2009.10.10 (sat) @ Tokyo JCB HALL, Tokyo
ACTs : LOW IQ 01 & MASTER LOW / KEN YOKOYAMA / BRAHMAN / ACIDMAN
今年でソロ・デビュー10周年をむかえたLOW IQ 01。3月にライヴDVD『LOW IQ 01 SUPER DOUBLE SHOWS at EXCITING PLACES』、6月にベスト盤『THE VERY BEST OF 01』、7月にシングル「NOT ALONE」を発表し、ツアーやフェスなど精力的に活動してきたイッチャンが、アニヴァーサリー・イヤーのピークといえるライヴを敢行した。その"MASTER OF MUSIC"は、彼にとって初の主催イヴェントでもあるのだ。ゲスト・アーティストは、イッチャンのカヴァー・アルバム『HELLO ! LOW IQ 01』にも参加した気心の知れた強者ばかり。
BRAHMAN
ACIDMAN
KEN YOKOYAMA
超満員のJCBホールに、まず怒涛のサウンドを轟かせたのはBRAHMANだ。曲間なしの全力疾走ライヴで、観客は早くもモッシュ&ダイヴの嵐。続いて登場のACIDMANは、壮大かつパワフルなサウンドで観客を魅了する。そして、イッチャンの盟友である横山健率いるKEN BANDは、最高にポップで勢いたっぷりのライヴをめいっぱいやりきった。
LOW IQ 01
さて、この日の主役イッチャンのライヴは、BACK DROP BOMBの白川貴善のイントロデュースからステージの幕が開き、ヘヴィな「F.A.Y.」でスタート。ハットにロング・ジャケットの3つ揃えという紳士のような出で立ちのイッチャンは、マイクを握ってステージを縦横無尽に動きながら歌う。MASTER LOWのメンバーは、楽曲の良さをライヴでさらにアップさせるアレンジの妙を見せつける。観客も、熱いステージ上に呼応するように、サビで合唱、ハンドクラップと応戦だ。この盛り上がりは出演者にも広がり、「RULES」でTOSHI-LOWが飛び入りしてイッチャンとの掛け合いコーラスを披露。
ライヴは「NOT ALONE」から後半戦に突入。爽やかな「your color」、「WAY IT IS」の泣きメロに転調など、グッとくるポイントも続出。そこから一気に激しい「Super Prodigy」で本編ラストに持ってくイッチャンの手腕もニクいぞ。
今回のライヴは10周年記念ということで、現行ユニット総動員のアンコールがまたすごかった。ギターを抱えたイッチャンとドラムの恒岡章によるBEAT BREAKERが登場し、「五日はまた雪 (More Speed Ver.)」をかなりハードに演奏する。そこにベースの村田シゲが加わり、こんどはRHYTHM MAKERSとして「LITTLE GIANT」をプレイ。しかもヴォーカルは、この曲のモデルでもあるMARS EURYTHMICの磯部正文。こういう仲間感や絆みたいなものが、さらりと見えてくる感じがものすごくいい。イッソンが歌う横で、イッチャンはシゲと楽器を交換しヘッド・バンギングでベースを弾きまくる。SUPER STUPID時代を彷彿させるその姿に、胸を熱くした人も少なくないだろう。さらなるアンコールは、MASTER LOW+恒ちゃんの超強力ツイン・ドラム編成で登場と来たからたまらない。
「T.O.A.S.T」では、ACIDMANの大木伸夫が歌ったり、浦山一悟がドラムを叩いたりと、もはやノールールのお祭り状態。そして最後は、イッチャンのバク転でライヴは締めくくられた。「オレ、音楽やっててほんとよかった。ありがとう!」という彼の言葉に偽りなしでしょう。10周年という最高の通過点をバネに、イッチャンはまだまだ爆進していく。そう確信させる、イッチャン版"ありがとうが爆発する夜"だった。
Text : Keisuke Tsuchiya
LIVE REVIEW : "LOW IQ 01 presents MASTER OF MUSIC"
PREMIUM : LOW IQ 01 Interview
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