2012.1.10 (tue) @ YOKOHAMA BLITZ, Kanagawa
2011年9月に最新アルバム『ヴェロキラプトル!』を発表し、大晦日にはイギリス最大規模、ロンドン・オリンピックでも使用されるO2アリーナでカウントダウン・ライヴを決行したKASABIAN。しかもその模様が世界同時配信されたことで、日本でもKASABIANで年越しという人も多かったはずだ。新年早々から話題を提供してくれた彼らだが、今まさにジャパン・ツアー"KASABIAN JAPAN TOUR 2012"の真っ最中。現段階で、横浜、大阪、名古屋でのライヴを終え、残すは1月15日、16日におこなわれる新木場STUDIO COASTの2公演となった。そのツアー・ファイナルを迎える前に、ツアー初日(1月10日)の横浜BLITZ公演の模様をお届けしておこう。

KASABIANのジャパン・ツアーは実に2年半振り。当日は寒波にも関わらず、オープン前から来場者が続々と集まり、久しぶりの来日ライヴへの期待感が早くも伝わってくる。若い世代から往年のロック・ファン、仕事帰りと思われるスーツ姿の男性まで幅広い客層で会場が埋まる。開演が迫った頃には、SEでのデヴィッド・ボウイの「スターマン」、そしてピンク・フロイドの「シー・エミリー・プレイ」などが流れ、早くも会場がKASABIANの世界観に染まっていく。そして遂にステージ上にメンバーが登場し「デイズ・アー・フォーガットゥン」という文句なしの掴みでスタート!


ヴォーカルのトムが「アリガトウ!」とオーディエンスに応えると、続いて「シュート・ザ・ランナー」、「ヴェロキラプトル!」、「アンダードッグ」、「ホウェア・ディッド・オール・ザ・ラヴ・ゴー?」と新旧の楽曲が交互に押し寄せてくる。冒頭からファンにたまらない展開だ。特に『ヴェロキラプトル!』に収録された、最新曲のライヴ・アレンジが素晴らしく良い!


中盤に差し掛かるとトムが一旦ステージから下がり、サージが歌う「テイク・エイム」が披露される。この曲では、サポート・ギターとしてファンにはお馴染みのジェイ・メーラーの良さも改めて実感できる。再びトムが戻ってくると「クラブ・フッド」や「エンパイア」といったキラー・ソングが連なり、全方向グルーヴが蔓延していく。後半には、KASABIANの楽曲では異色の「グッバイ・キッス」が。メロウなこの曲がライヴ全体のアクセントにもなり、トータルで極上なエンターテインメント・ライヴというパッケージを完成させた。演奏が終わると、事前にツイッターでも話題になっていたが、翌日がトムの誕生日ということでサージの口火で「ハッピーバースデイ」を皆で大合唱。新木場STUDIO COAST公演に行く人は、再度お祝いしてみてはいかがだろうか。



アンコールの際にはフロアのオーディエンスを巻き込んだ、まさに全参加者一体型のパフォーマンスも決行し、この日一番の盛り上がりに。海外では数万人単位のライヴがメインとなったKASABIANだが、至近距離で楽しめる今回の日本公演は本当にレアなケースと言えるだろう。特にツアー・ファイナルとなる1月16日の新木場STUDIO COAST公演は、特別なライヴになりそうな予感も。このチャンスを見逃さないで欲しい。
Text : G.N.PRINCE
Photo : Ryota Mori
![]()
KASABIAN OFFICIAL WEBSITE
KASABIAN OFFICIAL Myspace
![]() |
ヴェロキラプトル! カサビアン |