New Audiogram : PREMIUM : FUJI ROCK FESTIVAL '10

ASIAN KUNG-FU GENERATION @ GREEN STAGE
[2010-08-01 11:40]

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心地よい朝を迎えた苗場に「新世紀のラブソング」のイントロのブレイクビーツが鳴り響く。9.11以降の世界とどう対峙していくかの彼らなりの表明であるこの曲は、フェスティヴァルという理念に可能性を求め、自らも実践してきたアジカンにとって、最もフジロックの場で演奏したい曲だったのではないだろうか。

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「フラッシュバック」に端を発した攻勢では後藤が眼鏡が外れる程のアグレッシヴさをみせ、新作からも疾走する「マジックディスク」、軽やかな「迷子犬と雨のビート」をプレイ。後藤の「言葉にならないですね、GREEN STAGEは」というMCがあったが、最後の「転がる岩、君に朝が降る」のディレイとともにステージを去るまでのすべて、その音楽とパフォーマンスこそがメッセージそのものであったと言える素晴らしいアクトだった。

(KK)