混沌とした2000年代も間もなく終わり。様々なジャンルの音があふれかえり、より繊細により複雑となった2000年代の音楽を総括する意味も込めて、New Audiogramになじみの深いアーティストたちに2000年代のベストを挙げてもらいました! それぞれ思い出深く、影響を受けた作品がズラリと並んでいます。来るべき2010年代を迎える前に、2000年代をLOOK BACK! Q. 2000年代に発表された作品でBESTだと思うものを3枚挙げてください。また、その選出理由もお答えください。 Q. あなたにとって2000年代とはどんな日々でしたか? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【コメント】
すみません、あと1組、加えさせてください。the chef cooks meの『アワークッキングアワー』です。この4作品の順位はつけません。僕は彼らがいなかったらバンドをやってなかったと思う。LITEで関わった、かけがえのない下北沢ERAと言う小さなライヴハウスの同期生。今もいつでも、今後もずっと関わっていく仲になるでしょう。そして、LITEの他メンバーは誰よりも尊敬できるプレイヤーであって、僕のことをわかってくれる人だと思う。彼らがいなかったら僕はベースを弾いていなかったし、たくさんの人たちとの出会いもなかった。自己愛で何が悪い。LITEというバンドが楽しくて仕方がないのです。 【2000年代を振り返って】
僕がベースを始めたのが14歳なので、2000年代はいつでも僕の隣にあったのはベースと言う楽器でした。夏休みの半分以上使い果たして、気が狂うほど様々な楽曲をコピーして、学校でひたすら練習して、バンドを組んで、ライヴハウスに出演するようになって、LITEに加入して、インディーズ・レーベルからCDを発売し、ツアーを回り、海外へ進出し、海外のバンドをリリースするParabolica recordsと言う名のレコード会社を作り、LITEは自身のレコードレーベル"I want the moon"を設立、リリースした。これがこの10年間にあったすべてです。悪くない。
【コメント】
THE RAPTUREの登場はなにもかもが衝撃的でした。KLAXONSにはバンドと言う概念の幅をもっと広げられ、FRIENDLY FIRES何もかもが素晴らしい。 【2000年代を振り返って】
怒濤でした、色んなことに挑戦してきました。これからも色々挑戦していくと思います。
【コメント】
『KID A』がきっかけに、それまであった"バンド・サウンド"という枠が取り払われた気がします。今聴いても10年前の作品とはとても思えないです。JIMMY EAT WORLDは純粋に曲やアレンジが個人的に凄く好きです。GREEN DAYもとにかくどの曲もいいし、アルバムとしてもホントに完成されてると思います。 【2000年代を振り返って】
10年間ひたすらライヴとレコーディングの繰り返しで、まさに音楽漬けの日々でした。そしてこれから先もそうありたいです。
【コメント】
THE FLAMING LIPSのDVDは遂にバンドのライヴもここまできたか! とびっくりしました。THE STROKES、CSSは新しく好きになったバンドの筆頭です。 【2000年代を振り返って】
ここ10年は、やはりフェスです。たくさんのフェスに出演したり、遊びに行ったり、海外、日本、大御所〜若手まで普段見れないたくさんのアーティストを見ました。忘れられない思い出がたくさんあります!
【コメント】
音楽界のジダンとも言うべき3枚です。ヘアースタイルではないですが、SQUAREPUSHERは若干近づきつつあります。 【2000年代を振り返って】
多くの出会いと別れがありました。
【コメント】
ちょうど先週、THE STROKESのデビュー作を聴き直していたところなんだ。彼らの登場後に多くのロックンロール・バンドが出てきたけど、どれもが60年代、70年代の焼き直しなのに対して、THE STROKESは自分たちだけのスタイルを確立していて実にユニークな存在だよ。それにオシャレだしね。 【2000年代を振り返って】
この10年間はぼくらの音楽が発展していった日々だったね。色んなスタイルを試してみて、ついに自分たちだけのスタイルを見つけたんだ。そうしてTHE SHOESは誕生したわけなんだよ!
【コメント】
この3枚は順位つけられません。自分の音楽に対する考え方を変えた3枚。初めて聴いた時の衝撃が今でも鮮明に思い出すことのできる3枚です。 【2000年代を振り返って】
2000年代はRiddim Saunterのことで頭がいっぱいでした。上京から始まり、Niw!からのリリース、ツアー、海外でのライヴ、本当に初めてのことばかりで刺激的でした。人生の中で一番濃い10年間になると思います。
【コメント】
10年分!? なんと無茶な企画! あまりにも宇宙規模につき、自分絡みの3枚をあげさせてもらいました。順位というよか、時系列でございます! 【2000年代を振り返って】
SCAFULL KING活動休止が2001年1月なので、それ以降の音楽人生って感じです。色々な事が始まりだした10年でした。次からの10年もさらに色々始めていきます。いつまでも創作し続けたいです!
【コメント】
90年代パンク、ハードコア、エモ一辺倒だった自分は、2000年代に入ってから好みの音楽の幅が広がった気がします。上記の3枚は特にiTunesで再生回数が多かったので。THE STROKESを知った時はバンド辞めたくなりました。Ben Kwellerを知って、さらにルーツロックに興味が湧きました。Elliot Smithは俺の中ではまだ生きてます。 【2000年代を振り返って】
第二の思春期。やっと少年から大人に変わりました。
【コメント】
1位はダントツでこのアルバム! 楽曲の素晴らしさと声とソリッドな演奏に衝撃を受けて、今でも聴きまくってます! すべての作品カッコいいですが、特にこのアルバムは歴史に残る作品だと思います。THE KOOKSは1stからとてもカッコ良かったですが、このアルバムでやっぱりこのバンドはカッコいいと再認識できました。セクシーな声と彼らが作る楽曲は相性抜群です! Jerry Lee Lewisは僕の好きなロックンロールマンの1人で、今現在もロックンロールを歌い続けてくれていことが、とても嬉しかった作品でした! 相変わらず最高だし、参加アーティストがすごい! 【2000年代を振り返って】
本当にたくさんのすばらしい作品が、たくさん生まれて、すごく刺激を受けた時代でした。色々な音楽が世の中に出回っていて、本当にすばらしいことだと思います。
【コメント】
聴いた瞬間に衝撃が走りまくって、唯一無二のセンスにアゲられまくったのが特にこの3枚です。アフロビート(TONY ALLEN)、ニューウェイヴ×ハードコア×ハウス(!!!)、ストーナー(QUEENS OF THE STONE AGE)、表現は様々ですがみんなバッキバッキのビリビリです(笑)。 【2000年代を振り返って】
NIRVANAの影響が強すぎて、作る曲がどれもこれもNIRVANAになってしまっていたのが僕にとっての2000年初頭でした(笑)(影響を受け過ぎてしまうのでしばらくほんまに封印してて、最近やっと普通にかっこいいなと思ってきけるようになりました)。その後Jimi Hendrix、Robert Johnson、Bob Marley…ルーツを掘り出して、どんどん自分の好きな音楽が広がっていきました。
【コメント】
90年代末にふき荒れたBIG BEATが落ち着きフレンチタッチ的フィルターハウスに夢中になりはじめた2000年に登場したPHOENIXにやられ、覚醒したDAFT PUNKから始まる2000年代を象徴するかのようなエレクトロの幕開け。CUBISMO GRAFICO名義のアルバムの集大成的なアルバム『UNTITLED』を作ったのが2002年。ドイツ盤を出してもらってヨーロッパDJツアーしたりTGMXとワールドカップで浮かれたり。さらに2000年、30歳の時から始めたバンドでいろいろやってるうちに2009年アメリカまで行くことができました。続けてみるもんだよね。 そして…2002年に上京してきたRIDDIM SAUNTERは7年後に素晴らしいアルバムを作りました。最初にタイチに会ったのは2002年冬の青山。2000年代前半はDJから発信されるような音楽を中心に聴き、中盤からはバンドや生音と打ち込みが混ざったようなモノに変わっていった印象です。 【2000年代を振り返って】
夜遊びを続けてきたことによる素敵な仲間たちの増加、その犠牲となったハイトーンヴォイスの喪失(夜遊び酒焼け)。30歳からの10年をこんなに充実していられるとは夢にも思いませんでした。音楽を好きで良かったと思います。
【コメント】
いや、2000年代ベストなんて選べませんて…。なのでiTunesから適当なバンド・サウンズをトイスもといチョイスしてみました。でも総合的にはMeshell Ndegeocelloしか聴いていない気もします。 【2000年代を振り返って】
バンドばかりしていた気がします。そして音楽を聴くフォーマットがガップリmp3などのデータ形式になりました。時代は変わりましたね。
【コメント】
この3枚は2001年頃、良く聴いたなぁ…ってさっき、いろいろ想い出しました。2000年代ってーとかなり大きなくくりだな。他にもたくさん、名盤あると思うのだが、2000年代初期の名盤ってことで、取り急ぎマスト。 【2000年代を振り返って】
今やってるバンドを始めたのが、2000年末だそうで。あんま憶えてないのですが…。この10年の間にフルアルバム×2枚出せたし、結婚もしたし、子供も2人出来たし。会社も作ったしで、なんだかいろいろスゲーぜ。俺っ!(褒めて!) 2010年代もよろしくお願いします!
【コメント】
中学生の時にハマって以来、KILLING JOKEのアルバムにハズレは1枚もナシ! と思ってます。EARL GREYHOUNDは、まず見た目をチェック! 完璧です! 札幌のバンド、FLUKEを俺は日本一のバンドだと思ってます! 【2000年代を振り返って】
2002年に当時やっていたWORDという自身のバンドで、フジロックへの出演依頼を若気の至りかパンク魂か分からないが断った7年後に、現在所属のマスドレでフジロックのステージに…人生色々です。
【コメント】
まず初めに言いたいのは、この3作の他にもたくさんの作品から影響を受けたので、今回これを選ぶのは非常に苦労したこと。THE STROKESのレコードが世に出て以来、ニューヨークのすべてのインディーバンドに注目が集まって、皆がファッションにも気をつかうようになったわね。個人的にはMissy ElliotやLauryn Hillの登場以降のヒップホップは少々つまらくなったけど、OUTKASTの名作の登場でその気持ちは大きく変わり、再びヒップホップはエキサイティングなものになった。 【2000年代を振り返って】
2006年の音楽シーンはおもしろかったわね。
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2000年代に一番聴いたアルバムは『KID A』。全曲心を掴む。このアルバムの出現によって、90年代に起きたエレクトロニックサウンドの源流がUKロックと混ざり合い、広く世界中に浸透するきっかけになったと思う。『POINT』は2001年のリリース当時に毎日のように聴いていました。ジャケットやPV、さらにライヴの演出までこれほどまでにアイデアとユーモアに溢れ、統一感のあるアーティストは世界的に見ても唯一無二の存在。SOULWAXはLCDサウンドシステム、MYLO、TIGAと共に僕らも多大な影響を受けた。