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UPSET THE RHYTHM'S 6TH BIRTHDAY PARTY WITH LIGHTNING BOLT
[2010-07-02 18:28]

@ DomeThe Legion in Tufnell Park 10 Dec 2009

この日は、私自身の住まいからも徒歩圏内であるタフネル・パークと言うエリアで。
ここ数年、めきめきとロンドンのギグ・シーンを牽引するプロモーターとして頭角を表し、アメリカを始めイギリス海外からのアーティスト招聘も痒い所に手の届いたブッキングで音楽好きを唸らす存在、Upset the rhythm(以下UTR)が、ATPを控えるLIGHTNING BOLTをロンドンにブック。対するサポートバンドには、今後UTRからアルバムのリリースも噂されているDRUM EYES、そして同UTR所属のスリーピースCHOPSの三つ巴。

が、個人的時間の都合でこの日は一発目CHOPSを観ることは出来ず、DRUM EYESから。

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前回レビューでもお伝えしましたが、DRUM EYESはブライトン発、DJ SCOTCHEGGことSHIGE氏が、BOREDOMSのドラマーでもあったE-DA氏と出会って覚醒するかの如く始められたバンドプロジェクト。メンバーは時々不定期で入れ替わるスタイルですが、基本的にツインドラムにバイオリニストでもある女性メンバーがシンセサイザーを駆使しながらの、日英混合ツインドラム・エクスペリメンタル・バンド(勝手に冠しています笑)。この日は入れ替わりメンバーの一人して、暴走テルミンを掛け合わすスタイルとなっていました。

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この最強の布陣で会場を引き込むDRUM EYESも、既にブライトンから来た人気者としてロンドンを賑わせてくれているのです。

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そして会場が最初から、文字通り耳をつんざいて欲しいと言うかの様に待ちかねていたLIGHTNING BOLTの登場です。ここイギリスでの彼らの人気と言うのもかなりのものです。
これほどまでに、大音量で力任せに鳴らし上げられるドラムサウンドを渇望している人々がいるのかと、時々現実感を忘れられそうになるほどの、オーディエンスの彼らに対するつんのめった姿勢がもの凄い。

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そう、いつもの様に、いつの間にか始まってしまった気がするのは、彼らのお気に入りのステージ、そこはステージ下。初来日の渋谷NESTでのライブ時こそ、たまたま彼らが滑り込んで毛布で作り上げたステージが自分の目の前だったものの、それ以降は何度見ても、「あら、今日はあんなとこで」と思っているうちに人だかりが出来ています(笑)。

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BRIAN Cのハットに我勇んで戯れようとするオーディエンスは、何もキッズばかりではありません。そこも日本とは違うと言えば違うのかも知れません。ここでは、大人も子供も楽しむ時は皆同じ。
途中、私達客が逆にステージに上がる事も出来る状態になって来たため、写真を撮るにはなかなかのポジションが取れました(笑)。
嬉しそうにハイハットに手を触れようとする人はスティックで払いのけるも、途中、熱気か音量レベルに絶え兼ねたのか、よろけ出したキッズには気遣う柔和なBRIAN Cの姿もしっかりと目に収めながら、これで既に4回程は観ているLIGHTNING BOLTだった私は、どちらかと言えばオーディエンスとLIGHTNINGの二人の対峙を楽しんで観ていました。

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それにしても、冷静にしっかり見れる位置から改めて思ったことは、MCもほぼ無しに突っ切るように次々と曲をこなしながらも、全くへたれてこないドラミング。この体力と、それをも上回る精神力はただ事ではないと、そんな目線で見ていた自分も終盤には、また再び圧倒されていたのでした。

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