと思う。いつも聴かない音楽も、聴く環境とか、偶然の出会いとかで好きになったりするし、そうやって出会った音楽ってその人にとってオリジナルな音楽だと思う。
オリジナルな音楽との出会いは幸せそのものだと思う。
だからオリジナルな音楽を常に作りたいと思う。
その人にとってオリジナルな音楽になったらいいなと思う。
フジロックが楽しみです。