New Audiogram : PREMIUM : FUJI ROCK FESTIVAL '13

BJORK
[2013-07-27 23:16]

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Photo : Kenji Kubo

2日目グリーンのヘッドライナーBJORK。アイスランドの総勢10数名におよぶコーラス隊、そして2名のサポートを従え、アルバム『バイオフィリア』で試みたようにDNAレベルでの自然界の驚異とテクノロジーの関係を最小限のアンサンブルで表現する。ときに深遠にそしてときに『スプリング・ブレイカーズ』の女の子たちのように無邪気に踊りまくるコーラスは、「アーミー・オブ・ミー」など代表曲を猥雑なビートでのリミックスで解体してしまうビョーク自身の分身に違いない。意図的なこの簡素な舞台演出が、 コケティッシュな立ち振舞いとダンス、ミラクルな声を際立たせる。終始 「ありがとう!」と繰り返していた ビョーク。アンコールには「一緒歌って、カラオケ!」のMCのあと「Declare Independence」でパンキッシュに終了。蛇足かもしれないけれど、スクリーンに一度もステージ上の演者を映さなかったことも、パフォーマンスに肉体的にのめり込むことができた理由のような気がした。