私はフェミニストではないけれど、もし、女性は物作りには適さないなどと言ってる人がいたら頭を切断して直接脳みそに爆音で聴かせてあげたい。彼女の演奏するアコーディオンとホルンのハーモニーが絶妙に溶け合い、西洋でも東洋でもない未開の地へといざなう。サン・ラやピーファンクの地球以外の土地の世界観にも似ているのだろうか。”Woman is the nigger of the World”?
息子モレーノプロデュース作品。トロピカリズモ、サンバを超えてたどり着いたすきとおったな小さな泉のようなサウンド。カエターノのボーカルはとても豊かだけど音全体はとてもシンプルでオーソドックス。長年彼のバンドの中枢であるジャキス・Mは「彼は私よりも年上だけど彼には新しい音楽をいつも教えられる」と言っていた。ライブでニルバーナの「Come as you are」を熱唱していたのを思い出す。
モデルのAYA(Vo,G)とCASS(Vo,Dr)による、話題のレディース・デュオ・バンド。フライングVとドラムによるツイン・ヴォーカル/ツイン・ソングライトで、ギャルバンの新しい形を提示。2008年4月にミニ・アルバム『A red strange fruit was crushed with a little plosive sound,then it left me a green one.I bite it once in a while,when it rains.』をリリース。4月25日には、新曲のほか、ゾンビーズやAkon feat,Snoop Doggのカヴァー、ゆらゆら帝国によるリミックスやルガー・イーゴこと瀧見憲司によるリミックス(ベースはグループ魂の小園竜一)も収録した7曲入りミッド・アルバム『Will You Marry Me?』(初回プレスのみDVD付き2枚組)をリリース。