ニューヨークからシカゴ経由20時間超の移動の末、無事帰宅。
夜はブルックリン公演のUstream録画配信を見る。
見てくれた人、ありがとうございました。
生のライブは音や映像はもちろん、肌で感じる空気や今言葉に表せないもの含めて、いろんなものがもっとリアルで感動できるものになっていると思います。
ライブ、ぜひ遊びにきてくださいね。
さて。
今回は特別な問題が起きることもなく、本当に順調にツアーが進んでくれた。
最高の反応を見せてくれたお客さん。
それぞれの場所で泊めて、もてなしてくれた人たち。
我らがマネージャー山崎氏は激務につき、代打で同行しスタッフをやってくれた島田氏。
過酷なツアーで早々に風邪をひきながらも、文句ひとつ言わずにきっちり仕事をしてくれた。
常に僕らに気を遣い、楽しませてくれたマイク、トム、ラウル。最高のブラザー。
みんなのおかげで、ツアーは成功だったと思う。
正直、こういう地道な海外ツアーをやっていて遠回りなんじゃないかと思うこともある。
でも今回は3年前に来た地域と重なったところもあり、前回来てくれた人が曲を覚えてまた来てくれてたり、遠いボストンやフロリダ等から見に来てくれる人がいたり、手応えも感じた。
最終日の夜にマイクが言った言葉が忘れられない。
「アメリカの人達は浸透するのが遅い。申し訳ない。でもお前達は絶対アメリカでやってみせるだろう。今回の歓声を聞いただろ?続けてくれ。そうすれば必ず上手くいく。」
たくさんの人に感謝している。
エネルギーをもらってきた気がする。
まだまだ頑張るよ。
今回もこのツアーブログにお付き合いくださいましてありがとうございました。
また、どこかで。
ついに迎えた最終日ニューヨーク。
フィラデルフィアからニューヨークに向かう途中、ジョン コルトレーンの住んでいたと言う家に寄り道。ちょっとした観光名所っぽい感じでした。
ここで数々の名曲たちが生まれたとマイクさんが熱弁してくれました。
ちなみにマイクさんのライブ時の転換SEは必ずコルトレーンです。
ニューヨークはやはり他の都市とは別格。まぁ当たり前なんだけど都会です。
ニューヨークでのライブは2回目。前回は初めてのUSツアーでマンハッタンで、今回はブルックリン。個人的にもブルックリン出身のバンドは凄く好きなバンドが多いのでブルックリンで演るのはとても楽しみにしていました。
そしてこの日はMI-GUと一緒。アラキさんとシミーさんから放たれる安心感ハンパなかったです。ライブは凄くカッコ良かった。シミーさんのギターヤバすぎ。
僕らもこのツアーを締めくくるに相応しい最高のライブが出来たと思う。
海外ツアー最終日って少し気が抜けて決まらない事がしばしばあるのだがこの日はビッシと決まった。
マイクさんのライブも終わりお決まりのアンコールを終え、すべて終了。
ツアー最終日のステージ後に飲むビールはかなり爽快感。何物にも変えがたい。
数時間後には飛行機。このツアーもそろそろ終了。
さて、今日はまた9時間のビッグドライブ。
今回でアメリカツアーは4回目だが、今までで一番移動距離が長い。
左下の砂漠からスタートしてニューヨークまでだから、そりゃ長いよって話なんだけど。3000kmくらいかな?とりあえず日本はすっぽり入る距離。
フィラデルフィアに着いたときには、夕方6時くらいですぐにリハがスタート。
腹ごしらえにと、「アメリカンバーガー」という名のバーガーを食って、こしらえるどころじゃなくなる。
このフィラデルフィアのライブハウスは、2年前のマイクとの東海岸ツアーで回ったところ。2回目とあって、前回も来たよ、っていうお客さんが結構いてくれた。
こういう再会は、ツアーやって良かったと思える一時。
ライブも上々。
ついに残り1本。
一同トリードからオハイオ州の州都コロンバスへ。
トリードで泊まって深夜にポークリブとフィッシュフライを目の前で作ってくれたクリスの家には朝起きると大きな船が止めてあった。自分の家に船だったり、ガレージを改造して趣味の部屋を作るって素敵だよね。
トリードからコロンバスへの道のりは高速を途中で降りて、一般道を走ったんだけど、そこの田舎の道のりが山あいにあってとても綺麗だった。アメリカの風景はコントラストがしっかりしてる。
今日のライブハウスはBasementという中くらいのライブハウス。隣には大きなライブハウスがあってJack WhiteやMegadeathなどが来る予定らしい。
このBasementというライブハウス、ほぼ全体がコンクリートで出来ていて、低音、高音ともにまわるっていうなかなか音作りが難しいライブハウスだった。
リハーサルを終えて外で夕食を買いにいく。ちなみに集合写真でノン君が持ってるのはピザです。ピザとコーラの相性ってチョコレートとコーヒー並みの発明だと思う。凄いよ、アメリカ人の気持ち凄いわかるよ。
コロンバスという町が学生がたくさんいる都市と聞いていたからなのか、僕らを元々知ってくれている人がたくさんいた。去年のフロリダ州で見て気に入ってくれて、オハイオ州まで遊びに来てくれた人とかもいて、じわじわアメリカ全土に広がってきているのを実感できた。日本でもアメリカでもどこでもわざわざ僕らを見る為に足を運んでくれるってのはとてもありがたいし光栄な事だと思う。凄いパワーだよ。
そして今回もマイクさんのライブのアンコールでは一人ずつ参加。マイクさんの要望で歌う事になってしまったのだけど、全員をアンコールでステージにあげたいという強い気持ちを持ってくれた事に対して、必死に応えようと思う。LITEを始めてから歌うという事を忘れていたので、だいたい10年ぶりくらいにステージで歌った気がしますが。
ライブが終わり、本日泊まる場所へ。明日はフィラデルフィア。9時間のロングドライブなので早々と寝ます。
泊まる家にあったビンテージなギター達が羅列している部屋。並べ方がギターショップ並み。楽器への愛情を感じる。
今日も例に漏れず突然出発時間が変更になり、飛び起きて10分で支度、出発。6日目にしても未だ先が読めず。ぎりぎりまで寝る派の俺としてはなかなかスリリングな朝を毎日過ごしている。
ロングドライブ。休憩を何度か挟んだり、マイクさんの"switch pony"(運転手交代のスラング)の号令があったりしながら、オハイオ州トリードに向かう。
武田ポニー運転。車内もだいぶ生活感が出てきた。
今日のハコ。この辺は治安が悪いようで、窓ガラスが割られたままの家が多い。かつて栄えていた都市の宿命なのか、空きビルも目立つ。天気が良くて散歩したかったが、仕方ないのでなるべく出歩かないようにした。しかし、ライブのスタートが今日は遅い。ということで部屋の中で遊ぶことに。
楽屋。テニスボールをバウンドさせて、画面左にあるタンブラーに入れるゲーム。1時間くらいやってた。
そんなこんなで食事して、ライブ。
黒人のチャンネーがInfinite Mirrorでめちゃくちゃダンスしてた。今日もいいライブだった。そしてマイク達のアンコールでついに井澤登場。しかもまさかのボーカルで。でも、なかなかいい感じ。新しい道を切り開いた彼に拍手。
片付けをして今日の家へ。超巨大なスペアリブと、釣り上げたばかりの白身魚のフライ、無限大に出てくるビールのおもてなしをして頂いた。まじ美味かった。久しぶりに満腹感と共に就寝。
このツアー、たくさんの人に与えてもらっているのを感じる。親切だったり、優しさだったり。俺も恩返ししていかなくてはなあ。できるなら一番得意な音楽で。与えていきたい。
笑。