BLOG:さまざまなアーティストの日常を垣間見る。アーティストブログポータル!

beside全曲解説其の二
[2014-07-23 18:58]

前回に引き続き、今回も残り5曲についてコメントさせてもらおうかと思います!


M-6 街のどこかで
この曲は確か2009年位に作った曲で、当時は弾き語りライブなどでちょいちょい披露していた曲です。
John Mayerの"Your Body Is A Wonderland"みたいなアレンジを目指して作りました。
丁度良いオマージュ具合かなと自分では思います。ちなみにM-1の"次の朝"も同じくMayer先輩の"The Age Of Worry"っていう曲のアレンジを意識して作りました。


M-7 Blk 1, Silver Cat City
the band apartの"銀猫街一丁目"の英語セルフカバーです。
最近は英詞を日本語詞にするパターンをよくやっていたので、新鮮な感じでしたがやっぱり英詞を歌う難しさとか面白さは日本語詞のそれとは違うなと思いつつやってました。
アレンジャーのNagacho氏のアレンジもスゴくハマっているなと思います。これもやはり"Neon"的なニュアンスあるなと。


M-8 シオン
これは2、3年ほど前の曲で何回か弾き語りライブやっただけで割とすぐやらなくなってしまった曲でした。
自分でもなかなか難しいなぁなんて思ううちにあまり手付かずになってしまったというか。
だから今回のアルバム制作決まった時には是非入れようと思い立って収録しました。
歌詞を書くのに結構苦労した記憶があります。
自分自身でもこの世界観を噛み締めるのに時間がかかったというか。
そういう意味でも思い入れの強い一曲です。


M-9 それだけじゃすまない
アルバム制作決まってから作り始めた曲で、自分なりの作ったことのない、新しい感じを追い求めて作りました。
この曲はプロトタイプが出来てすぐに弾き語りライブなどで何回か演奏してみて仕上げた曲です。
歌詞の言葉選びが結構強い言葉を選んだのでなるたけ説教じみた感じにならぬように苦労した記憶があります。
アレンジはとにかく奇を衒わずストレートに歌が聞こえるようにしたつもりです。
イントロとアウトロのギターのフレーズも鼻歌で作ってそれをギターで差し替えたので、聴きやすいかなぁと思います。


M-10 思い出さない
今回のアルバム制作の中で最後に曲を作り、最後に歌詞を書いた曲です。
だからなのか特に思い入れの強い一曲です。
冒頭の歌い出しの歌詞を最初に移動中の車か何かでふっと思い付いて書いていった感じでした。
何かこう、燃え上がる感情を歌ったというよりは燃え上がったその後っていう感じで書いていきました。
自分でもなかなか書かないタイプの曲だったので新鮮でした。
特筆すべきは三浦康嗣のアレンジで我ながら良い曲だななどと思ったものです。

長々と書いてきましたが、本当にこのアルバムを作らせてもらえて良かったです。
前にも似たような事を言ったかもしれませんが、「ソロ」っていっても1人で全部やるのではなくて歌詞と曲を作ってそこから色々な人の協力で作品が出来上がるということのありがたさ、素晴らしさを改めて確認した制作でした。
もとより、the band apartってバンドにいるからこそ「ソロ」だし、だけどそれを言い訳にせずにやっていけたら自分にはもちろん、バンドにも返せるものがあるのかなと個人的には感じてます。
とにかく聴いてもらう皆さんには純粋に楽しんでもらえれば本当に嬉しいです。
長く聴いてもらえるようなアルバムになってくれたらと思います。


いよいよ、初のソロツアーも始まります。
各地で皆さんに会えるのを楽しみにしてます!
「ロックのライブ」というよりは「コンサート」っぽく、まあ響きでしかないですがじっくり楽しんでもらえるライブにしたいです。

"beside"是非一聴してもらえたら幸いです。

それじゃまた。