New Audiogram : PREMIUM : FUJI ROCK FESTIVAL '10

ザ・クロマニヨンズ @ WHITE STAGE
[2010-07-31 19:00]

身動きできないくらい観客が集結するなか、手で"C"を型どったシルエットのバックドロップが掲げられたステージに4人が登場。こうしたフェス空間におけるザ・クロマニヨンズの人気は絶大だ。「グリセリン・クイーン」や「鉄カブト」といった近作曲のみならず、「タリホー」などシンガロング必至のナンバーを立て続けに披露し、そのシンプルかつ即効性の高いロックンロールが、一気に会場を熱で包んでいく。

苗場というロケーションに相応しいブルージーな「草原の輝き」では、気持ち良くなり過ぎて長くなってしまったとヒロトが笑う。人々を繋ぐロックンロールの魅力について、ヒロトは「世界中がアウェイじゃない気がする」とMCする。例えば世界共通言語としてロックンロールを捉えるなら、最もその楽しさを伝えているバンドは、(あくまで私見だが)RAMONES、そしてきっとこのザ・クロマニヨンズがダントツであるに違いない。

(KK)