「苗場をディスコに変えようぜ!」の石毛の一声の通り、何回ディスコっていえばいいのかっていうくらいの力業でthe telephonesがホワイトをダンスフロアに変える。シンセサイザーの岡本の無軌道なダンスも暑さのためか倍増。8年前地元の埼玉で結成以来夢見ていたというフジロック初出演。大自然の緑が言ってみれば特殊舞台効果であるホワイトで、いつもミラーボールを回し続けている彼らは完璧なディスコ愛に満ちた「A.B.C. DISCO」のあとザ・ラプチャーをさらに猥雑にしたような「It's All Right To Dance」 あたりからバンドの鋭角なポストパンク感を強調。 ラスト、フジロッカーズに捧げられた「Love&DISCO」まで、 楽天的な感覚の再獲得も含めディスコという言葉を大切に活動を続けてきた彼らのルーツにはやはりニューウェーヴにあることを、タフなバンドの音の塊から受け取った。最後の「ライヴハウスに来てください」というメッセージもフジロッカーズに伝わることだろう。