終日降雨というタフなコンディションの初日トリを堂々飾るワーキングクラス・ヒーローを観ようと、ふくれあがったGREEN STAGE。「ROCK 'N' ROLL STAR」「LYLA」「THE SHOCK OF THE LIGHTNHNG」という流れで幕を開けた。
NOELが「THE MASTERPLAN」の前に新たなドラマー、CHRIS SHARROCKを紹介する。彼の参加はバンドのレパートリーを活性化させている。例えば「SLIDE AWAY」のようなレイジーなスタイルがさらに引き立ち、また「WONDERWALL」「SUPERSONIC」あたりのアンセムの新鮮な感覚も貢献の結果なのではないだろうか。
NOELが再びアコースティックギターで歌いはじめたのは「DON'T LOOK BACK IN ANGER」。レイドバックしたバージョンだが当然サビは大合唱状態。「CHAMPAGNE SUPERNOVA」がパーティーの終わりのようだ。ラストは「I AM THE WALRUS」。原曲のサイケデリアを力業でねじふせるような解釈、そして最後までふてぶてしいLIAMのパフォーマンスには、やはりTHE BEATLESと肩を並べるバンドとしての衿持があった。