連日の作業で疲れてるところだけど、気合で起床。今日でベーシックを録り終えなくてはいけない。
今日録るのは事前に細かいところを決めず、その場の雰囲気を大事にして奇跡的な瞬間をセッションする曲だ。
ツアーを毎日して、レコーディングも佳境にさしかかった今だから鳴らすことのできる音を録る。
海外の空気感だったり、機材だったり、そういった力も全て集合して今日に臨んだけど、なかなか良いものが録れたと思う。
今日使った70年代ラディックのセット。歴史を感じる。壮大な音が最高に気持ちいい。
そして日付も変わった頃、一番ジャムセッション要素の強い最後の曲で、みんなでビール飲みながら録った。生まれて初めての事。
↑コーヒーっぽいけど、実はビール
もうすぐ来るツアーの終わりを感じながら、エモーショナルでそう、奇跡的な演奏になったんじゃないか。
あ、みなさんお待ちかねの今日のZAKI'Sキッチンです。
まじで美味かったです。
料理をするマネージャー、いいよね笑
片付けをして、4時過ぎにホテル着。シャワーを浴びて5時半出発。
帰るぞ。
レコーディング二日目です。
前日朝4時までレコーディングスタジオに入っていたけど、今日もがんばります。
ここOHMスタジオのベースアンプもかなりビンテージものばかり。アンペグもトレイナーもかなり古いもの。色々試したけど、結局自分が最近使い始めたメサブギに決定。やっぱり自分が好みの音ってあるのね。
ギターもドラムも日本では見たことない代物が沢山あって、その空間にいるだけでなんだか幸せな気持ちになるのです。
昨日の山崎さんの手作りご飯もおいしかったけど、今日はチコの計らいで、日本料理をデリバリーしてくれることに。届いたものは日本料理というか無国籍な創作料理でした。めちゃくちゃおいしく頂いた。
レコーディングに入ってから、とてもアメリカ感を感じないけど、そのくらいレコーディングは順調っていうことです。
色んな音や空気をパッケージしてるんでお楽しみに!
昨日は朝5時の就寝だったため、完全に寝不足のままレコーディングへ突入。
OHMスタジオはMIKE WATTに紹介してもらったスタジオ。
オーナーのチコは、なんでも対応してくるナイスガイ。このツアーで出会った一番いい人かも知れない。でもなぜか常に顔がキレている。でもいい人。
スタジオは倉庫群の中にあった。
機材はほぼ全てビンテージ。アナログテープレコーダー、ギター、アンプ、ドラム。
選んだアンプはトレイナー(トライナー?)というアンプ。スティーブ・アルビ二経由で直接取り寄せたという逸品。アルビ二好きとしては使うしかない。また曲によって変えてみたいと思う。
すでに日本で4曲ほどレコーディングしているので、今回のアメリカでは4曲ほど録る予定。アルバムは8,9曲くらいのボリュームになりそう。
アメリカの食べ物に飽きたのと、周りに食べるところが無いというので、山崎さんが料理を作ってくれることに。スタジオには使えるキッチンがなかったが、そこはさすがのチコ。オーブン付きのコンロを用意してくれた。もちろんキレた顔で。なんていい人。
そして俺たちがクリエイティブな制作をやっている隣で、山崎さんも創作活動。
ナポリタンスパゲッティとトマトサラダ、そしてコーンスープ。
いったん胃が日本に帰国しました。
グッジョブです、山崎さん。
アメリカでのライブは今日で最後、SXSW自体も今日で最終日。
今日の出番は夜10時過ぎの為昼間はホテルでゆっくりしたり、洗濯したり、昼飯を食いに行ったり、明日からのレコーディングスタジオを下見に行ったり。普段のツアーでは無いような時間なので少し持て余してしまった。
アメリカと言えばハンバーガーのイメージが強いが、僕らはいつも南部の方に来るとタコスを沢山食べる。
特にテキサスはすぐ下がメキシコ、そして歴史的な視点からもそっちの文化が混ざっているのかタコス屋は多い気がする。
今日はなんとMeat Puppetsと同じ会場。
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ベースのクリスには2年前のツアーの時に家に泊めてもらった。
久しぶりの再会。
そしてライブは何故かMeat Puppetsの後にLITE。
ライブはかなり良かったと思われる。今回のSXSWはどこも沢山のお客さんが来てくれて本当に嬉しい。
明日からはレコーディング。
昨日はSXSWオフィシャル期間ということもあり、いつもより高級なホテルに宿泊。その前日とは真逆な環境っていう感じのふかふかのベッドを思う存分堪能。爆睡した。ホテルのビュッフェで朝食をとり、二度寝。笑 今日は移動が無いので時間に余裕がある。ツアースタートからここまでの疲れを回復できた。
昼過ぎに昨日交換できなかったリストバンドを引き換えに行った。出店で昼食をゲットし、今日のメインイベント。2本目のオフィシャルショーケースでのライブへ向かう。
俺らが演奏するBD Riley'sに到着してみると、昼の部のトリに急遽ASHが出ることになったらしく、入り時間が1時間変更になった。できた時間で散歩してみたけど、楽しいね。街のそこら中から音が聞こえてくる。日本のサーキットイベントも増えてきているけど、さすがは元祖。活気の具合が半端じゃない。演奏できるバーは密集して通りにずらっと並んでいるし、ストリートでもゲリラ的にミニライブをやっている。初めて1000の会場でライブがあると聞いた時は本当かよって思ったけど、これは本当にありそうだ。ひたすら音楽漬けの場所。音楽好きの桃源郷だね。
うちらのライブは7時から。なかなか前の搬出が終わらず、直前にようやく転換、セッティング、軽いサウンドチェック。お客さんはどんどん増え、入りきらない人が外に溢れていた。バタバタしたまま始まったけど、ライブは良かったと思う。どんな状況でも集中する、ツアーの良い雰囲気が出たんじゃないかな。お客さんも2年前に見てくれた人や、今日で4回目だよって言ってくれる人など、回を重ねて来てくれる人が増えてきて嬉しい。ちなみにドラムセットは窓際にあるけど、そこの窓が開け放たれてあるからお客さんとの距離、50cmだった笑 まあでもまたとない機会を、一緒になって楽しめて良かったな。
終了後、乾杯して夜の街へ。今日も夜は更けていく…