Amy Winehousが流れるWHITE STAGEにメンバーが登場。「雨のなか残ってくれてありがとう。でも止んだね!」の言葉とともにスタート。思わず太陽も顔を覗かせるサニーなファンク・ナンバーたち。
彼らがレアグルーヴのムーヴメントをルーツしていることは自明の理だが、ソウル/ファンクのアクトにありがちなテクニックのひけらかしもなく、ダンス・ミュージックとしてのパーツであるとかブレイクネタとしての楽曲に取り組んでいるというのでもない。もっと懐の深さがあるというか、THE JAMES TAYLOR QUARTETばりのクールなオルガン・インストもあるけれど、存在自体がいなたさを醸し出している。
ともかくフジロックに毎年欠かせないファンク・アクトの筆頭であることは疑いようがない。途中「いいニュースと残念なニュースがあるんだ」と、残念ながら不参加となったBuddy Guyのかわりに日曜の夜のオレンジコートに出演することを発表したが、いやぁ頼もしい存在です。
Text : KK