New Audiogram : PREMIUM : FUJI ROCK FESTIVAL '09

ROYKSOPP @ WHITE STAGE
[2009-07-26 23:56]

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ROYKSOPPが2005年のRED MARQUEEを満員にしたときのパフォーマンスは神がかっていた。憂いを帯びたメロディライン、スムーズなビートといった魅力をライヴに確実に落としこんでいたと言っていい。

先頃発表した『JUNOIR』は、クラブ・シーンから登場したTORBJORN BRUNDTLANDとSVEIN BERGEのコンビがポップスターとして誕生したアルバムだと言える。ブームボックスが描かれたステージに、ベース・プレーヤーそしてシンガーを加えた編成から生まれるシンフォニックで厚みのあるシンセ・サウンドと、少し気恥ずかしい80年代っぽさで統一されている。

フィーチャーされたシンガーの大仰さまで計算ずくだとしたら相当なもの。一昔前のTVスター並の衣装や、寸劇めいたやり取り、一曲終わるごとにMCを挟む構成は、メドレーのように自らの楽曲を繋げていくことの多い昨今のDJアクトに比べると、時代錯誤なまでの行為だが、彼らがやるならなるほどと膝をうつ。そこに「POOR LENO」など過去の楽曲も加えるという荒業で、今年のWHITE STAGEの有終の美を飾った。

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