New Audiogram : PREMIUM : FUJI ROCK FESTIVAL '11

2日目終了!!
[2012-07-29 00:20]


2日目、GREEN STAGEのトリを務めたNOEL GALLAGHER'S HIGH FLYING BIRDSのライヴが終了したところで本日のライヴ・レポートは終了です。

明日はとうとう最終日です!!
この2日間は天気が大きく崩れることなく来ているので、最終日も天気がいいことを願うばかりです。明日も現地よりレポートをお届けするのでお楽しみに!!

NOEL GALLAGHER'S HIGH FLYING BIRDS @ GREEN STAGE
[2012-07-28 23:09]

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結成直後から精力的に日本でライヴを行い、グリーンステージに「帰って」きたノエル・ギャラガー。

あのノエル節のメロディラインの安定感に加え、「AKA... What A Life!」の四つ打ちへのアプローチなど、プロダクションについても新機軸に挑んでいくことを表明したファースト・アルバムの世界を、ステージにおいても展開。

本編途中にアコギでさらりと披露した「Supersonic」は、原曲に隠れがちだったメランコリーにフォーカスし直すことに成功していたし、終始リラックスしたムードが漂っていたのがよかった。アンコール、「Whatever」「Little By Little」のあと、フジロックのための曲という前置きに続いて「Don't Look Back In Anger」という大盤振る舞い。 オーディエンスの「結婚して!」という声に真面目に受け答えしたり、気さくな人柄がそこかしこににじみ出ていた。そしてOASISにノエルの哀愁に満ちた、シンガロングせずにはいられないメロディが果たした役割についても、確実に日本のリスナーに届けられたことだろう。

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THE SPECIALS @ GREEN STAGE
[2012-07-28 19:48]

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THE SPECIALSの2枚のアルバムは、80年代から音楽で人生が変わったある種の人にとって、もうCDを聴かなくてもいいくらい頭のなかに刷り込まれているから、やはりテリー・ホール含むオリジナル・メンバーにより「Do The Dog」で幕を開けたライヴには踊らずにはいられなかった。

スカの古典、というよりも、今のポップ・ミュージックの礎となった方法論をこうして生で味わうことにより、あらためて彼らのリズムへの取り組みの革新を知る。「ロンドンオリンピックの日本女子サッカーチームに捧げます」という言葉のあと「Gangsters」、華やかな「Nite Klub」、涼しさを増したこの時間にふさわしい「Do Nothing」、クラシック「Little Bitch」そして「Enjoy Yourself」。顔色ひとつ変えずクールにふるまうテリー・ホールのかっこよさたるや。

アンコールにも応え「踊る準備はいいかい?」とプレイされた「Guns Of Navarron」で、グリーン一面ポゴダンスと化したのだった。

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THE D.O.T. @ RED MARQUEE
[2012-07-28 19:25]

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フジの歴史のなかでも忘れられない名場面を幾つも残したTHE MUSICのロブ・ハーヴェイと、THE STREETSのマイク・スキナーが結成した新バンドのお披露目、これが素晴らしかった!

既に発表されている「Whatever It Takes」を筆頭に、レゲエをベースにしたストリーツの系譜を受け継ぐシャープで猥雑なブレイク・ビーツに、ミュージックを思い出さずにはいられないアンセミックな歌が加わる。
ギターとキーボードを前にしたふたりの骸骨がバックのスクリーンに写し出されるなか、UKソウルのマナー溢れるナンバーから初期ハウスのいなたさたっぷりのトラックなど、とにかく曲調はバラエティに富んでいる。この化学反応は、かつてのBEATS INTERNATIONALの折衷感にも似ている。ロブのギターのカッティングとともに、あの独特のダンスも健在。そしてスキナーのトラックでこれほどポップなメロディが奏でられるのも新鮮。

体験しまったらもはや必然としか言いようのないコラボレーションだった。

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MONO @ WHITE STAGE
[2012-07-28 16:05]

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エポック・メイキングな『Hymn To The Immortal Wind』を経て新作発表が待たれるMONOがオーケストラを従え出演ということで、海外でもその名を知らしめるだけに、外国人オーディエンスも多数ホワイトに詰めかけている。

炎天下の苗場の温度を数度下げる、冷気漂うノイズと20名のオーケストレーションとともに奏でる人智を越えた轟音。決して即効性があるわけではなく、じっくりとストーリーを追っていくことで味わう曲たちを、フジロッカーズも固唾を呑んで聴きいっている。
映画のサウンドトラックに使われてもおかしくない、過剰なまでにドラマチックな旋律が構築されていくのに体を身を任せていると、ポストロックうんぬんというところを抜きにして支持を得るMONOの特長とされるオリエンタルなメロディの際立ち方は、今後さらに推し進められるのではないだろうかと感じた。

荘厳な雰囲気をホワイトの空間に満たし、パフォーマンスは終了した。

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SPECIAL OTHERS @ GREEN STAGE
[2012-07-28 12:39]

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圧倒的にフィールドオブヘブンのイメージの強いSPECIAL OTHERSが広いグリーンのステージで演奏をしている。いつものようにタイトに円陣を組むようなセッティングから、おおらかなジャムが奏でられる。グリーンの芝生の上で彼らの音を浴びることができるのは格別だ。

ジャムバンド的な個性を超えて音楽の新しい探究と楽しみかたを伝えることを継続してきた彼らの人気の拡大と、現在のフェス隆盛との関係は無視できないし、実際影響力は相当なものだと思う。「グリーンステージに立とうなんて思ってもいなかった」「夢のまた夢だと思っていた」宮原と芹澤が口にする。自分たちのリズムを崩すことなくここまできた感慨に溢れていた。10月にニュー・アルバムをリリースすることも告知され、最後は「Laurentech」。全ての野外フェスティヴァル・フリークのアンセムといってもいいくらいのこの曲のあと、オーディエンスと記念撮影を敢行したくらい、彼らにとって、そしてフジロックにとってもメモリアルなライヴとなった。

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ASPARAGUS @ RED MARQUEE
[2012-07-28 11:28]

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今日も晴天に恵まれた2日目朝イチのレッドマーキーに登場した3人。

ニュー・アルバム『PARAGRAPH』から「Analog Signal Processing」の性急なビートで始まると、早くも前方でクラウドサーフが起こる。途中、渡邊忍が4年前ホワイトに初登場した時のことを、解散しようと思ったけど、続けてきてよかったと冗談混じりに回想、原も「超うれしい!」と返す。
エレキから持ち替えて「アコギをかきむしって森の妖精を失神させる!」と「I'm off now」。カラッとしたアコギの響きがレッドのガレージーな音の鳴りにはまっている。後半は「SILLY THING」そして「MEND OUR MINDS」ではドラムにあわせ拍手がおこる。最後の「FALLIN' DOWN」ではさらに波に乗るオーディエンスが増える。

エモーショナルで感情をゆさぶるバンドの表現が伝わる、あっという間の40分だった。

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フジロック2日目!!
[2012-07-28 08:44]

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2日目の天気も快晴です!!
今日も暑くなるので水分補給はこまめにとるよう気をつけて下さい!!

本日のライヴ・レポート1発目はRED MARQUEEのトップバッターASPARAGUS!!
お楽しみに!!