一同トリードからオハイオ州の州都コロンバスへ。
トリードで泊まって深夜にポークリブとフィッシュフライを目の前で作ってくれたクリスの家には朝起きると大きな船が止めてあった。自分の家に船だったり、ガレージを改造して趣味の部屋を作るって素敵だよね。
トリードからコロンバスへの道のりは高速を途中で降りて、一般道を走ったんだけど、そこの田舎の道のりが山あいにあってとても綺麗だった。アメリカの風景はコントラストがしっかりしてる。
今日のライブハウスはBasementという中くらいのライブハウス。隣には大きなライブハウスがあってJack WhiteやMegadeathなどが来る予定らしい。
このBasementというライブハウス、ほぼ全体がコンクリートで出来ていて、低音、高音ともにまわるっていうなかなか音作りが難しいライブハウスだった。
リハーサルを終えて外で夕食を買いにいく。ちなみに集合写真でノン君が持ってるのはピザです。ピザとコーラの相性ってチョコレートとコーヒー並みの発明だと思う。凄いよ、アメリカ人の気持ち凄いわかるよ。
コロンバスという町が学生がたくさんいる都市と聞いていたからなのか、僕らを元々知ってくれている人がたくさんいた。去年のフロリダ州で見て気に入ってくれて、オハイオ州まで遊びに来てくれた人とかもいて、じわじわアメリカ全土に広がってきているのを実感できた。日本でもアメリカでもどこでもわざわざ僕らを見る為に足を運んでくれるってのはとてもありがたいし光栄な事だと思う。凄いパワーだよ。
そして今回もマイクさんのライブのアンコールでは一人ずつ参加。マイクさんの要望で歌う事になってしまったのだけど、全員をアンコールでステージにあげたいという強い気持ちを持ってくれた事に対して、必死に応えようと思う。LITEを始めてから歌うという事を忘れていたので、だいたい10年ぶりくらいにステージで歌った気がしますが。
ライブが終わり、本日泊まる場所へ。明日はフィラデルフィア。9時間のロングドライブなので早々と寝ます。
泊まる家にあったビンテージなギター達が羅列している部屋。並べ方がギターショップ並み。楽器への愛情を感じる。
次の地デモインへ。毎回思うけど、アメリカの秋の朝はひんやりしていて、日本のペンションに泊まってるような気分になる。
デモインという土地は聞いた事なかったけど、アイオワ州の州都にあたる大きな町です。ちなみに日本の姉妹都市は山梨県甲府市。(ウィキペディア調べ)
今日のデモインのライブハウスは創業何年だってくらい古い建物。すべてが木造で少し階段がきしむ。二階まで吹き抜けの天井だけど、音は古き木なりのするライブハウスといった感じ。
そういえばMikeさんがベースに僕らのステッカーを貼ってくれた。3,4年前くらいにとても残念な事にIggy Popのツアー中に全て盗まれてしまった、アメリカの国宝とまで言われたUSインディーズバンドの歴史がステッカーとして刻み込まれたベースの後釜となってるベース。今後、僕らの名前が刻み込まれたベースがマイクと共に世界を旅するって考えるだけでぞくぞくする。そんだけ光栄な事なんです。
そんで僕らのライブ。だいぶ時差ぼけもすっきりしてきていつもの調子を取り戻してきた感がある。日本では基本やらない立ち位置だけど、トリのバンドに合わせて立ち位置を決めるアメリカのやり方ってとても自由でいいよね。転換の時間短くなるし、毎回違うポジションでやっても絶対いい音環境が作れるのはバンドの強みになるし。
そんでもって、今回のMike Watt&The Missingmanのアンコールでは恒例のLITE兄弟参加。まず最初にノン君がMinutemenのThe Glory Of Manを演奏!しかもずっと楽屋で練習してたので完璧だった。笑
そこからの流れでノン君から構造くんへ交代。FIREHOSE時代からやり続けているThe Red and the Blackを演奏!二日連続となると飛び入りとは思えないくらいの弾きこなしてた!
飛び入りで参加してその場の観客が熱狂している姿を見るのってグッとくるのな!
そのまま僕らは、Mikeと共にWilcoのギターのネルズクラインのギターを作っている職人ティムさんの家に泊まりに行く。また明日!
こんにちは。井澤です。
毎度はじまりました、アメリカツアーブログ。
今回でアメリカは四度目。
僕らは今迄東海岸、西海岸、南海岸とMike Watt先輩とツアー
をまわってきました。
そして今回がアメリカの北の部分を西から東へとずーっと回って行
くわけです。
東と西では二時間も時差が違う広大な土地を10日間をかけてのLITE
巡業のリアルをここに記していきますので楽しみにしててくださいね。
初めての土地で初めて会った人たちの家に泊まって、雑魚寝、寝袋
は当たり前の環境です。
僕が産まれる前からそんな海賊のようなバンドツアーを続けているMike
さんからの修行だと思っております。
アメリカのリアルパンクの空気を吸収して帰ってきます!では行っ
てきます!